上の子を一時保育に預けるには?注意点や預けられないときの対処法
ママは出産が近くなると準備が忙しくなり上の子のお世話が大変になってきますよね。そのようなとき一時保育が利用できると便利でしょう。しかし、一時保育を利用したことがないママは預け方や子どもへの影響が気になるのではないでしょうか。今回は、一時保育の利用方法や注意点、利用できないときの対処法をお伝えします。
産前産後は上の子を一時保育に預けよう
まずは自治体に問い合わせを
一時保育の利用を考えたら、まずは役所(自治体)に問い合わせをしてみましょう。役所には一時保育ができる最新の保育施設の情報がそろっているので、早く情報を得ることができます。
保育施設の情報がわかれば、通わせたい保育施設に連絡をします。保育施設によって違いはありますが、通わせる前に利用目的や子どもの様子、利用頻度などを調べるための面談があったり、最初は2時間ほどの保育のみで子どもの様子を見たりなど、それぞれ決まりがあるようです。
一時保育の利用時間と料金について
一般的な認可保育園の保育料は、1時間400~600円、1日2,000~4,000円ほどが多いようです。それに対して認可外保育園や民間企業が行う施設は、1時間1,500~3,000円、1日6,000~10,000円とやや高額になりますよ。
保育施設によっては、保育料とは別に昼食代やおやつ代が必要であったり、お弁当を持参しないといけなかったりするところがあります。また、ひとり親世帯や生活保護世帯などは保育料の一部が補助されることもあるようなので、利用する保育施設に確認してくださいね。
持ち物については利用する園に確認を
どの保育施設でも必要なものには、健康保険証と乳幼児医療証、着替えや外遊び用の帽子、おむつやおしりふき、大きめのビニール袋、食事用エプロンやループタオルなどがあります。着替えは2~3セットは必要で、大きめのビニール袋は汚れた着替えやおむつの持ち帰りに使用します。
おむつは8時間くらい預ける場合は6枚ほどあるとよいでしょう。子どもによってはおむつの代わりにトレーニングパンツが必要ですね。
また、保育園にはお昼寝の時間がありますが、昼寝用の寝具の種類は施設によって指定されるものが違うので確認してくださいね。
上の子が一時保育を利用するときの注意点
混雑状況によっては利用できないことがある
直接行って登録をしたり面談が必要だったりする保育施設は、事前に連絡をして日時の予約をしましょう。登録に必要な書類はダウンロードして前もって準備をしておくとよいですよ。
保育施設を利用するときはほとんどの施設に予約が必要になります。最近は保育園の待機児童が多く、そのような地域では予約がなかなか取れなかったり、一時保育の人数枠が少なかったりするようです。
地域によっては一時保育の予約時間になるとパソコンにかじりつかないといけなかったり、混雑状況次第で利用ができなかったりする保育施設もあるので注意が必要です。
上の子が病気になるリスクが高まる
保育園症候群は2歳未満に多い一時的なものですが、この時期に預ける場合は注意が必要でしょう。また、保育園症候群だけでなく集団生活の保育施設では、流行性の感染症にかかるリスクが高まりますよ。
乳幼児は6カ月頃までは風邪にかかりにくく、麻疹、風疹、おたふくかぜもママの免疫によって8~10カ月頃までは移りにくいといわれています。しかし、上の子が保育園に行くことで百日咳や水疱、結核など、乳幼児でもうつる可能性がある病気になることがあることは認識しておきましょう。
子どもが泣くとママは罪悪感を抱くことも
このように、初めてママと離れる子どもは不安で泣いてしまう子もいれば、ケロッとしてお友だちと遊べる子もいます。1回目はお友だちと遊べても2回目は大泣きだったという話もよく聞きますよ。
ママは子どもが泣くと罪悪感を抱いてしまいますが、ママ以外の人と触れ合うことで新しい自分を形成するきっかけにもなります。ママは、すべてをマイナスに捉えるのでなく子どもの成長の一つとして考えるとよいのではないでしょうか。
一時保育が利用できないときの預け先は?
パパや祖父母に協力してもらう
ママの入院中にパパが有給休暇をまとめて取れるのであれば、パパに協力してもらうのがよいですね。パパは家事や育児に慣れていないことが多いので、事前に準備をしてできるだけ負担を減らすようにしておきましょう。
また、パパの休みが取りにくい場合は、パパやママの実家に預けたり、来てもらえるようにお願いしてみるのもよいでしょう。おじいちゃんやおばあちゃんも孫と過ごせてよい思い出になるようですよ。
上の子が保育園や幼稚園に通っている場合、通園を考えると来てもらう方がよいかもしれません。