6歳から貯金を始めよう!必要な教育資金額や貯め方とサービス
「東大生の子を持つ家庭の半分はお金持ちって聞くけど、よい学校に行くにはお金がかかるのよね」とお悩みのママ。確かに子育てにはお金がかかりますね。子どもが小さい12歳までが貯めどきといいますが、大学卒業までにどのくらい貯めればよいのでしょうか?必要な教育費や上手なお金の貯め方について調べてみましょう。
子育てでかかる必要資金の金額を知ろう!
勉強に必要な教育費にかかる目安の金額
子どもが医学部や大学院まで進んだとすると、金額のことはもう考えたくもなくなってきますよね。国立大学に行ってくれれば、文科系・理科系・医学部などどこに行ったとしても年間授業料は約60万円と格安です。
それでも遠方の大学だと自宅外通学ということになり、家賃や生活費を安く見積もっても月10万円くらいはかかることになります。さらに、私立の学校だと寄付金や設備費など授業料以外の費用まで家計にのしかかってくるのです。
生活するための養育費にかかる目安の金額
項目別にみると次のとおりです。
・出産、育児費用 約91万円
・食費 約671万円
・衣料費 約141万円
・理美容費 約193万円
・お小遣い、レジャー費 約451万円
・私的所有物代 約93万円
合計 約1,640万円
これは平均的な金額ですが、衣料費や理美容費、お小遣いなどで子どもにかける金額には差があるため、家庭によっては養育費がもっと高くなることも考えられます。
決して贅沢をしていなくても、子どもを育てるにはお金がかかるということなのですね。
子ども1人に最大いくら必要か
また、オール私立理系で自宅外通学の子どもの場合は、約5,000万円の費用がかかってくるのです。もしも浪人をするとなると予備校に通うケースもあるので、さらに300万~400万円が上乗せされることになります。
私立医学部に進むような子どもだと、最低6年間は大学に通うことになりますので、約2,000~5,000万円くらいの費用が余計にかかるのです。
いずれにせよ、子育てにはお金がかかることは間違いありません。子どもが手を離れるまでには相当なお金が必要になると考えて、早くから貯蓄をする必要がありますね。
6歳から貯金を効率よく貯める方法とは
子どもが小学生のうちにお金を貯めよう
子どもが中学に入るころになると、部活動や友だちとの付き合い、塾通いなどで小学生までとは段違いにお金がかかってくるようになります。特に首都圏などでは、公立中学・高校よりも中高一貫の私立に進学する傾向が高く、授業料も余計にかかります。
そうなると、お金を貯めるのは子どもが中学に上がってからでは遅すぎるということになりますね。将来の家計への負担を考えて、子どもがあまりお金のかからない小学生のうちから計画的にお金を貯めるのがベストといえるでしょう。
返戻率のよい学資保険を選ぼう
保険会社も資金運用が難しくなり、返戻率が100%以下になってしまうことも多いのですが、中には今の低金利下で105.5%もの返戻率となっているものもあります。100万円の掛け金で約105万円が戻ってくるのは嬉しいですね。
ただし学資保険で高い返戻を受けるには、生まれた直後から契約する、特約はつけない、保険料支払い期間を短くする、年払いをするなどの条件がありますので確認してくださいね。
子ども名義の通帳で貯金をしよう
学歴社会の世の中では、子どもにかける教育費も比較的潤沢といえます。しかし、まとまったお金を用意しておかないと、受験のときなどに家計のやりくりで苦労してしまうこともあるかもしれません。
やはり貯金もしっかりしておく必要がありそうですね。貯金をするときに気をつけることは、子ども名義の通帳で貯金することです。
毎月子ども名義で貯金することによって、そのお金は生活費と別の特別なものということになるのです。毎月1万円を10年間続けることによって120万円も貯めることができるのです。「継続は力なり」ですね。
活用できる公的サポートを上手に活用しよう
児童手当だけでもある程度は貯められる
児童手当は家庭生活の安定と児童の健全育成を目的とした給付金です。0歳から中学校卒業までの児童を対象に、国と地方自治体と事業者が負担して給付します。
家庭によって所得制限はありますが、0~3歳までは子ども1人一律月額15,000円、その後は中学校卒業まで10,000円の手当が給付されます。
たとえば小学校在籍時に1万円を6年間貯金することで72万円も貯めることができます。国立大学の年間授業料が60万円弱ですので、少しプラスすれば入学金も含めた国立大学進学時の初年度分が支払えてしまいますね!