1歳児の食べ方が汚いのはなぜ?原因から日々のコツまでご紹介
1歳の子どもの食べ方が汚いのを見て「どうしてうちの子は、いつも食べ方が下手なのだろう」「どう教えれば食べ方がきれいになるの?」など、頭を抱えているママは多いかもしれませんね。子どもの食べ方に悩むママに、1歳頃の子どもがする食べ方や、食事中にママのイライラをなくす方法などを見てみましょう。
1歳児はどうして食べ方が汚いの?
手づかみ食べは成長のあかし
子どもが手で食事をすることは決して悪いことではなく、成長している証拠でもあります。手で食事をするときは、手先や手のひら、手首や腕など、いろいろな部分を器用に動かさなければならないですよね。
また、食べもののサイズややわらかさによって、指先の力も加減が必要なので、手で食べられるようになったときは「上手に食べられたね」と褒めることが大切ですよ。
遊び食べをするのは好奇心から
子どもが食べもので遊び始めるのは、食べものに興味を持っているからです。「どんな形をしているのだろう?」「触り心地はどんな感じなのかな?」など、好奇心からすぐに食べずに、手で遊びながらいろいろなことを確認しているのでしょう。
とくに、食べたことのない食材を出したときは、子どもが興味を持って食べずに遊んでしまうことがあります。最初は叱るのではなく、ある程度子どもの自由にさせてから「食べてみるとおいしいよ」などと声掛けをするとよいですよ。
ママの手伝いを嫌がるのは自我の芽生え
1歳頃は自我が強くなるため、着替えや食事、おもちゃで遊ぶことなど、なにをするにも自分でやりたがることがあります。まだまだひとりでは難しいことでも挑戦するため、食事のときは上手に食べられずに散らかってしまい「ママがしたほうがきれいに食べられるのに」とイライラする方もいますよね。
できないことでも挑戦しようとする気持ちは、子どもの成長に大切なことです。自立する気持ちを尊重し、子どもの好きなようにやらせてみましょう。
ママが少しでも楽な気持ちになるために
汚されることを前提に準備する
たとえば、子どもの座るイスの下にレジャーシートや新聞紙を敷くのがおすすめです。手で食事をするとボロボロと食べものがこぼれ落ちるので、床掃除が大変ですよね。レジャーシートや新聞紙を敷いておくと、たくさんこぼれても床が汚れる心配がなくてよいですよ。
また、食事のときは汚れてもよい服を着せましょう。汚れても洗濯が簡単に済む部屋着で食事をすると、ママのストレスも減りますよね。
思い切って食事を中断してしまうのもあり
子どもが食べもので遊んでばかりいるときは、あまり食べていないときでも思い切って食事を中断してみましょう。「全然食べていないから、少しでも食べてほしい」と親は思いますが、遊びに集中している子どもに無理に食べさせようとしても嫌がることが多いですよ。
食事を中断して片付けると、「食事の時間にしっかり食べないと、ママに片づけられてしまうんだ」ということを学ぶことができ、食べることに集中しやすくなるでしょう。
諦めることで気が楽になることも
先輩ママの話では、子どもにきれいに食べさせようとすると散らかったときにイライラするので、「きれいに食べられなくても、たくさん食べてくれるだけで十分」と思うようにしたそうです。そう思うことで、口周りにいっぱい食べカスを付けながらおいしそうに食べている姿を見て「かわいいな」と思えるようになったと話してくれました。
「汚れてもよいから楽しく食事ができるようにしよう」と前向きに考えると、ママも楽になりそうですね。