新生児の寝言泣きやうなりはなぜ起こる?睡眠サイクルとの関係と対策
新生児がぐっすり寝ていると思ったら突然泣き出したという経験をしたママがいるかもしれません。また、新生児がうなりながら辛そうにしていると、どう対処したらよいのか迷いますよね。そこで今回は、新生児が寝ている間にうなる原因とその対処法、寝言泣きと夜泣きの違いやその対策などについてご紹介します。
目次
- 新生児の睡眠サイクルについて知ろう!
- 新生児の睡眠サイクルは短い
- 新生児の睡眠は浅い(起きて当然)
- 新生児が寝ているときにうなる原因
- 便秘やお腹にガスが溜まっている
- ミルクの飲みすぎで苦しい
- 暑がってうなる場合も
- 新生児がうなっているときはどうする?
- 新生児にできる運動をする
- ゲップを促してみよう
- お腹をマッサージしてみる
- お尻の周りを刺激する
- よく似ている。夜泣きと寝言泣きの見分け方
- 夜泣きは要求を満たすと泣き止む
- 寝言泣きは単なる寝言
- 泣く間隔や体の動きで見分けよう
- 新生児の寝言泣き。どのように対応する?
- まずは静かに見守る。
- バスタオルや毛布で包んでみる
- 背中をトントンしてみよう
- まとめ
新生児の睡眠サイクルについて知ろう!
新生児の睡眠サイクルは短い
眠りについた新生児をじっと見ていると、体中の力が抜けてだらんとしている時間帯があります。熟睡の時間に入った証拠です。このように新生児も熟睡と浅い眠りを繰り返しているのです。
大人の場合は、このリズムを平均90分ぐらいで交互に繰り返しますが、新生児の周期は40~60分ぐらいだといわれています。新生児の睡眠サイクルは短いのです。
この浅い眠りの時間帯に、お腹がすいていたり、おむつが濡れていたりすると、新生児は急に泣き出したりします。突然の大泣きのように感じますが、ちゃんと理由があるのですね。
新生児には夜も昼もありませんから、深夜だろうと朝方だろうと、このリズムを繰り返します。赤ちゃんが夜中あまり寝てないように感じるのは、睡眠時間が短いわけではなく、この周期の短さが原因です。
新生児の睡眠は浅い(起きて当然)
この浅い眠りの間に、脳がどんどん成長するそうです。血流が増え、体はたんぱく質を作り出します。2歳までに大人の脳の70%ができあがるというのですから、新生児の眠りの重要性が分かります。「寝る子は育つ」というのは科学的に証明されているわけですね。
だから、夜中に起きたり目が覚めたりするのは、この浅い眠りの周期がきちんとできているということであり、元気に育っている証拠です。ある意味、起きて当然というわけです。夜に眠ってくれないからといって、それほど心配する必要はなさそうですね。
浅い眠りが重要ということが分かると、逆に眠りすぎて心配ということもあるかもしれませんね。しかし、生活のリズムや眠りの周期は赤ちゃん1人1人違いますから、ほかの赤ちゃんと比べる必要はなさそうですよ。
その赤ちゃんの眠りのリズムを大切にしてあげるのがベストです。
新生児が寝ているときにうなる原因
便秘やお腹にガスが溜まっている
生後3カ月ぐらいまでは消化器官が未発達で、さらに腹筋も弱いので、新生児にとってうんちを出すのは重労働です。頑張って出そうとしているのです。声も出ますよね。
うんちだけでなく、ゲップやおならなどのガスがうまく出せなくて、うなっていることもありますよ。
母乳やミルクを上手に飲めないうちは、どうしても一緒に空気も飲み込んでしまいますよね。それがどんどんお腹にたまっていきます。そんなガスを何とか出そうとして、体中に力が入ってしまい、うなり声になるようです。
ミルクの飲みすぎで苦しい
新生児は満腹中枢が未発達なので「もうお腹いっぱい、これ以上はいらない」という判断ができません。だから、ミルクや母乳をあげればあげるだけ飲んでしまいます。
食欲があっていいようにも感じますが、いつの間にか飲みすぎていることもあります。おなかがいっぱいになり、おなかが張る原因にもなります。
授乳のときにうなるのは「母乳やミルクを飲みすぎて苦しいよ!」といっているのかもしれません。赤ちゃんの様子をよく見て、うなりの原因を察してあげることが大切ですね。
暑がってうなる場合も
新生児は、自分でうまく体温調節ができません。大人の体感で体温調節してあげるのが基本ですが、つい着せすぎていることもありますよね。新生児は予想以上に暑がりですから「ちょっと暑いよ!」といいたいのかもしれません。
冬場は、寒すぎてうなっているのかもしれませんよ。そんなときには、できるだけ暖かくしてあげないと、風邪などの体調不良の原因にもなりますよね。ひょっとしたら、知らないうちにシャツがめくれておなかが出ているかもしれません。
赤ちゃんは、うなることで、パパ・ママにいろんなことを教えてくれているのですね。