幼児と楽しい冬休みの過ごし方。外遊びやお家で工作をする際の注意点
冬休みは夏休みより期間が短いものの、2~3週間ほど幼稚園をお休みすることになります。冬休み期間中、幼児が退屈しないような過ごし方に頭を抱えるママは多いでしょう。幼児の冬休みの過ごし方のポイントや、遊ぶ際の注意点などを知って、幼児と楽しく冬休みを過ごすための参考にしてくださいね。
幼児の冬休みの過ごし方のポイント
早寝、早起き、朝ごはんを習慣にする
夜の睡眠中、子どもの成長ホルモンの分泌が活発になります。4~6歳になると深い眠りの際にたくさん分泌されますが、寝る時間が遅いと成長ホルモンの分泌が足りず、子どもの成長に影響する場合があるので早寝をしましょう。
早寝は早起きにつながり、朝日を浴びることで体が目覚め、1日を気持ちよくスタートできますよ。また、早起きをすると朝ごはんをしっかり食べる時間ができますね。
朝ごはんは脳を目覚めさせ、日中を活動的に過ごすサポートをします。早寝、早起き、朝ごはんで1日を元気に過ごしましょう。
日中は楽しく遊んで体を動かそう
幼児期は、体を動かして遊ぶことが大切な時期だとされていますよ。体を動かして遊ぶことで、バランスのとれた丈夫な体が作られたり、想像力や協調性が生まれたりなど、体と心の成長が期待できます。
幼児期は、思いきり体を動かして自由に遊びましょう。その中で、自分なりに遊び方を考えたり、できることが増えたりすると、体を動かして遊ぶことが楽しいと感じるようになりますよ。
ママは、子どもが楽しいと感じる気持ちに寄りそって一緒に遊ぶように心がけましょう。ママと一緒だとより一層、楽しく感じることでしょう。
お手伝いも少しずつ覚えよう
お手伝いは、子どもにとってたくさんのメリットがありますよ。年齢によって、できるお手伝いは違いますが、最初は簡単なものから始めるとよいですよ。
お花の水やりやママの掃除のサポートなどから始めてみましょう。慣れてきたら、簡単な料理や食器洗いなどにチャレンジしてもよいですね。
お手伝いすることは、やればできるという自信がついて自立する心や責任感が生まれたり、達成感につながります。また、ママがそばで見守ることで親子のコミュニケーションの時間にもなりますよ。
冬休みの幼児との外遊びで気をつけること
外遊びをするときに気をつけたい服装
寒い日の外遊びの服装は、風邪をひかないように、しっかり防寒をするママは多いですよね。しかし、遊びだした幼児が汗だくになることもあるでしょう。
冬の外遊びの服装で気をつけることは、保温性があり、着脱ができて体温調節がしやすい服を選ぶことです。汗が乾くと体が冷えるので、タオルや着替えがあると安心ですね。
また、遊具に引っ掛かりやすいフードのある服やマフラーなどの着用は避けるか、遊ぶ前に脱ぐようにしましょう。ポシェットや水筒などの荷物も同様です。
幼児は、大人が予測しないような行動をとることがあるので、事前の対策をしっかりしましょう。
路面が凍っているときの歩き方と注意点
まず、足を肩幅に広げ、足の指に力を入れて足裏全体で地面を掴むように踏み込み、小さい歩幅で進みます。指先からかかとまでを水平にあげて少し前に出し、かかとから下ろしましょう。
かかとに重心をかけすぎると後ろに転倒する恐れがあるので、上半身はやや前かがみになり、足元を見て歩きましょう。氷上を歩くペンギンをイメージすると転倒するリスクが減り、子どもにも伝わりやすいですよ。
もし、転ぶときは尻もちをつくようにするとけがの防止になるそうです。また、ベビーカーも普段のように進まず危ないので使用は控えましょう。
幼児と楽しめる冬の外遊びをしよう
外遊びといっても、年齢によっても違いがありますし、楽しみ方もそれぞれですよね。ママと子どもでお話をしながら散歩を楽しんだり、普段は通らない道を通ったりするだけでもよいですよ。
公園や広場などでは、遊具で遊ぶのもよいですが、小枝や落ち葉を拾ったり、遊具に触れて冷たい感触を味わったりなどして、冬の季節を感じてもよいでしょう。また、寒い空気の中での日向ぼっこで太陽の温かさを楽しむのもよいですね。
外遊びに、時間や場所などの決まりはありません。天気がよい日の、少しの時間だけでもかまいませんよ。
冬休みにお家でできる幼児との工作遊び
工作遊びは幼児期の発達を促す
五感とは、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚のことで、これらを刺激することで脳の発達や感覚が育つといわれていますよ。幼児期の工作遊びは、子どもの自由な発想で物を作り上げるとより楽しさが増すでしょう。
子ども自身で、工夫や試行錯誤を繰り返しながら工作遊びをすることで、思考力が発達します。この思考力は大人になると、柔軟な考え方やひらめく力として発揮されますよ。
また、手先を使う細かい作業を続けて行うことで集中力や継続力を養います。簡単なものから徐々に始めると達成感も感じることができるでしょう。