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新生児の寝言泣きやうなりはなぜ起こる?睡眠サイクルとの関係と対策

新生児の寝言泣きやうなりはなぜ起こる?睡眠サイクルとの関係と対策

新生児がうなっているときはどうする?

新生児にできる運動をする

新生児にできる運動を一緒にやると効果的です。腸を刺激して、おなかの中のガスを抜くことができます。パパ・ママと遊ぶつもりで体を動かしましょう。

基本的な時間が決まっているわけではありませんので、赤ちゃんが喜んでいるようなら続けるし、逆に嫌がっているようならすぐにやめます。赤ちゃんに合わせて気楽に取り組みましょう。

運動の仕方は「お腹を左右にひねる」「腹ばいにして背中をさする」「足首を持って自転車こぎをする」「片足ずつ回してあげる」などです。赤ちゃんに声をかけながら運動すると楽しくできますね。

ゲップを促してみよう

授乳の後、しっかりゲップをさせたつもりでいても、出し切れてないことはよくあります。ゲップの残りが出なくてうなっているようなら、なんとかゲップが出るよう促してあげたいものですね。

抱っこを工夫して、ゲップを促す方法があります。赤ちゃんのあごが肩に乗るようにして縦抱っこし、背中をさすったり、トントンしたりします。要は、おなかを軽く圧迫しながらガスの通り道を確保するということですね。

大人でも自由にゲップが出るわけではありません。赤ちゃんのタイミングをゆっくり待ってあげましょう。

お腹をマッサージしてみる

おなかをマッサージすることで、うんちやガスを促すこともできますよ。新生児のおなかを直接マッサージするので、温かい手で、ベビーローションやベビーオイルを一緒に使うのがおすすめです。

やり方は、ちょっとお腹に圧をかけるくらいの力加減で、おへそを中心に「の」の字を描くようにマッサージします。何回か繰り返すと便秘解消に効果的です。

おむつ換えのときなどに毎日マッサージをするようにしておけば、溜まってしまった空気を出し、うんちやガスを促す効果が期待できます。きっと、赤ちゃんも喜ぶと思いますよ。

お尻の周りを刺激する

それでもうまく出てこないときには綿棒での浣腸が有効です。オリーブオイルを綿棒にたっぷりとつけて、2cmくらいおしりの中に入れて、「の」の字を書くように刺激をします。

最所は思い切りと勢いが必要ですが、慣れてくるとだんだん上手にできるようになりますよ。ただし、あまり奥へ入れすぎない、刺激にならないオイルを選ぶ、など細かい配慮は必要です。

綿棒の先にうんちがついていれば、すぐそこまでうんちがきている証拠です。そのまま続ければ、やがてうんちが出てきて、スッキリさせてあげられますよ。

よく似ている。夜泣きと寝言泣きの見分け方

夜泣きは要求を満たすと泣き止む

夜泣きと寝言泣きは、見た目はよく似ていますが、新生児にとっては、まったく違う意味があります。それぞれで対応の仕方が変わってきますので、しっかり見極めましょう。

夜泣きは、新生児が何かしてもらいたいことがあって泣いています。おなかがすいていたり、おむつが濡れていたり、暑かったり、寒かったりなど、何かを訴えているのです。

だから、欲求が満たされると赤ちゃんは泣き止みます。授乳したり、おむつの様子を確認してみましょう。服装や部屋の温度は大丈夫ですか?原因が分かれば、あとはその対処をしてあげるだけです。

原因がよく分からず夜泣きが続くようなら、何かしら体調を崩していることも考えられます。小児科に相談してみましょう。

寝言泣きは単なる寝言

新生児も夢を見て寝言をいいます。新生児が夢を見ながら激しく泣くとこを「寝言泣き」と呼びます。「泣く」ことで寝言を表現しているのですね。

寝言泣きはあくまでも寝言、独り言のようなものです。ですから、何かしてあげたから泣き止む、というものではありません。ただ寝ぼけているだけなので、しばらくすると自然に寝ついてしまうことが多いようです。

