イヤイヤ期によくあるこんな時!ケース別・子どものイヤイヤ対処法
イヤイヤ期は子どもの成長の一段階で、とても大切なステップではあるものの、日々一緒に過ごしているとイライラしてしまうことも。今回はそんなイヤイヤ期によくあるケース別・対処方法を、子育てコーチングの本田千織先生に伺いました。
何に関しても「イヤ!」という時の対処法
まず何が「イヤ」なのか理由を探ろう
何をしても「イヤ!」という時は、もしかしたら、「どうせ、ママは分かってくれない!!」という、自暴自棄の状態なのかも知れません。
「もう、いい加減にして!」と怒鳴ってしまいそうなら、「分かってあげられなくて、ごめんね。ママ、疲れたから、ちょっと向こうで休憩してくるね」と伝えた上で、その場を離れて、お互いにクールダウンの時間を持つのをオススメします。
しなければいけない事をさせてくれない時は?
例えば、歯磨きの場合は以下のように説明してみます。
子ども「うそだー」
ママ「本当だよ。虫ばい菌が歯を溶かして、歯が真っ黒になっちゃうよ。だから、歯ブラシで綺麗にお掃除しようね」
もちろん一生懸命、優しく説明しても、子どもは聞く耳を持たずに嫌がり続けるかも知れません。でも、ここで諦めると、柔らかい子どもの歯はすぐに虫歯になってしまいます。
説明しつつ、強気の姿勢で根気よく
子どもは、“癇癪を起こすとママはすぐに諦めてくれる”とすぐに学習してしまいますが、“何をやってもママは諦めない”ということも、ちゃんと学習してくれます。そのことに気がつくと、子どもも無駄な抵抗はしなくなりますよ。
歯磨きの時なら、「暴れなかったらすぐ終わるよ」と伝えるのもオススメです。その一言で大人しくなる子もいるかも知れません。
こだわりが強くて、譲らない時はどうする?
子どもが何にこだわってるか聞いてみる
ママを困らせるつもりで言っているのではなく、ただ、子どもなりの理由があってこだわっていることがほとんどです。「あれがいい!」と言われたら、「そっか、あれがいいんだ」とまずはオウム返しで受け止めます。次に、「どうして、あれがいいのかなぁ?」と問いかけます。
年齢や言葉の発達的に、まだ答えられそうにない場合は、子どもが考えていそうなことを推測して「〇〇かな? それとも、〇〇だからかなぁ?」などとたずねてみてみましょう。
そうして、「そっか、そう考えてたんだね」と気持ちをしっかり受け止めた後で、「だけど、ママは〇〇だから、〇〇するといいと思うな~」などと提案すると、納得してくれることも多いですよ。