
小学校入学前に予防接種の確認を!基礎知識と困ったときの解決法
予防接種の副反応を過度に心配しないで
・DPT‐IPV
局所発赤・腫脹・疼痛の割合は、初回1回目より回数を重ねるに従って割合が増えていく。発赤・腫脹は数日で治まるが、そのほかは長引く場合もある
・MRワクチン
発熱22%、発疹6.6%、症状は1~2日で治まる
・ヒブワクチン
局所発赤腫脹20~40%、発熱が2.5%、不機嫌15%、下痢8%、症状は約3日で消える
・肺炎球菌ワクチン
局所発赤腫脹70~80%、発熱が20~25%、症状は数日で治まる
予防接種では、副反応が心配になるママも多いでしょう。受けるリスク、受けずに感染したときの後遺症も気になりますね。接種時期は限られていますので、後悔のないようにしましょう。
接種忘れに気づいたらかかりつけ医に相談
もし接種推奨時期を過ぎてしまったときは、市町村の保健師やかかりつけ医などに連絡して対応を相談しましょう。
受け忘れの判明で多いのが、風邪などで受診した際にスタッフなどに知らされる、幼稚園や保育園の書類記入のときや海外渡航の際に気づくなどです。
受け忘れてしまった場合、ワクチンの種類によっては効果がない、年齢によってはもうその病気で重症になる可能性が低いから受けなくてもよいとなるときもあります。
しかし、これは医師などが判断することですから、くれぐれもママが自分で判断しないようにしましょう。
まとめ
1回受けたら終わりのものや、複数回受けなければ効果が十分に発揮されない予防接種もあります。母子手帳は予防接種の記録やスケジュールを書いておくなど、赤ちゃんの時期だけでなく長い間役に立つものだったのですね。忘れずに確認しておきましょう。
副反応を過度に心配せず、医師に相談してください。子どもの健康を願う気持ちは、だれしも同じはずですから。