チャイルドシートを抜け出すのは危険!親子の安全のために対策しよう
チャイルドシートから逃れようとする子どもは多いですね。体を締めつけられる感じが嫌なのかもしれませんが運転している方としては座席から滑り落ちるのではないかと気が気ではありません。なんとかじっと座っていてもらう方法はないものでしょうか?チャイルドシートを抜け出そうとする子どもへの対策について考えます。
チャイルドシートを抜け出そうとする行動
1歳未満でも抜け出すことがある
まだ歩き出す前の1歳未満の子どもでも、チャイルドシートが嫌いな子は珍しくありません。言葉で伝えてもうまく伝わらないような気がして、仕方なくベルトをきつく締めたりすることになります。
チャイルドシートを抜け出そうとしているのに、さらにきつく締められるというのですから、子どもにとっては大泣きの原因になります。悪循環ですよね。ちょっとかわいそうになります。
そんなジレンマを感じて、子どもがおとなしくチャイルドシートに座っていてくれるようなアイデアを探しているママは多いようですよ。
子どもの抜け出しで事故になりそうなことも
最も多いのは急ブレーキを踏んだときです。子どもの体が不安定になり、頭をぶつけそうになったり、体が飛び出しそうになったりしているようです。
そんなことになると運転している方もパニックになります。脇によって停車できるスペースのある場所ならよいのですが、高速道路などの急停車できないような道路なら大変です。あわてすぎて、ブレーキとアクセルを間違いそうになった人もいますよ。
チャイルドシートからずれた子どもの体を元に戻そうとして、対向車と正面衝突しそうになった人もいます。子どもの抜け出しは、運転手にとっても危険ですね。
なぜ抜け出すのか考えてみよう
最も大きな理由は、体を締めつけられて窮屈ということです。ベルトが必要以上に強く締まりすぎているのかもしれませんよ。子どもとベルトの間に、大人の手のひらが入るくらいの長さが、ちょうどよい締まり具合です。
もしかしたらチャイルドシートをつけていて、暑く感じているのかもしれません。背中が蒸れて気持ち悪いのかもしれませんね。車内の温度調節を見直してみましょう。
また「慣れていないから」ということも考えられます。今まであまり車に乗った経験がないのであれば、これが大きいかもしれません。ただ単に退屈しているだけということもありますよ。
抜け出さずにおとなしく座るための秘策
ベルトの調整をしよう
ベルトが短すぎると体の締めつけがきつくなります。自由に動けなくなったり、体が痛くなったりで、子どもも不快に難じてしまいますね。大人でも身動きが取れないと不安になることがありますから、その気持ちはよく分かります。
だからといってユルユルではチャイルドシート本来の安全性が損なわれます。しっかり体を支えてくれるぐらいの締めつけは必要ですよね。いつの間にか自然に緩んでいることもあるので注意が必要です。
チャイルドシートの説明書をよく読むと、適度な調節の目安が書いてあることが多いので、参考にするとよいですね。
タオルでも可!抜け出し防止アイテムを使う
そんなときはタオルを使いましょう。厚みのあるタオルなら子どもをそっと包んでくれますよ。
やり方は、お尻から背中のあたりまでタオルを敷き、その上に子どもを座らせます。タオルの柔らかさが子どもを支えてくれて、やんわりと締めつけてくれます。タオルを敷くことで、吸汗や滑り止めとしての効果もありますね。
タオルは、チャイルドシートのちょっとした調節にも最適です。「もうちょっと締めたいんだけど微妙で難しい」というときに重宝します。タオルを1〜2枚かませるだけで、子どもの体がピッタリ安定します。
DVD鑑賞も効果的!子どもを飽きさせない
そういうときは、DVD鑑賞が効果的です。「DVDに子守りをさせるなんて…」と、抵抗感がある方もいるかもしれませんが、ものは考えようです。「子どもの安全を守るために必要なこと」と割り切ってもよいのではないのでしょうか。
後部座席用の液晶リアモニターを使うのもよいですし、車載キットつきのポータブルプレーヤーなども安くなっています。子どもを飽きさせないようにしておくことも、チャイルドシートを使うときの、事故防止対策の一つです。
根気よく伝えることと理解できるまでの対策
しっかりと「危険である」ことを伝えよう
「話してもまだよく理解できないだろうから」とあきらめてはいませんか?子どもは、大人が思っている以上に理解力がついていることが多いです。周囲の大人が気づいていないだけなのかもしれませんよ。
「まだ早いから」ということでしたら「じゃあ、いつ伝えるのか」ということになりますよね。命に関わることを教えるのに、早すぎることはありません。
よく分からないだろうと思われる時期から繰り返し伝えることで、いつの間にか理解していたということもあるかもしれませんよ。根気強く伝えたことは、いつかは伝わるものです。