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言葉での自己主張が増える5歳児。上手な自己主張を促す関わり方

言葉での自己主張が増える5歳児。上手な自己主張を促す関わり方

あれこれ世話を焼かずに任せることも大事

自己主張が弱い子になる原因として、ママがなんでも先回りして手助けしてしまうということがあります。例えば、子どもが何かに迷ったり困ったりしたとき、すぐにママが助言して都合よくコントロールしながら物事を進めてしまうということはありませんか?

ママのサポートがあれば簡単に問題は解決するでしょう。しかし、これでは子どもの「自分で考える力」が育っていきません。

「これがこうだからこうしなさい」と、強制的にママが思うように行動させてしまうと、子どもは自分で考えられないだけでなく、自分の気持ちを相手に伝えることがどんどん苦手にもなっていくのです。あれこれ世話を焼かずに見守り、子どもに判断を任せることも大事なのですね。

選択肢を用意すると意見を言いやすくなる

自己主張が苦手な子どもには選択肢を用意した上で質問すると、自分の意見が言いやすくなるでしょう。

例えば「今日の夜は何が食べたい?」と質問するよりも「今日の夜ごはんはオムライスとハンバーグのどちらがよい?」とか、着替えの際には「チェック柄のズボンと水玉のズボン、どちらを穿く?」のように具体的な選択肢を用意するのです。そうすると子どもは自分の意見が言いやすくなります。

このとき大切なのは、子どもの選択がママの意向と違っても「ママはこっちがよかったのに」などと文句を言わないようにすることです。子どもが自分で選択することを繰り返すと、少しずつ物事を自力で考えられるようになり、自分の考えや意見を言葉で表現できるようになっていきます。

まとめ

5歳児は口が達者になり、言葉で自己主張する場面が増えてきます。興奮すると生意気な言葉が飛び出すこともありますが、自分の欲求を主張するのは子どもにとってごく当たり前のことです。

ママはまず主張の真意をくみ取り、子どもの気持ちに寄り添うようにしていきましょう。主張の弱い子どもに対しても、やはり子どもの気持ちを考えることを最優先にしたいですね。

そして生活の中で色々な人と関わり、意見の相違や相手の思いやりなどを経験したり実感したりする中で、子どもは上手に自己主張できるようになっていくでしょう。
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