お食い初めに兄弟は呼ぶ?知っておきたい知識や呼ばれたときのマナー
子どもの成長を祝うお食い初め。できればたくさんの人に祝ってほしい、いつも子どもをかわいがってくれているパパやママの兄弟も呼びたい、そう考えるママも少なくないようです。でもお食い初めに兄弟を呼んでもマナー違反にならないのでしょうか?今回はお食い初めの知識やマナーについてご紹介します。
お食い初めの基本的な知識やおこなう儀式
お食い初めの時期やお祝いする場所
お祝いの場所は自宅や祖父母の家など赤ちゃんが落ち着ける場所ですることが多いですが、最近ではお食い初めプランを用意しているホテルや料亭で行う家庭も増えています。
ホテルや料亭であればママが準備や片付けに追われることなく、ゆっくりとお祝いできますね。自宅で行う場合も、産後のママはまだ体調が戻り切っていない時期です。お祝い膳は仕出しやお取り寄せなどを上手に活用して、無理のない範囲で準備してくださいね。
養い親がおこなう「お食い初めの儀式」
つまり祖父母が参加している場合、男の子ならおじいちゃんが、女の子ならおばあちゃんが養い親となります。
養い親は赤ちゃんを膝に抱き、決められた順に赤ちゃんの口元まで料理を運びます。この時期の赤ちゃんは本当に食べることはできませんので、口元に少しあてるだけで十分です。
お料理の順番は、ご飯→お吸い物→ご飯→魚→ご飯→お吸い物を一巡として、3回繰り返すのが正しいとされていますが、嫌がる場合は無理に繰り返す必要はありません。
赤ちゃんが一生食べ物に困ることがないようにと願いを込めてくださいね。
健康な歯を願う「歯固めの儀式」
一般的に歯固め石は、お宮参りの際に授かったものや、氏神様がおられる神社の境内からお借りした小石が使われますが、地域によってはタコやアワビを小石の代わりに使うこともあります。
噛み切りにくいタコや固いアワビを使うのは「食べにくいものでも食べられる丈夫な歯が生えますように」との願いが込められているからだといわれています。
ほかにも梅干しや紅白餅など、縁起をかついだものが使われる地域もありますので、事前に確認してみてくださいね。
お食い初めに兄弟を呼んでもよいの?
お食い初めに呼ぶ相手に決まりはない
しかしこの時期の赤ちゃんはちょっとしたことで体調を崩しやすいもの。ママも産後の緊張がゆるみ、さまざまな不調が出やすい時期だといわれています。
お食い初めの儀式はぴったり100日に行わなくても問題ありませんが、ゲストによっては延期にすると失礼に当たる人がいるかもしれません。もしもの可能性を考えて、招待するのは延期になっても気兼ねのいらない相手に留めておくと安心です。
誰を呼ぶかは赤ちゃんの祖父母とも相談して
せっかくのお祝いの席で楽しめない人がいたり、遺恨が残ることがないように、祖父母とはゲストの送迎や開催場所、食事のメニューについても相談しておきたいですね。
祖父母は経験豊富な人生の先輩です。知恵を貸してもらうと、よりよいアイデアが浮かぶこともあります。気負わずになんでも相談できるとよいですね。
人数が多い場合は日程にも気を配ろう
ゲストの希望を聞き祖父母とも相談しながら、できる限り早く日程を決めましょう。季節や天候なども考慮しておくと安心です。
日程が決まったら伝え間違いや連絡漏れを防ぐためにも、招待状を送ると親切ですね。このとき赤ちゃんの写真入りのはがきを使うなどの一工夫があると、ゲストの期待もより高まります。
お食い初めに向けてのさまざまな手配や準備、そして日々の子育てでママは大忙しです。余裕を持って、無理のない範囲で準備してくださいね。