無添加で選ぶ子ども用クリーム!「無添加」の正しい知識と選び方
子どもの肌のことを考えると肌に優しいクリームを選びたいですよね。ところで「無添加」について詳しく説明することはできますか?今回は「無添加」の意味を正しく理解することや、子どもに合ったクリームの選び方、敏感肌のママにも使えるおすすめのベビークリームを紹介します。
まずは「無添加」について正しく知ろう
そもそも「無添加」ってなに?
無添加とは、特定の物質が使用されていないことを表す言葉です。しかし無添加と表記するのに使ってはいけない成分というのは、特に決まっていません。
第二次世界大戦以降、化学合成された物質がたくさん作られてきました。すると消費者から、そのようなものを使った製品は安全なのか?と疑問視する声が上がりました。そこで企業は、無添加と表記できる製品をたくさん作ることで、消費者が安心して商品を購入できるようにしたのです。
「無添加」表記の対象となる主な成分とは
「合成香料」…香りづけに使う成分です。
「合成着色料」…色づけ・見た目のイメージや美しさのために使う成分です。
「鉱物油」…石油などから作ったミネラルオイルです。
「硫酸系界面活性剤」…ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naなどの成分で洗浄効果があります。
「パラベン」…防腐剤の一つで、商品の腐敗を防ぎます。
「安息香酸塩」…防腐剤の一つで、雑菌の繁殖を抑える効果があります。
「エデト酸塩」…変質を防止するキレート剤などがあります。
「シリコン」…コーティング剤です。
「合成界面活性剤」…石鹸以外の洗浄成分で天然由来ではない成分です。
「無添加」表示は添加物ゼロの意味ではない
例えば「合成香料、合成着色料不使用の無添加化粧品」と書いてあると、安心できる気がしますよね。しかし裏を見ると「エデト塩酸」「パラベン」と書いてあるかもしれません。これは合成香料と合成着色料という添加物は入っていない無添加化粧品であって、ほかの添加物が入っていないという保証はされていません。
この場合、肌がエデト塩酸かパラベンに弱い人は、肌荒れしてしまうということになります。
このように「無添加」とは、添加物が一切入っていないのではなく、特定の添加物が入っていなければ書いてよいものなのです。
子ども用の無添加クリームの選び方について
なにが無添加なのか成分を要チェック
合成香料、合成着色料、アルコール、石油系界面活性剤、鉱物油、防腐剤、パラベンが入っていないと肌に優しいといわれています。子どもに合成香料や合成着色料は必要ないですし、アルコールは子どもの肌にはよくありませんよね。
しかし「パラベン」は、多くの商品に入っています。商品が腐るのを防ぐために、添加物をパラベンのみ使っている無添加化粧品もあります。
つまり、パラベンが入っていなければより安心ですが、その場合は自分で使用期限や保存方法に気を遣わなければいけないので、一長一短があるのです。
「オーガニック」の表示も成分に注意しよう
また、天然素材がすべてよいというわけではありません。例えば天然成分のグリセリンは、粘膜に刺激を与えてしまいます。天然防腐剤のグレープ種子エキスやローズマリーエキスは、安全性データが少なく、ローズマリーエキスで皮膚炎になる人もいます。
植物を触って手が荒れてしまうこともありますよね。植物の多くはアレルギーを誘発する可能性を持っているものです。それは肌につけるものとして使用されていてもアレルギー反応が出る可能性はあるので、成分表示はきちんと見て選んでくださいね。
子どもの肌に合ったものを選ぼう
特に赤ちゃんのうちは皮膚が薄く、肌のバリア機能が未完成です。ですので温度変化、乾燥、紫外線、おむつ擦れなどに弱いため、肌状態に合わせて選びましょう。
夏やしっとり肌の子どもには、さっぱりと使えるローションを使いましょう。冬や乾燥肌には、保湿力の高いクリーム。春秋や普通肌には、すっと伸びて扱いやすいミルクを使用するとよいですよ。
オイルも保湿力が高く伸びやすいのですが、ゆっくりていねいに肌に馴染ませて使うものなので時間がかかります。特に冬場のお風呂上りはすぐに体が冷えてしまいますよね。暖房の効いた暖かい部屋で使うようにしましょう。
安心して使える子ども用の無添加クリーム3選
TENEI無添加ベビークリーム
持ち運びに便利な小さなサイズですが、のびがよく少量でもしっとりします。また、肌に素早く浸透してべたつきません。匂いがないので顔にも使いやすく、抗炎症作用のある成分が配合されているので、おむつかぶれしたおしりにも安心です。
TENEI無添加ベビークリームは、お肌をなめらかにし、水分と潤いを与えて肌荒れの改善が期待できるクリームです。弱酸性なので、親子で使うこともできますよ。