赤ちゃんの熱中症にご用心!予防する方法ともしものときの応急処置
こんなときはすぐに救急車を呼んで
まず呼びかけても反応がない、目の焦点がおかしいと感じる、けいれんを起こしているなど、意識障害があると見受けられる場合です。また体温が39℃を超えているときや、汗が出ていないとき、水分が摂れない状態にあるときも、救急車を呼び病院で適切な処置を受けてください。
熱中症は急激に症状が悪化することも少なくありません。「これぐらいならきっと大丈夫」などと自己判断せず、迷ったときは#8000「小児救急でんわ相談」に相談しましょう。
やってはいけない対処法も知っておこう
一つ目は急に熱が上がる熱中症の症状を風邪と勘違いしてしまうこと。寒いだろうと厚着をさせたり体を温めたりすると余計に熱がこもり、症状が悪化します。夏は室内に居ても、一度は熱中症の可能性を考えてくださいね。
二つ目は赤ちゃんの意識がはっきりしないときに無理に水分を飲ませること。意識がない状態で水分を摂ると気管に入ってしまい、呼吸不全を起こす危険性があります。「熱中症=水分」となりがちですが、深呼吸してまず赤ちゃんの様子をきちんと確認しましょう。
まとめ
しかし近年の異常な暑さを考えると、どんなに注意をしていても熱中症にかかる可能性は否めません。ですから大切なのは熱中症の予防に対する知識だけではなく、もしものときに備えて、いち早く熱中症に気付き、適切な処置をおこなえる知識を身につけることです。
熱中症の症状や応急処置について事前に学ぶ今のママの姿勢こそが、赤ちゃんを守る第一歩になるのではないでしょうか。