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幼児期の子どもが真似する理由は?対処法と気をつけたいこと

幼児期の子どもが真似する理由は?対処法と気をつけたいこと

幼児期の子どもは、身近な人やテレビなどの真似をします。ときには教えたくないことを外で覚えてきてしまうなど、親の手に負える範囲を超えてしまうこともありますよね。また自分の悪い癖を真似されることが嫌だと感じるママもいることでしょう。今回は、子どもが真似をする理由とその対処法や気をつけたいことを紹介します。

幼児期の子どもが真似をする理由

人間は真似からコミュニケーションが始まる

赤ちゃんは、生まれてから数カ月経つとパパやママの真似をするようになりますが、実は生まれたばかりのときからその能力を持っています。

生まれたころの赤ちゃんの目の前で口を開けたり舌を出したりすると、赤ちゃんも同じように真似をするのです。これを「新生児模倣」といいますが、生後2カ月ごろまでで終わってしまいます。

期間限定のコミュニケーションなので、赤ちゃんがいたり、これから生まれてくるというママは、ぜひやってみてください。

ここから数カ月、人の真似をすることが無くなりますが、10カ月頃になると、再び動きを真似するようになるのです。このときにはいろいろな動きができるので、ママとのコミュニケーションをたくさんとることができます。

真似をするのは尊敬や好意のあらわれ

絵を描くときに友達の描いた絵を真似したり、遊具に登っている友達と同じように登ったりと、幼児期には子どもが友達の真似をする姿を目にしますよね。

真似をして申し訳なく思ったり、真似ばかりで大丈夫かと心配したりするママもいるようですが、これは自然なことなのです。

子どもでなくても、尊敬する人や憧れの人の真似をしてみるということはありますよね。また、仲のよい友達同士の雰囲気が似ていることがありますが、それは一緒にいるうちに同じようなファッションなどを取り入れてくるからです。

幼児期の真似も同じことです。友達がやっていることを見て「いいな」と思ってやってみるのです。

そうやって身近な人の真似をしながら社会性を身につけていきます。

真似ることから知識や技術を習得する

「学ぶ」という言葉の元は「まねぶ」だといわれています。赤ちゃんや子どもが人の真似をするのは、学んで成長するためには無くてはならない行為です。

子どもの成長は、まず身近な人がやっていることを見て「同じことをしたいな」と思うことから始まります。そして同じように真似をすることで、できる方法を学ぶのです。

何度も真似を繰り返していくうちに、個性や自主性が芽生えます。「ぼく(わたし)だったらこうしたいな」という気持ちになり、ここで初めて自分のやり方でやってみるのです。

ですから真似は悪いことではありません。子どもの成長の途中段階としてやっているものだと親が理解してあげることで、子どもの「真似」を温かく見守ることができますよ。

ママやお友達を真似する幼児への対処法

作品や行動がお友達の真似でも褒めてあげて

幼稚園や保育園にいると、友達の作品や行動を真似することが目につきやすくなります。

友達の真似をして絵を描いたとき「どうせ真似して描いたものだから」と思ってしまうかもしれませんが、まずは上手に描けたことを褒めてあげましょう。褒められると自信がついて、次の絵を描く意欲が湧いてきます。

また、同じ丸を描いたものでも、友達と自分の子どもは違うものとして認識しているのかもしれません。「これはなに?」と、その部分がなんなのかを聞いてみたり、友達と違う部分を何でそうしたのかを聞くと、会話が盛り上がることでしょう。

男の子は真似をする期間が長い傾向にありますが、心配しなくて大丈夫ですよ。たくさん真似して描くうちに、自分らしい絵を描けるようになってきます。

悪い真似には注意ではなく影響を気づかせる

子どもが家族や友達にきつい言葉で話したときに「そういういい方しないの」「もっと優しくいわないと」と注意しませんか?

