赤ちゃんと過ごす冬の注意点!お散歩中や暖房器具などのポイントとは
服装の調節や病気の感染予防など、赤ちゃんと過ごす冬は、ママにとって気がかりなことがいろいろありますね。冬のお風呂は、湯冷めやスキンケアにも気を配らなければなりません。赤ちゃんとトラブルなく楽しく冬を過ごせる注意点や、暖房器具や乾燥対策のポイントなどをご紹介します。
赤ちゃんとの冬のお散歩で注意したいこと
服装は調節しやすくしておこう
外に出るときは、基本は薄着にして、厚手や素材が温かいアウターを着脱することで温度調節するとよいですよ。ベストやカーディガンを重ね着すれば、脱ぎ着が簡単でおすすめです。ジャンプスーツは全身が覆われて暖かいです。帽子や手袋などの小物で防寒するのもよいですね。
ベビーカーでのお出かけはフットマフやブランケットも便利です。ビニールのカバーをしておくと、雨だけでなく風からも赤ちゃんを守ることができます。
感染予防に人混みは避けよう
どうしても人が多い場所に行かなければならないときは、「短時間で用事を済ませる」「平日の人が少ないときを狙って行く」などの対策をしましょう。
赤ちゃんにとってはあらゆることが刺激的です。埃、車の音など普段は気にもとめないようなことでも負担になります。外の世界に慣れさせるのは必要なことですが、親の都合で連れ回すのではなく、まずは赤ちゃんを中心に考えて外出する時間や場所を選んであげてくださいね。
パパもママもしっかり感染予防をしよう
外出時にマスクを着用することで、飛沫感染の予防ができます。鼻や喉の乾燥を防いで、ウイルス感染のリスクを下げることも可能です。外出先から帰ったら、ハンドソープでしっかり手を洗いましょう。除菌ジェルを使うのもおすすめです。
ウイルスは喉の粘膜に付着して粘膜細胞内に侵入するといわれています。水分補給をしてウイルスを流しましょう。また、喉の粘膜の乾燥を防ぐことで免疫力の低下を防ぐ効果もあります。
うがいは埃を洗い流し、喉を潤すことで免疫力をキープします。
冬のお風呂はどうしたらよいの?
冬に適しているお湯の温度
赤ちゃんをお風呂に入れるときの温度は、40度くらいがおすすめです。お風呂の設定機能ではなく、きちんと温度計で測りましょう。寒いと大人はどうしても、お風呂の温度を上げてしまいがちですが、熱いお湯に赤ちゃんを入れると泣いてしまいます。途中で冷めてくるようであればお湯をたしてあげましょう。
お風呂に入れる際は入浴時間も大事です。赤ちゃんは大人と違って、体温も少々高めのためすぐにのぼせてしまう傾向にあります。冬だからといって、だらだらと長時間入れるのではなく、入浴時間としては長くても「10分以内」にしましょう。
脱衣所や部屋も暖めておこう
脱衣所にコンパクトヒーターを置くと、入浴時に暖めることができます。お風呂上がりに身体を拭くときも寒くありません。コンパクトタイプなら、脱衣所だけではなく、キッチンやトイレなどに持ち運ぶこともできるので、さまざまな場面で活躍しそうですね。
浴室暖房があるお風呂は浴室を暖めることができますが、浴室に熱湯のシャワーをかけるだけでも暖まりますよ。換気扇があると湿気が逃げて浴室内の温度が下がったり、寒い空気が入ってきたりしてしまうので、換気扇は消すようにしましょう。
お風呂上がりはスキンケアも念入りに
お風呂上がりの赤ちゃんは、汗腺や毛穴を全開にして体内の熱を発散しようとしています。皮膚の表面についた水分が蒸発するだけでなく、皮膚内部の水分まで一緒に奪われてしまいます。
柔らかいタオルで身体の表面の水分を拭き取ったら、すぐに保湿剤を塗りましょう。冬のお風呂上がりに赤ちゃんの肌を保湿するなら、ワセリンなどの軟膏タイプかクリーム状のタイプが保湿効果が高くおすすめです。
赤ちゃんが過ごす部屋の暖房器具には要注意
室温は高すぎないように注意しよう
赤ちゃんは、手足から熱を放出しているので、室温が高すぎるとうまく体温を下げられず、汗をかいて機嫌が悪くなってしまうでしょう。室温が高い上、布団をかけすぎている、服の厚着といったことによって、熱がこもってしまうこともあります。
体温が上がりすぎると、あせもや熱中症、脱水症状、乳児突然死症候群のリスクが高くなる場合もあります。室内を暖めすぎないように注意が必要です。
赤ちゃんの体は眠る前に体温を下げることで、眠りに入りやすくなります。寝室の暖房は早めに切っておきましょう。ママやパパがきちんと室温をコントロールすることが大切ですね。