寝言などの反射が出やすいのは、ストレスがたまっていて興奮しやすいときだそうです。それは大人も新生児も同じですので、赤ちゃんが怖い目にあったときや、ひどく叱られたとき、何か強い刺激があったときなどは、寝言泣きをしてしまうそうですよ。

いずれにしても、そっとしておけば自然に眠ってしまうようです。

泣く間隔や体の動きで見分けよう

「夜泣き」と「寝言泣き」は対処の仕方がまったく正反対です。「じゃあ、どうやって見分けるの?」ということになりますよね。知っていれば分かる簡単な見分け方がありますよ。

眠りには浅い眠りの時間帯と深い眠りの時間帯があることは前に触れましたね。大人は90分くらいの周期ですが、新生児の場合は40~60分、生後3カ月くらいで50~60分ほどの周期です。

授乳の間隔やおむつの状態にもよりますが、赤ちゃんが寝てから40~60分くらいで泣くようであれば、夜泣きではなく寝言泣きの可能性が高いと考えられます。

体の動きで見分けることもできますよ。「激しく体を動かして、その後また眠る」を繰り返すようであれば、寝言泣きである可能性が高そうです。

新生児の寝言泣き。どのように対応する?

まずは静かに見守る。

寝ている赤ちゃんが突然泣き出したら、すぐに手を出さずに、しばらく何もしないで見守ってみましょう。それがただの寝言泣きであれば、少し泣いた後で自然にまた眠りだしますよ。

寝言泣きの間は、むやみに声をかけたりするのはおすすめできません。話しかけられたことをきっかけに眠りから覚めてしまうこともあります。

3~4カ月もすれば寝言泣きも落ち着いてくるようですが、どうしてそういう時期なのか、原因はさまざまで特定できていないそうです。目の前の赤ちゃんに合わせてあげるしかありませんね。

しばらく見守っても泣きが収まらないようなら、赤ちゃんが何かしらを伝えたい夜泣きなのかもしれません。授乳の間隔やおむつの状態などを見てみましょう。

バスタオルや毛布で包んでみる

赤ちゃんは、体をバスタオルで包まれると、安心して眠ることができます。まずは赤ちゃんの体の上にそっとバスタオルをかけて、そのあと両端を赤ちゃんの体の下に入れてあげてください。誰かに抱かれている感覚で、赤ちゃんの寝言泣きも収まるかもしれませんよ。

寒くなったら、バスタオルの代わりに毛布でもいいですね。あのフワフワは、大人でも癒やされる触感です。

バスタオルや毛布を使って赤ちゃんの体を包みながら、寝る姿勢をC型に軽くカーブさせてあげると、ママのお腹の中での体勢に近くなるので、寝つきやすくなりますよ。

周りでなにか音が鳴っていないか、明るい環境ではないか、服装や室温は最適かをチェックしてあげると、さらに深い眠りに入りやすくなります。

背中をトントンしてみよう

それでもまだ落ち着かないときは、赤ちゃんを起こさないように気をつけて、背中を優しくトントンとたたいてあげましょう。子どもの身体をトントンすると落ち着くのは、それが新生児がママのお腹の中で聞いていた心臓のリズムに似ているからだ、という説もありますよ。

だからといって、トントンのリズムが必ずしもママの心臓のリズムに合っている必要はありません。人間は、単調な音や振動の刺激があると眠くなるのだそうです。だんだんゆっくりにしたり、途中でリズムを変えたりすると効果的ですよ。

同時に「だいじょうぶだよ」と声をかけてあげるのもいいですね。ママやパパの声はお腹の中にいるころから聞いている親しみのある声なので、赤ちゃんは安心して眠ることができます。

まとめ

新生児の寝言泣きやうなりの原因、対処法についてまとめてきました。お役に立ちましたか?

寝言泣きについては、あまり神経質になる必要はなさそうですね。たとえ赤ちゃんが急にうなりだしたとしても、まずはじっくり赤ちゃんのようすを観察して、正しい対応をすれば、何も心配はいらないことが分かります。

知ってさえいれば、なんでもないことは多いですね。子育ての楽しさと奥深さを感じます。

赤ちゃんの寝言泣きやうなりはいつかは必ずおさまります。こんな姿がみられるのも今だけなので、楽しんでお世話しましょう。
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