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4歳児の急な夜泣きの原因は?予防策や夜驚症との違いとは

4歳児の急な夜泣きの原因は?予防策や夜驚症との違いとは

夜泣きとは違う!4歳の夜驚症とは

似ている点の多い夜泣きと夜驚症の違い

寝ているときに、急に起きて泣くという共通点はありますが、夜泣きと夜驚症の違いはどのようなものでしょうか?

夜泣きの場合は、部屋の明かりをつけたり、あやしたり、話しかけたりすると徐々に子どもが落ち着いてきます。一方、夜驚症の場合は声をかけても届かず、あやしても落ち着きません。パニックを起こしたかのように泣き叫び、落ち着かせたくてもパパやママはどうすることもできないことが多いのです。

子どもの呼吸が激しかったり、暴れたりすると、どこか体の具合が悪いのではないか、このままで大丈夫だろうか、と心配してしまいますよね。日中の行動に問題がなかったら、心配することはないので、落ち着くまで見守ってあげましょう。

パニックになってしまう夜驚症の原因

原因ははっきりしていないものの、日中のストレスや強い刺激、脳の発達が未熟であること、などがよく原因として挙げられます。夜泣きの原因と似ていますね。

夜驚症は、どのようにして起こるのでしょうか?夜驚症は、ノンレム睡眠(深い眠り)のときに症状が出ます。深い眠りについているときに、何かが原因で脳が興奮状態になり、そこでうまく起きられずにパニックになってしまうといわれています。

パニックになっている間は、脳が半分寝ていて、半分起きている状態です。声をかけても応じない、翌日に記憶がないのは納得ですよね。半分寝ているのだ、こちらのいっていることはあまり聞こえていないのだ、とわかるだけでも、少し安心できますよね。

夜驚症の対処は焦らず見守ること

夜驚症の症状が出たら1番大切なことは、パパやママが落ち着くこと。無理に子どもを落ち着かせようとせずに、基本的には焦らず見守りましょう。

子どものパニックを無理やり抑えようとして、体を押さえつけたりすると、さらにパニックになる可能性があります。自由に動かしてあげましょう。しかし、夜驚症の症状が出ている間は半分寝ています。いつものように、危ないものを避けることができませんので、怪我をしてしまうかもしれません。症状が治まるまでは、パパやママが同じ部屋にいて、見守ることが大切です。

パパやママが心配しすぎたり、パニックになったりすると、その気持ちが子どもに伝わり、不安にさせてしまいます。夜驚症に関する知識をしっかりと付けて、どんと構えておきましょう。

4歳の夜泣きは受診の必要がある?

基本的には自然に治るもの

夜驚症は、ほとんどの場合、治療する必要がありません。脳が発達してくると徐々に治まってくるそうです。稀にずっと続く場合や、大人でも発症することがあり、治療することがありますが、多くは思春期までに症状が見られなくなってきます。大人になってから、親に「あなたが小さい頃、夜驚症で大変だったんだよ」と聞かされて、びっくりしたママがいるかもしれませんね。

子どもが夜驚症だったママの体験談を聞くと、「パニックになったら放っておくのが一番。そのうち治るよ」といっているママが多いですよね。そしてもう一つ共通していることは、怪我をしないように見守っていたことです。夜中に急に起こされて大変ですが、穏やかな気持ちで、安心できるような声かけだけをしてあげましょう。

また、脳が成長するまで気長に待つこともいいですが、寝る前に子どもをリラックスさせてあげたり、気持ちを満たしてあげたりすることも大切ですね。先ほどご紹介した、夜泣きの予防と同じです。スキンシップを多くとったり、おしゃべりしたり、マッサージをしてみましょう。

気になることがあれば迷わず受診する

夜泣きも夜驚症も、ほとんどは治療が必要ないものですが、気になることがあったり、生活に支障が出てきたりしたら、迷わずに受診しましょう。

一晩に何回も症状があったり、日中もパニックを起こしたり、一日中足を痛がったりと、気になったことがある場合は、受診が必要です。その際に、病院のどの科にかかればいいのか不安だと思います。まずは、かかりつけの小児科に相談してみましょう。

夜泣きや夜驚症は漢方で改善できることもあるので、選択肢の一つに入れてみてもよいかもしれませんね。漢方を飲ませたいときは、素人判断で購入して与えるのではなく、受診をして医師または薬剤師に相談し、適したものを処方してもらいましょう。

また、小児鍼灸で改善することもあるそうです。鍼灸と聞くと、痛そう、熱そう、と思いますが、子どもには鍼を刺さずに、撫でてマッサージすることが多いようです。そのため、嫌がることは少ないようです。

子どものことがもちろん心配ですが、夜泣きや夜驚症に対応しているパパやママも大変です。無理をしすぎずに、頼れるものに頼ってみるのも、よいかもしれませんね。

まとめ

夜泣きや夜驚症の原因や予防策を調べていると、「ママの接し方のせいで夜泣きする」や「ママがかまってあげられていないからだ」など、根拠のないことが書かれていて、傷つくことはありませんか?夜泣きや夜驚症の原因ははっきりとわかっていません。ママのせいとも、家庭環境のせいともいい切れないのです。

すべてのストレスや刺激を取り除くことは難しいですよね。ですから、少しでも理解して、自分ができることをすることが大切ですね。情報に振り回されすぎずに、ゆったりとした気持ちで、夜泣きや夜驚症に向き合えますように。

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