幼稚園年長組での転園が決まった!必要な準備と子どもへの接し方
年長で転園が決まった場合は、子どもが不安にならないよう心のケアをしてあげることが大切です。友だちときちんとお別れでき、新しい幼稚園での生活に前向きになれるよう、家庭内の雰囲気を作ってあげましょう。ママが不安に感じていると、子どもも不安になってしまうので、ママが新生活を率先して楽しみましょう。
転園が決まったときの子どもへの接し方
事前にしっかりと説明しよう
分かりやすい言葉を選んで、今までの友だちとは離れてしまうことや、家が変わることを丁寧に説明しましょう。大切な友だちとの残りの時間を悔いなく過ごし、きちんとお別れできるようにするためにも、うやむやにせずにきちんと説明するとよいですよ。
引っ越し日が確定したら、あと何日でお別れなのか、やっておきたいことはないかなどを子どもと話し、次の場所での不安なことなどにも耳を傾けてあげましょう。転園は子どもも不安なものですので、心のケアをしてあげることが大切です。
笑顔でお別れできるように準備しよう
子どもは幼稚園でできた友だちとずっと一緒にいられると信じているものです。きちんとお別れができないと、ほかの友だちはこのまま同じ幼稚園で過ごすのに、自分だけ幼稚園を変わらなければならないという現実を受け入れられなくなってしまいます。
仲よしの友だちと遊ぶ機会や親子で挨拶する機会を作ってもらうことで、子どもも転園に対して前向きな気持ちになれます。「離れても友だちでいようね」といった子ども同士の約束が、心の支えになることでしょう。
悲しい別れを経験する子どもの気持ちに寄り添って、声かけなどをしましょう。
ママの不安は子どもにも伝わってしまう
子どもが友だちの輪の中に入っていけるか、ママ友ができるかなど、ママの不安は尽きません。ママが悩みを抱えていると子どもも転園に対して不安な気持ちになってしまいます。
子どものメンタルが不安定になると、駄々をこねたり、いたずらが増えたりすることがあるかもしれません。それは、子どもからのプラスのメッセージとして受け取るようにしましょう。
ママの不安を感じ取り、立ち止まって考える時間を与えてくれていると考えてみてはいかがでしょうか。転園の不安な点について親子で話し合うのもよいでしょう。
転園先を決めるためにチェックしたい点
できるだけ見学してから決めよう
新年度からの転園を希望している場合、転園先の幼稚園では、卒園式や修了式といった大きなイベントが計画されており、見学を断られてしまうこともあります。幼稚園の先生方も忙しいため、普段の幼稚園の様子を見学したくても、休日や長期休暇になってしまう可能性があるので、転園が決まったら、早めの行動を心がけることが大切です。
小学校も視野に入れて考えよう
年長での転園は、1年後の小学校入学という環境の変化はどうしても避けられません。せっかく新しい幼稚園でできた友だちと再び離ればなれになり、子どもが小学校入学へ不安を感じてしまわないためにも、配慮してあげられるとよいですね。
誰もが通る卒園・入学というタイミングではありますが、環境の変化をより少なく、子どもの不安や心配ごとを一つでも減らしてあげるには、小学校入学を視野に入れた幼稚園選びがおすすめです。
制服や教材について問い合わせよう
前の幼稚園で使用していたものが引き続き使用できるか、制服などを幼稚園から借りることは可能かといった点を事前に確認しておくとよいでしょう。前の幼稚園で使っていたものを継続的に使用する場合、子ども自身が周りの友だちと違うことを嫌がるケースもあります。
子どもに我慢をさせないよう配慮してあげることも忘れないようにしましょう。年長で過ごす1年は、卒園に向けて写真撮影や年長を対象としたイベントなども多くあるため、周りと違う姿で記念品が残ってしまうことも考えておくことが大切です。
転園後は子どもの様子をしっかり見守ろう
平気そうに見えていても緊張しているかも
幼稚園からの帰宅後は子どもとの時間をしっかり確保するために、夕ご飯の準備を先に終わらせて待っていたという先輩ママもいます。家ではリラックスして過ごしてもらい、次の日からも頑張って幼稚園へ登園できるよう配慮したそうです。
また、幼稚園の先生に園内での様子を聞いてみるのもよいでしょう。転園してきた子どものことは、幼稚園でも気を配って様子を見てくれていますよ。
友だちと遊ぶことができたか、自分から声をかけることができたかなど、大人からの情報も得ておくと安心です。