赤ちゃんの冬外出には注意が必要!服装と防寒対策の方法を知ろう
赤ちゃんとのお散歩や外出は、ママにとってとても楽しい日常の一コマですよね。でも、寒い冬に赤ちゃんと外出するときは、いくつか注意すべき点があります。そこで今回この記事では、冬に赤ちゃんと外出する際の服装や、防寒対策に関することを紹介していきます。
冬外出は防寒対策をしっかりしよう
赤ちゃんは体温調節機能が未熟
赤ちゃんの体温が一定に保てないのは、脳の体温を調節するための器官が未発達であることが主な原因です。また、特に3、4カ月くらいまでの小さな赤ちゃんは皮下脂肪が少ないため、外気が低いと体温を奪われやすいようです。
2歳前後で話すようになるまでは、「暑い」とか「寒い」とか、自分の状況を言葉で伝えることができませんよね。ママが赤ちゃんの様子をこまめにチェックして、室温や洋服で調節してあげる必要があるでしょう。
服装は脱ぎ着しやすい重ね着がベスト
厚手のニットやフリースなどを1枚着せるよりも、薄くて保温性の高い肌着とカバーオールに、冬用のアウターなどを重ね着するのが、気候に応じて調節しやすいでしょう。
天気がよくて、ぽかぽか暖かい日中はアウターを脱がせて、肌寒いかなと思ったらベビーベストやカーディガンなどの軽めな羽織を着せるのもよいですね。重ね着する際は、前開きタイプのものが脱ぎ着しやすくておすすめですよ。
気温に合わせたアウターを着て出かけよう
冬が特に寒い地域、降雪量が多い地域などでは、赤ちゃんを寒さからしっかり守ってくれる「ダウン」素材のカバーオールが適しています。逆に真冬でもそこまで寒くならないという地域では、「ボア」や「フリース」素材のカバーオールやポンチョなども可愛いですね。
また、ママが普段車で行動する場合、ベビーカーに乗せて移動する場合、抱っこでの移動が多い場合など、それぞれの移動手段に適したアウターを選ぶことをおすすめします。赤ちゃんが快適に過ごせるようなアウターを選んで出かけられるとよいですね。
服だけじゃない!寒さ対策できるグッズ
赤ちゃんにも帽子や靴下を準備しよう
個人差はありますが、赤ちゃんは髪の毛がまだ少なくて冬は頭が寒そうな感じがしますよね。ニット帽はとてもかわいいですが、素材によっては赤ちゃんの肌にあわなかったり、肌ざわりを嫌がり被りたがらない赤ちゃんもいます。肌に触れる部分が綿などの、柔らかい素材のものを選ぶとよいですよ。
まだ靴を履く前でも、寒さ対策に靴下は必要です。冬はもこもこ靴下を履かせるのも可愛いですね。最近では「レッグウォーマー」も人気のようです。新生児から使える小さなサイズもあり、隙間時間にネットで選ぶのも楽しいですよ。
ブランケットやフットマフを活用しよう
ブランケットは軽くてあたたかな「モコモコタイプ」のものを選ぶと、もち運びしやすいですし、必要なときにサッと取り出せて便利です。ベビーカーにブランケットクリップを取り付けておけば、赤ちゃんが足をバタバタしてもずれなくて安心ですよ。
風が強い地域や、寒さが厳しい地域では、「フットマフ」がおすすめ。赤ちゃんを頭から足の先まですっぽりと包んで、寒さから守ってくれます。ベビーカーに取り付けることができるタイプが多く販売されているので、お気に入りのデザインを見つけてみてくださいね。
体温に気を配り着せすぎに注意しよう
しかし、体温調節が苦手な赤ちゃんは、厚着をさせることで汗をかいて身体が冷えてしまったり、冬でも汗疹(あせも)ができてしまうこともあるのです。たくさん着せている日には、ときどき赤ちゃんの背中に手を入れて、汗をかいていないかチェックするとよいですよ。
寒い屋外から、暖かい室内に移動した際などは、特に気を配る必要があるでしょう。靴下やアウターを脱がせるなど、ママが赤ちゃんの体温を気にかけて、調節してあげてくださいね。
冬外出のメリットと注意しておきたいこと
寒さを経験することで身体が強くなる
季節、気候の違いは、赤ちゃんの五感を直接刺激してくれます。肌に当たる風の冷たさ、枯葉や雪の匂い、夏とはまた違った冬の日差し…。四季を感じることは、赤ちゃんの成長にもよい影響を与えてくれるでしょう。
また、あえて寒さを経験することで、身体が強くなるというメリットもあります。あたたかくて快適な室内にいるだけでは感じることのできない、冬の厳しさを身をもって体験させることが大切です。寒さの中過ごすことで心肺機能が高まり、風邪に負けない丈夫な身体を手に入れることができるでしょう。