赤ちゃんの冬服を手作りしよう!必要な準備と簡単にできる作り方
赤ちゃんのために冬服を手作りしているママ友を見て、「私もやってみたい!」と一念発起しているママ、初心者でも簡単に作ることができる冬服はたくさんありますよ。ミシンを持っていなくても、手縫いで作ることも可能です。この記事では、初めての冬服手作りに必要な準備と、簡単にできる方法をご紹介していきます。
赤ちゃんの冬服作りに必要なものを揃えよう
糸や針などの「ソーイングセット」
【必要最低限の裁縫道具】
・裁ちバサミ(布を切るハサミ)
・縫い針(2~3本)
・マチ針(20~30本)
・針山
・しつけ糸
・糸切りハサミ
・チャコペン
・リッパー(糸をほどくための道具)
・メジャー(200cmくらいのもの)
・ものさし(15~20cmくらいで、先端から測れるもの)
・道具箱(すべてが収納できるもの)
個別に購入するよりも、一通り揃ったソーイングセットを買うとよいですよ。
レンタルすることもできる「ミシン」
最近では、ミシンを購入しなくてもレンタルできるサービスがありますよ。必要なときにだけミシンを使うことができるので、初心者にはとても便利です。
初心者向けの操作が簡単なものから、本格的なロックミシンまで、様々な種類が選べます。レンタル期間に応じて金額が設定されているので、ちょっと使ってみたいというママにも、時間をかけて大作に挑みたいというママにも便利です。
また、「ミシンのレンタルスペース」もあるので、出向いて使ってみるのもよいでしょう。
無料で公開されているものもある「型紙」
小物やスモックなど、同じ形を色違いや生地違いでいくつか作りたい場合は、やはり型紙があった方がスムーズです。型紙付きの手作り本を購入してもよいですが、ネットには無料で公開されている型紙もあります。
A4の用紙に収まる程度の小さなものならすぐにプリントアウトして使用できますが、洋服などは実寸にまで拡大する必要があるので注意してくださいね。型紙と同時に、作り方も紹介しているサイトがたくさんあるので、ぜひ検索してみてください。
手作りで服を作る前に欠かせない下準備
赤ちゃんの冬服に合った生地を選ぼう
【赤ちゃんにおすすめの生地】
・パイル…タオル生地
・ワッフル…格子状に凹凸のある生地
・ダブルガーゼ…薄手のガーゼが二枚合わせになったもの
・フランネル…厚手で柔らかな触り心地
・厚手のフライス…ゴム編みやリブ編みと呼ばれ、伸縮性がある
・厚手のスムース…さらりとした触り心地
作る服(または小物)によって、適した生地は変わってきます。作り方におすすめの生地が書いてあることもありますので、チェックしてみてください。また、迷ったら手芸店で直接店員さんに相談してみるのもおすすめですよ。
大切なひと手間!地直しをしよう
【地直しの手順】
1.横糸を一本抜き、抜いた線に沿って生地をカットする
2.桶に水を溜め、畳んだ生地を1時間ほど漬ける
3.軽く脱水機にかける(手で絞ったりしないこと!)
4.物干し竿に生地が歪まないように掛け、陰干しする
5.完全に乾かないうちに取り込む
6.生地がまっすぐになるようにアイロンをあてる(アイロンを強く滑らせないよう注意)
ちょっと面倒ですが、このひと手間でできあがりに違いが出るので、ぜひやってみてください。
縫い代をつけて型紙どおりに布を裁断しよう
一般的に、型紙は「仕上がり線」で作られています。つまり、実際に「糸で縫う線」ということです。裁断する際は、この仕上がり線にプラスして「縫い代」をつける必要があります。
縫い代は、一つの服でも場所によって幅が変わります。例えば「三つ折り」に仕上げる所は縫い代3cm、縫い合わせるだけのところは縫い代1.5cmなど。作り方をしっかりとみて、間違えないように印をつけていきましょう。縫い代がついたら、いよいよ裁断です。一度切ったら戻れないので、ちょっと緊張する瞬間ですね。
初心者さんも手作りしやすい赤ちゃんの冬服
直線縫いだけで作りやすい「マフラー」
細長い長方形に裁断すればよいため、型紙は不要。縫い代もすべて同じ幅で大丈夫なので、失敗が少ないですね。生地を裁断したら、中表に合わせてぐるりと一周縫い上げます。その際、生地の「返し口」を残しておくことを忘れずに。
全部縫ってしまうと生地が表に返せません。また、四つ角がきれいに仕上がるように、縫った後、角部分の縫い代をハサミで切っておくとよいですよ。表に返したらアイロンできれいに整えて、返し口を縫い閉じたら完成です。