赤ちゃんが軟飯を嫌がるのはなぜ?調理ポイントやママが注意すること
離乳食後期に入ると、軟飯を赤ちゃんに食べさせているママもいることでしょう。しかし野菜は食べるのに、軟飯は食べてくれないということもありますよね。そこで今回は、赤ちゃんが軟飯を嫌がる理由と軟飯を嫌がるときの調理ポイント、嫌がるときの注意点などについてお話しします。
赤ちゃんが軟飯を嫌がるのは理由がある?
ご飯の硬さが赤ちゃんの成長に合っていない
もしかすると、ご飯の硬さが赤ちゃんの成長に合っていない可能性がありますよ。離乳食の硬さについて、育児書を見ながら試行錯誤しているママもいますよね。
育児書に書いてある月齢を目安に離乳食を作っても、赤ちゃんの成長には個人差があるので注意しましょう。月齢からいうと食べられるはずの硬さであっても、わが子にとってはまだ食べにくい硬さなのかもしれません。
軟飯の硬さを変えて、調理しなおしてみてくださいね。
白米は味がしないので食べにくい
ほかの魚や野菜の味付けに慣れてしまい、白米のナチュラルな味が物足りなく感じているのかもしれませんよ。赤ちゃんが白米を食べなくなると、「このままずっと食べなくなったらどうしよう」とママは悩むかと思いますが、赤ちゃんの食べむらはよくあることなので、思いつめないようにしましょう。
そのうちまた食べてくれるようになりますよ。炭水化物不足が気になるようなら、ご飯に味付けをしたり、ほかの食べ物で炭水化物を摂取したりするように献立を考えてみてくださいね。
自分で食べてみたいという自立心の場合も
この場合、もしかすると赤ちゃんは軟飯そのものが嫌なのではなく、自分で食べたいと思っているのかもしれませんよ。離乳食後期になると、赤ちゃんには自立心が芽生え始めているので、ママに口まで運んでもらうのが嫌ということもあります。
試しに手づかみで食べさせてみましょう。数口でも自分で手づかみして食べることができれば、満足して、後はママが運んだスプーンに口を開けてくれるかもしれませんね。
赤ちゃんが軟飯を嫌がるときの調理ポイント
まずはご飯の硬さを変更してみる
「この月齢はこの硬さでも食べられるはず」と無理に続けていると、ご飯自体を嫌がるようになってしまうかもしれません。あまり無理をせず、離乳食の硬さレベルを下げてみることも、ときには必要ですよ。
柔らかくしたら食べてくれるという状態であれば、しばらくそのままにし、また少しずつ様子を見て硬さの段階を上げていくようにしたいですね。わが子の成長ペースに合わせてご飯の硬さを調節していくことが、離乳食を続けるコツでもあります。
自分で食べたそうならおにぎりを作ってみる
生後9カ月前後になると、手づかみ食べが上手になってくるので、おにぎりを作ると自分で楽しんで食べてくれるかもしれませんよ。とはいっても、まだ大人と同じ硬さのご飯は食べにくいので、柔らかめのご飯でおにぎりを作るようにしましょう。
水分の多いご飯は素手で握るのは難しいので、ラップで包み、口を絞るようにすると簡単に作ることができますよ。赤ちゃんの手でつかみやすく、かつ口に入れやすいサイズで作るように心掛けてくださいね。
ふりかけや混ぜご飯にして味をつける方法も
大人用のふりかけでは味が濃いですし、赤ちゃんには不向きな食材が含まれている可能性もあるため、子ども用のふりかけを使うようにしましょう。ピジョン、和光堂といった子ども向けの有名メーカーからも赤ちゃん用のふりかけが出ているので探してみてくださいね。
混ぜご飯にして味をつけたら食べてくれるようになった、という話を聞くこともあります。おかずと一緒に混ぜてお皿に盛ってみましょう。色々な食材を混ぜて、子どものお気に入りの味を見つけたいですね。