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温室で家庭菜園を楽しみ、食育も!自分にぴったりの方法を見つけよう

温室で家庭菜園を楽しみ、食育も!自分にぴったりの方法を見つけよう

手軽に家庭菜園を楽しみたいのであれば、温室を利用してはどうでしょう?家庭菜園にピッタリの小型の温室は、ホームセンターなどで気軽に入手することができますよ。今回はベランダや庭で子どもと楽しく野菜が育てられる、温室を利用した家庭菜園についてご紹介します。

家庭菜園に使える温室の種類と組立て方

オールシーズンOK「ミニガラス温室」

植物園などにある、ガラス張りの大きな温室をご存知ですか?おしゃれなガラス温室を、家庭でもミニ版で楽しむことができます。

アルミ製フレームと半強化ガラスでできたガラス温室は、腐食しにくく耐久性も優れています。ミニサイズならベランダにも置けるので、家庭菜園でも活躍しますね。

「温室」とありますが、冬の夜中の温室内はかなりの低温になります。冬はヒーターで室内を暖めたり、熱気がこもる夏は扉を開放して風を通したりすることで、オールシーズン利用できますよ。

価格は、ミニサイズのガラス温室だけであれば30,000円弱で購入できます。ヒーターや加湿機能など必要な機材がそろっていると50,000~100,000円で購入できるようです。

気軽に使いたいなら「ミニビニールハウス」

ガラス温室はステキだけど価格がネック、と感じたら、「ミニビニールハウス」をご検討ください。ガラス温室よりもサイズや形が豊富で、選択肢が多いですよ。

家庭菜園で使用するサイズであれば、価格は1,000円程度から。ラック付きタイプでも2,000円程度で購入できます。すでにご家庭にラックがあれば、それに合わせてビニールハウスを探してもよいですね。

外側を覆うビニールがファスナー付きで開閉できるもの、ポットにかぶせるだけのタイプなど色々あるので、利用する場所に合わせて選んでください。

ビニールハウスは太陽が長時間当たると内部が高温になります。温度を下げるための空気の入れ替え作業と植物の成長観察を、子どもとの日課にして楽しんでください。

本格家庭菜園なら「簡易ビニールハウス」

霜に当たっておいしくなるホウレン草や小松菜のような力強い植物もありますが、冷たい風や霜で土が凍ると、ほとんどの植物は凍傷状態になり、ひどい場合は枯れてしまいます。

畑で本格的な家庭菜園をするなら寒い冬を乗り越えるための工夫が必要です。例えば温室として簡易ビニールハウスを利用してはいかがですか?植物が苦手とする霜や冷たい風から守ることができますよ。

簡易ビニールハウスはミニビニールハウスより大きいサイズが多く、中での作業もしやすいです。たくさんの植物を植えたい人にも向いています。

分厚いビニールで覆われている簡易ビニールハウスですが、外気が非常に冷たいときには保温に限界があります。ヒーターで内部を暖めて、寒さをしのぎましょう。

食育にもなる温室家庭菜園におすすめの野菜

ベビーリーフやホウレン草などの葉野菜

家にあるグッズを使い、水耕栽培で子どもと野菜を育ててみませんか?用意するのはキノコなどが入っていた深底のパックとスポンジ、ベビーリーフやホウレン草など葉野菜の種です。

やり方は簡単で、パックの内側にちょうどよく収まるようスポンジをカットして入れて、スポンジの上部に種を埋め込んで育てます。カップに水を入れておくとスポンジが吸いあげてくれる仕組みです。

スポンジに埋め込んだ種は、3日くらいで発芽します。その後は太陽の光に当てて光合成させながら育てていけば、約1カ月後にはベビーリーフとして収穫できますよ。

冬でも温室を使って育てることができます。虫が苦手なママや子どもに、寒さで虫があまりいない冬の栽培はとくにおすすめです。

ラディッシュなどのミニ野菜

ベビーリーフをクリアしたら、今度はラディッシュや芽キャベツなどのミニ野菜に挑戦しましょう。

ラディッシュは日本名「ハツカダイコン」。育成期間が短いので子どもが飽きる前に収穫できそうです。育てる気候は春と秋が適していて、30~40日ほどで収穫できます。

温室であれば冬場も楽しめますが、育成期間が50~80日と長くなります。ちょっと間延びしそうですが、冬であるためやはり虫がつきにくい、というメリットがあります。

間引きや土寄せなどの作業も必要になりますが、「育てている」というやりがいと、収穫時の達成感が味わえそうです。

芽キャベツも温室を使った冬栽培なら虫がつきにくく、初心者におすすめです。子どもと一緒に育ててみてはいかがですか?

種から育苗するトマトやピーマン

苗から育てることが一般的なトマトやピーマン。あえて種から苗を育ててみませんか?

発芽には温度が必要ですが、種まきは寒い時期に行います。種まきしたポットに透明なカバーをして温室で保温しましょう。市販のカバーもありますが、透明カップやジッパー付き袋をかぶせてもOKです。

発芽後もポットを温めて育てます。今度は温床育苗(おんしょういくびょう)にチャレンジしましょう。温床育苗は「有機物の発酵熱で土を温めた苗床」です。

まず小型のプラスチックの衣装ケースを用意し、中に腐葉土・米ぬか、鶏糞などの有機物を混ぜて湿らせ、上から踏み固めて発酵させます。

発酵により発熱した温床育苗の上にポットを置くと温度を保つことができ、元気な苗が育ちますよ。
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