1歳児の髪の毛はどれくらい伸びるの?伸びた髪の毛を整える方法とは
生まれて間もない赤ちゃんは髪が産毛の状態ですが、生後6カ月頃になると産毛から通常の髪に生え変わります。順調に生えると1歳になる頃には毛質がしっかりしてきますが、どの程度の長さになっているのでしょうか。今回は子どもの髪の成長過程や、伸びた髪を整える方法を紹介します。
1歳頃の子どもの髪の毛の成長過程とは
生後6カ月から1歳にかけ毛質が太く変わる
その後、成長にともなって「抜けて」「生えて」をくり返し、生え変わるごとに毛質が太く変わります。成長に時間がかかるため、なかなか濃くならないと感じるかもしれませんね。
また、髪が抜けたり生えたりする「ヘアサイクル」は1本1本異なりますが、抜けるタイミングが重なって抜け毛が一時的に増えることがありますが、生理的なものなので心配する必要はありません。
1歳頃になると黒々とした健康な髪になり、ある程度の長さになっているのが一般的です。
髪は4、5歳頃までに徐々に生えそろっていく
1歳を過ぎるとヘアサイクルがゆっくりになり、生えてから抜けるまでの「成長期」が長くなります。1歳頃までは髪が伸びる前に抜けていた子どもも、1歳を過ぎると「髪が伸びてきた」と感じられるようになるのではないでしょうか。
2歳頃までは乳児期に生えた髪が伸び続けるとともに、太くてしっかりした幼児期の髪も生え始めます。3歳頃になると乳児期の髪が減って毛質が安定し、2歳児のような「毛先だけクセが強い」「毛先だけ色が明るい」髪が減るようです。
その後も髪は成長を続け、少しずつ太くなっていきます。4~5歳頃になると、幼児期の髪が生えそろうようです。
髪の毛の伸び方は個人差が大きい
このサイクルのうち、退行期と休止期の長さは個人差があまりありませんが、成長期の長さは個人差が大きいうえ、成長期に髪が伸びる速度も個人差があります。
また、赤ちゃんはヘアサイクル自体が安定していないうえ、伸びる速さの個人差が大人よりも大きいのが特徴です。
ヘアサイクルが長く伸びる速度が速いと、1歳になるまでに何度も髪を切らなくてはならないかもしれません。一方、ヘアサイクルが短く伸びる速度が遅いと髪がなかなか伸びず、1歳を過ぎても赤ちゃんの頃からほとんど伸びていないように見えることもあります。
1歳児の髪の毛はどのように切ればよいの?
ヘアカット用品は赤ちゃん専用が使いやすい
ヘアカット用品は赤ちゃん専用のものを使うと、スムーズに切ることができますよ。
赤ちゃん専用のクシは細い髪に合わせて目が細かく作られているほか、先端が丸くなっているため顔などを傷つける心配がありません。ヘアカットはもちろん、普段のヘアセットにも使うことが可能です。
また、赤ちゃん用の散髪バサミは柔らかい赤ちゃんの髪が折れ曲がったり、切るときに滑ったりしにくい加工がされています。ハサミの先端が丸く安全で、赤ちゃんに合わせたサイズで扱いやすいでしょう。
手順をおさえて手早く髪を切るのがコツ
【髪を切る手順】
1.髪を湿らせる
2.前髪から襟足、サイドの順に少しずつ切っていく
3.全体の量を調節する
髪を湿らせておくと切ったときのダメージを減らすと同時に、切った髪が散らばるのを防ぐことができます。クシを濡らして髪をといていくと、適度に髪が湿って流れも整いますよ。
また、切るときは髪を持ち上げて切ると耳などを切ってしまう心配がありません。濡れた髪は乾いているときより長く見えるため、切りすぎないよう注意しましょう。
お菓子やDVD、おもちゃで注意を引けば、赤ちゃんが動かずスムーズに切ることができます。
美容院で散髪する場合は事前の相談が大切!
ただし、美容院のなかには「子どものカットは3歳以上」など、年齢を制限しているところもあります。制限をしていない場合でも、小さな子どものカット経験がない美容師しかいないところは避けたほうがよいかもしれません。
赤ちゃんの髪を美容院で切ってもらう場合は、年齢を事前に伝えて散髪してもらえるか、カット経験があるかなどを確認しておきましょう。お店の入口や店内に「赤ちゃんカット」などの表示がある美容院なら安心ですね。
また、切っているときに赤ちゃんがぐずったときの対処法や、ママが抱っこした状態で切ってもらえるかなどを確認しておくとよいでしょう。