ママを悩ます水回りの虫対策とは?発生原因や子どもにも安全な撃退法
きちんと掃除をしていたつもりなのに水回りに虫が発生してしまうとショックですよね。子どもがいると薬品を使うことに抵抗を感じ、なかなか虫を撃退できないというママも多いのではないでしょうか。そこで今回は、水回りに虫が発生してしまう原因や、子どもがいても安全にできる撃退方法をご紹介します。
水回りに発生しやすい虫と発生原因とは
高温多湿を好み飛び回る「チョウバエ」
高温多湿な環境で繁殖しやすいので、梅雨から夏にかけて見かけることが多いでしょう。部屋の中を飛び回るとうっとうしく感じるかもしれませんが、特に人に害を与えることはないといわれています。
しかし、まれに人の鼻や口などから体内に入ってしまい、腹痛や下痢を起こすこともあるようです。排水口の奥などで大繁殖してしまうと根絶が難しくなるので、早めに対処したいですね。
冬に水回りに発生する頻度が増える「ゲジ」
しかし、その見た目とは裏腹に人間に害を与えることはほとんどないといわれています。むしろ、ゴキブリやクモなどの昆虫を餌とするため、図鑑などで調べると益虫として紹介されていることもあるようです。
駆除をするには、餌となるゴキブリやクモを家の中に生息させないことが根絶に繋がるでしょう。害はないといっても、見た目から不快感を感じれば生活の質も下がるので、見つけ次第駆除したいですね。
温かいお風呂場を好む「チャタテムシ」
その理由として、湿度が高く温かい場所を好むチャタテムシの性質があります。また、餌になるものは紙だけでなく、カビや食品なども食べるため、カビの生えやすい浴室はチャタテムシにとって最適な繁殖場所になりやすいでしょう。
人を刺したり噛んだりすることはないといわれていますが、死骸を吸い込むことで喘息などに繋がる可能性があるので、大繁殖する前に駆除することが大切です。
殺虫剤は控えたい!理由と水回りの虫の対処
子どもが吸い込むと危険な殺虫剤もある
長らく人体にとっては安全なものとして出回ってきましたが、最近の海外の調査で成長期の子どもにおよぼす影響が分かってきました。それは、乳幼児期にピレスロイド系殺虫剤を頻繁に使うと、成長してからピレスロイドに対して敏感になってしまうというものです。
たまに使う分にはほとんど影響はないと考えられますが、こうした調査結果が出ている以上、子どもがいるところでの使用はよく検討したほうがよいかもしれませんね。
「熱湯」なら安全に虫を撃退できる
チョウバエが好みやすいお風呂場は、こまめに掃除をしていてもエプロンカバーの裏や浴槽下の空間まではなかなか手が届かないというママが多いと思います。お風呂場で1匹でも見つけた場合は、そういった場所が棲みかとなっている可能性が高いので、虫だけでなく棲みかも意識して熱湯をかけておきましょう。水回りの除菌にもなって一石二鳥ですね。
熱湯は殺虫剤とは違い化学成分の心配がないので、子どもがいても安心して使えるでしょう。ママはやけどに注意しながら、発生した虫を根絶できるとよいですね。
「塩素系漂白剤」で虫もカビも一緒に撃退
塩素系漂白剤をかけると、虫は瞬時にダメージを受けるので、大量に発生してしまったときでも時間をかけずに駆除することができるでしょう。
元々はカビや汚れを取るためのものなので、虫の駆除のついでにカビにもかけておけば虫の餌となるカビもなくなり、しばらくは虫が寄りつくことを防げるでしょう。ただし、塩素系漂白剤は皮膚についてしまうと刺激が強いので注意が必要です。手袋をして換気扇を回しながら安全に行いたいですね。
水回りの虫の発生を予防する対策3選
毎日清潔に保つことが虫発生の対策になる
お風呂場は高温多湿な環境もあり、掃除をしないとカビが生える原因にも繋がります。できれば家族みんながお風呂に入った後に、シャワーで石鹸かすや垢を洗い流し、排水口に溜まった髪の毛などを取り除いておくとよいでしょう。
キッチンのシンクは1日を通して何回も使う場所なので、掃除のタイミングが難しいかもしれませんね。最後の洗い物が終わったときなどと決めて、シンクについた汚れを洗い、三角コーナーの生ごみや食品を処分するようにすると、1日ごとにリセットでき汚れが溜まりにくいでしょう。