子育て中のイヤイヤ期の悩み。始まる時期や対処法をご紹介
何をするにしても子どもが「イヤ!」と言い、パパやママを悩ませるのが「イヤイヤ期」。「イヤイヤ期の子どもがとにかく大変で悩みが尽きない」という話はよく耳にしますよね。今回は、そんなイヤイヤが起きる時期、子どもがイヤイヤと言う理由、そしてそんな子どもへの対処方法についてご紹介していきたいと思います。
イヤイヤ期はいつ始まっていつ終わるの?
実は生後6カ月ころから始まっている
子どもにもよりますが、実は生後6カ月のころから始まっているのだとか。「お腹がすいた」「眠い」といった不快な感情を泣いて表現するだけでなく、離乳食を口に入れるとベーっと吐き出す、口を拭こうとすると嫌がる、オムツ替えを嫌がって寝返りするなど、少しずつイヤイヤの気持ちが芽生えてきます。
生後半年から1歳後半にかけて、体の成長とともに、少しずつ「◯◯したい」と自己主張が増えますが、まだこだわりも少ないので他のことへ気をそらすことで対処できます。
イヤイヤMAXを迎えるのが2歳ころ
「お着替えしよう」「靴をはくよ」「手をつなごうね」「そろそろ帰ろうか」と親が声をかけるたびに「イヤイヤ」と言うばかりでなく、大声で泣き叫んだり床に寝転がってバタバタしたり。親はその対応にほとほと疲れてしまいますよね。
2歳ごろは自我が芽生え、「◯◯したい」「◯◯はイヤだ」という自己主張が強くなる時期。でも思うようにいかず、そのときに自分の怒りや欲求の感情をうまく表現することができないので、すべてを「イヤ」という言葉で伝えてきます。イヤイヤ期は「第一次反抗期」とも呼ばれるように、子どもの心の成長にとって欠かせないものなのです。
3歳から4歳にかけて落ち着いてくる
3歳ごろには言葉の理解も進んでくるので、自分が思っていることややってみたいことを言葉に表して伝えるようになります。周りの人の話もより理解できるようになり、円滑にコミュニケーションが図れるようになるので、イヤイヤが減っていくのです。
いつイヤイヤ期が終わるかは個人差もありますが、子どもが成長するに従って次第に落ち着いていきます。今、イヤイヤ期のピークで苦しんでいるママも、あと少しの辛抱かもしれませんよ。
子どもがイヤイヤになる理由を把握しよう
自分の感情が整理できずに混乱している
日常の生活の中で子どもは様々なことを体験し、そのときに喜び、悲しみ、怒り、不安など、様々な感情を抱きます。大人であれば自分の感情を理解して受け入れ、コントロールすることができるのですが、子どもは自分の感情と向き合ったときにどのように処理していいのかわからず、混乱して泣いてしまうのです。
あまりに泣きすぎると感情が高ぶるあまり、パニックになることも。そうなると、どうやって気持ちを整理すればいいのかわからなくなり、かんしゃくをおこして大混乱になります。抱っこしようにもエビ反りで大暴れをする場合もあります。
まだしたい!欲求不満が溜まっている
子どもが何かに夢中になって遊んでいるときに、大人の都合でその行為を中断して次の行動へと促そうとしても、イヤイヤ期の子どもはまだ先の見通しをもって行動することができないため、目の前のことに固執してしまうのです。
様々なことに興味や関心を示して没頭しているときに今やっている行為を止めることを強制されると「まだしたい!」と欲求不満の状態となり、その気持ちを表現する手段としてかんしゃくをおこして抵抗するのです。
言いたいことが伝わらない!言葉の未熟さ
自分で着替えたい、袖に通したい、ボタンが留められない、靴下が履けない、など「自分で◯◯したい」と思うものの、まだ手先も器用ではないので思うようにできませんし、手伝ってもらうことも拒否します。
やりたい自分とできない現実とのギャップに不機嫌になりますが、「◯◯したい」「◯◯はしたくない」と言いたいことはたくさんあるのにうまく伝えられないもどかしさからイヤイヤが起こってしまうのです。
ついにイヤイヤ期がきた!対処法は?
時間に余裕を持って接し、心にもゆとりを
サッと用意を済ませて出かけたい日に限って、いざ出かけようとしたら「おもちゃで遊びたい、自分で靴下を履きたい、靴を履きたい」と主張され、手伝いは拒否され、うまくいかなくて泣き叫ばれてほとほと困り果ててしまうなんてことも。最初はなだめていたママもついイライラして怒ってしまうのではないでしょうか。
普段はゆっくり付き合ってあげられるような些細なことでも、時間に追われていると大人でもついあせってしまいがち。あらかじめ予定が遅れることを想定して、時間に余裕をもって行動すると、たとえ出発時に遅れても落ち着いて対応できますよ。