しかし子どもは自分がきつい言葉を使っているという自覚がありません。子どもにとってママが優しく話すのもきつい口調で怒るのも、当たり前の話し方であり「良い話し方」「悪い話し方」という基準がないので、なにが悪いのかが分かりません。

友達にきつい言葉を使ってしまったときは「優しい言葉でいわないから、お友達がびっくりしちゃったよ」など、その言葉が相手にどのような影響を与えたか教えてあげましょう。

どのように話したらいいたいことが相手に優しく伝わるのかを、子どもと一緒に考えてみるとよいですよ。

「真似して学習する方法」を育児に活用する

幼児が大人の真似をして学習することを「子どものモデリング(模倣学習)」といい、子どもの成長に影響を与えます。

アメリカ在住の5歳の息子を持つママはアーティストです。息子はママが絵を描いている姿を見て育つうちに、芸術的な感受性を身につけました。散歩中には道で見つけたきれいなものや雲の形について話すようになったそうです。幼稚園の先生は「文字や形を書くのがとても上手な子」と褒めてくださったそうです。

また、「真似して学習する方法」を活用して生活習慣を身につけることもできます。「挨拶しなさい」と厳しくいうより、みんなに笑顔で挨拶するママを見ているほうが、子どもはきちんと挨拶を身につけるのです。子どもが真似をしたらたくさん褒めてあげましょう。

すぐ真似する幼児期の育児で気をつけること

ママやパパの無意識な悪い言葉、態度

子どもは家庭での影響を受けて育ちます。

「やばい」という言葉の意味をアンケートで問うと「あやしい」「びっくりしている」「おもしろい」「楽しい」「おいしい」「感動している」「緊張している」「意味がわからない」など、たくさんの回答があったそうです。親がこれらの言葉を「やばい」で済ませると、子どもはすべて「やばい」と表現し、言葉を覚える機会をなくしてしまいます。

子どもを褒めるときに人と比べるのもよくありません。これを真似すると、自分よりできないと思う子をばかにするようになってしまいます。また、親が公共マナーを守らないと、子どもは親の態度が普通だと認識します。

親の無意識なよくない行動も、子どもは真似して身につけてしまうので気をつけましょう。

真似による誤飲や転倒転落などの事故

1~4歳児の一番多い死因は不慮の事故で、中でも分別のつかない1歳児の事故は一番多いのだそうです。

子どもは、大好きな家族が毎日やっていることを真似します。料理をするママの真似をしようと思って、包丁を手にして怪我をしてしまったり、パパがたばこを口に入れて吸っている姿を真似して、灰皿の吸い殻を食べてしまうことがあります。危ないものは子どもの手の届かないところに置きましょう。

また、中国では、アニメのシーンを真似した転落事故が立て続けに起こりました。人気アニメで傘を持って飛ぶシーンを真似してマンションの高層階から飛び降りてしまったのです。

このように、大人は絶対にやらないようなことでも、子どもは真似をする可能性があることを頭に入れておきましょう。

真似されたくないママの「マイナス思考」

乳幼児期の子どもは、ママが話すことから発想のしかたを学びます。ですから、ママの考え方がプラス思考かマイナス思考かによって子どもの思考も変わってきます。

問題にぶつかったとき、マイナス思考は「難題」、プラス思考は「チャレンジ」と捉えるため、問題への意識が変わってきます。子どもが「一緒にご飯作りたい」といったときに「まだ難しいから無理だよ」ではなく「これ混ぜてみる?」と簡単なことを一つでもよいのでお願いしてみましょう。うまくできなくても感謝の気持ちを伝えたり褒めたりすると、子どもは意欲的に新しいことにチャレンジすることを覚えます。

ママがプラス思考でいることを意識すれば、子どももプラス思考になり前向きな気持ちで生活できますよ。

まとめ

子どもが人の真似をする理由と、その対処法や気をつけることについて紹介しました。

子どもの成長は真似をすることから始まります。まずは子どもがいろいろ真似することをママが受け入れることが大切です。

また、子どもは本当に小さなことでも見て真似をします。子どもと長時間一緒にいるママはこのことを意識して、よくないと思う行動は普段からしないように気をつけて生活しましょう。

子どもの「真似する」という特徴を生かして、上手に子育てしていきましょうね。

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