就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン

就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン[teniteo]

1歳児がスプーンで遊ぶのはなぜ?食事を楽しむためにできる対処法

1歳児がスプーンで遊ぶのはなぜ?食事を楽しむためにできる対処法

「スプーンを使いたがるようになったけど、遊ぶばかりで食べてくれない」と悩んでいませんか?上手に食べられなくて遊んだり泣いたりするのに、どうしてスプーンを使いたがるのでしょうか。そこで今回は、1歳児がスプーンを使いたがったり遊んだりする理由と、食事を楽しむための対処法をご紹介します。

1歳児が食事中にスプーンで遊ぶ理由

ママと同じようにスプーンを使ってみたい

スプーンを使いたがる理由の一つとして、「ママの真似をしたいから」というものがあります。

月齢が上がるにつれて、大人の真似をするようになってきたと感じることはありませんか?とくに食事は1日3回あるため、スプーンを使って食事をするママの姿を目にする機会が多く、真似をしやすいのかもしれませんね。

また、離乳食が進んでいくと「自分で食べたい」という欲求が高まります。ママが食べさせようとするとスプーンをはらって、手づかみで食べることもありますよね。

ママの真似をしたい欲と、自分で食べたい欲が合わさると、スプーンを使いたくなるのでしょう。スプーンを使いたがるのは、手づかみ食べを経験して食事をきちんと認識した証拠であるともいえますね。

食事の時間と遊びの時間の区別がないから

今まで手づかみで食べていたのに、道具を使うようになることは革新的な成長です。

食事をする道具、ということはなんとなく理解していたとしても、振り回してはいけない、投げてはいけない、ということまではまだわからないのでしょう。お砂場遊びに似ていますし、遊びたくなってしまうのかもしれません。

ご飯で遊んではいけない、ということをいきなり理解させるのは難しいですが、食事の時間と遊びの時間でけじめをつけることは大切です。食事をするときの時間やルールをお家で決めて、メリハリをつけるとよいでしょう。

テレビを消したりママも一緒に食卓に座ったりして、「今は遊ぶ時間ではない」ということを少しずつ理解していけるとよいですね。

遊びながら感触などを学んでいる

食事中にスプーンで遊ぶことは、ママには負担が大きいですが、子どもにとっては必ずしも悪いことではありません。

道具を使うことは、成長過程のなかでも大きな一歩です。「ママはこうやって使っているから、こんな感じで合ってるかな?」「手で食べる感覚と違う」など、自分で考えながら使っているのでしょう。

ママからは遊んでいるように見えるかもしれませんが、今はまだ自分の手で食べるのとは違った感覚を覚えている段階なのです。食事のマナーやルールを教えることは大切ですが、自分でやりたいという好奇心も大切にしたいですよね。

後片付けは大変ですが、好きなように食べさせてみるということも、子どもの成長には欠かせないのかもしれませんね。

1歳児がスプーンで遊ぶときの対処方法

食事の時間を決めてメリハリをつける

遊び食べは子どもの成長過程においては必要なことではありますが、食事が遊びの時間になってしまうのは困りますよね。

食事のときにスプーンで遊んではいけないこと、食べるときは食べるということを教えるためには、食事の時間にメリハリをつけることが大切です。

子どもが食事に集中できるのは、長くても10分程度だといわれています。集中力がきれてきたらママが食べさせたり、完全に食事への興味がなくなっているようであれば食事を下げたりなど、メリハリをつけましょう。

また、生活リズムを整えて食事の時間を一定にすることも大切です。規則正しい生活をしていると、遊ぶ時間と食事の時間の区別がついてくるため、遊び食べも減ってくるのではないでしょうか。

おやつを減らしてお腹を空かせる

食事中に遊ぶと時間がかかるうえにあまり量は食べておらず、食間にお腹が空くのでおやつを食べている、ということはありませんか?

食事の時間にメリハリをつけるためには、食事の時間にきちんとお腹がすいていることも重要です。「遊ぶ時間はしっかり遊び、お腹が空いたらご飯を食べる」というリズムが理想的でしょう。

子どもはお腹がすいていれば集中して食べることが多く、自然とスプーンで遊ぶことが減ってくると考えられます。お腹を減らすためには、早寝早起きをしてしっかり遊ぶことと、おやつの内容に注意するとよいでしょう。

子どもにとってのおやつは補食の役割が大きく、必ず与えなくてはいけないわけではありません。まずは3食しっかり食べることを優先しましょう。

遊んでいても食べる意欲があるときは寛容に

スプーンでお皿の中をかき回して、ご飯をぐちゃぐちゃにしたり飛び散らせたりするなど、ママから見ると遊んでいるように見える行為も、子どもにとっては驚きと発見の連続であり、大切な学びの機会でもあります。

遊びながらでも食べようとする素振りがあったり、ママが声をかけることで食べることができたりする場合は、単に遊んでいるわけではないのかもしれません。本人に食べる意欲があるのであれば、ママは見守ることもときには必要でしょう。

子どもは遊びながら学ぶことも多いです。遊びながら食べていても「食べながら何かを学んでいるんだな」と寛容な気持ちを持って、子どもの様子を見守りましょう。これが子どもの発達に繋がるのかもしれませんね。
28 件

関連記事

この記事のキーワード



人気のキーワード

  • テニ-とテーオ
  • teniteoBRAND