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乳児が快適な室温を知ろう。季節に応じた室温と服装調節のコツ

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室温を確認するポイントと注意点

熱がある時の室温はどうしたらいいの?

赤ちゃんは免疫力が弱いので、発熱することが多いです。発熱したときは室温をどうすればよいか考えてしまうと思います。

夏はいつもの設定温度より少しエアコンの温度を下げてもよいでしょう。でも、赤ちゃんの手足が冷えている時はもっと熱が上がる前兆です。そんなときは体を温め、赤ちゃんの手足が暖かくなって体温が上がりきったのを確認してから室温を少し下げましょう。

冬はいつもの室温で問題ありませんが、湿度には注意が必要です。赤ちゃんに最適な湿度は50%以上です。

熱がある時は70%程度まで湿度を上げ、赤ちゃん周辺にいるウイルスの活動を弱めましょう。湿度が赤ちゃんの体調悪化を防いでくれます。

赤ちゃんが布団を蹴とばすのは暑いから?

赤ちゃんが布団を蹴とばすのは「暑い!」と意思表示している証拠です。

赤ちゃんに布団を蹴られ、夜中に何度も掛けなおすという経験があると思います。自分で布団を掛けられない赤ちゃんを心配して何度も掛けなおして、寝不足になった…なんて経験もあるかもしれません。

赤ちゃんは大人以上に布団や室温などの環境に影響を受けます。なぜ影響を受けやすいかというと、赤ちゃんは新陳代謝がとても活発で、体温調節機能が未熟だからです。

赤ちゃんは一度布団で温まると体温が上昇してしまい、自分で布団を外すことができません。なので、暑くなると布団を蹴ってしまうのです。

赤ちゃんに布団を掛け過ぎたり、服を着せ過ぎたりするのはあまりよくありません。

赤ちゃんの暖めすぎに注意しよう

赤ちゃんに風邪を引かせたくなくて、ついついたくさん着せてしまう…、多めに布団を掛けてしまう…という気持ちはよく分かります。でも、最近の赤ちゃんの体温調節の研究で赤ちゃんの着せ過ぎ、暖め過ぎは「SIDS(乳幼児突然死症候群)」の原因の一つと考えられるようになりました。

赤ちゃんの着せ過ぎで「放熱障害」を起こすことがあります。放熱とは、高温環境において高体温になった時に、その熱を放出して高体温を抑えようとする働きです。

高体温によって睡眠は深くなり、筋弛緩、呼吸運動が抑制されるといわれています。SIDSがうつぶせ寝に多い理由は、お腹からの放熱が妨げられることで、筋弛緩や呼吸運動が抑制され、窒息しやすいと考えられているからです。

まとめ

赤ちゃんは体温調節が未熟です。普段から赤ちゃんの体温に気を付けて、体調の変化を事前に察知できるようになるといいですね。

そして四季のある日本に生まれたのですから、赤ちゃんにどの季節も楽しんでほしいです。季節のよさを体感しながら快適に過ごすことができるようにパパママはサポートしましょう。

赤ちゃんはコミュニケーションがうまく取れません。暑いのか寒いのか、赤ちゃんの様子からパパママが分かるようになるといいですね。

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