子育て中に女性の更年期の症状が!子どもの前で笑顔で過ごすために
近ごろ不調を感じ、イライラとしやすいママ、それはもしかすると更年期の症状かもしれません。そこで今回は、子育て中のママの更年期の症状と更年期症状が現れたときの対処法、笑顔で子どもとの時間を過ごすためにしたいことなどについてお話しします。ぜひ参考にしてみてくださいね。
子育て中のママにも「更年期の症状」がある
「更年期の症状」とはどんなものだろう
精神神経的なものとしては、倦怠感や不安感、不眠、めまい、頭痛、耳鳴りなどが挙げられます。夜、疲れているのになかなか眠れず、さらに考えごとをして不安に襲われるということもありますよ。
血管運動神経系の症状としては、のぼせやほてり、発汗、動悸、息切れというような症状に悩むママも少なくありません。特に暑くもないのに、急に汗が出てくると不快ですよね。
運動器官系のものとしては、肩こりや腰痛、手足のしびれやこわばりという症状が現れるママもいます。
このように、更年期の症状には様々なものがありますが、症状の現れ方には個人差があるので注意しましょう。
高齢出産で更年期が子育てと重なることも
大変だった妊娠生活を乗り越え、元気な赤ちゃんを産んでほっとしたのもつかの間、昼夜関係なく続く新生児のお世話で睡眠不足になり、体調を崩すこともありますよね。産後はママの体が元の状態に戻るまでに時間もかかるので辛く感じることでしょう。
ただでさえ大変なのに、これに40代半ばから50代半ばまで続く更年期が重なると、さらに参ってしまうかもしれません。高齢出産をしたママならではの関門の一つともいえます。
更年期は症状の現れ方に差があるとはいえ、多くのママに現れるので、更年期の症状と上手につき合いながら子育てを楽しみたいものですね。
更年期の前に「プレ更年期」がある人も
先ほどもお話ししたように、更年期は40代半ばから50代半ばにあるとされていますが、人によっては30代半ばから40代半ばぐらいにプレ更年期を迎えることもありますよ。
卵巣は年齢を重ねるごとにその機能が衰えていき、卵胞の数も次第に減少していきます。卵胞の数は毎月の生理で減少していきますが、さらに37~38歳ぐらいで急速に減少し、50歳ごろには枯渇して閉経となります。
このように、30代後半から卵巣の機能が衰えはじめ、女性ホルモンの分泌量が減少しはじめるのです。
更年期症状が現れたときの対処法
悪化する前に早めに婦人科を受診しよう
しかし辛い更年期の症状を抱えながら家事と育児をこなすのは大変です。ママの生活に影響が出る前に、早めに婦人科を受診するようにしましょう。悪化する前に手を打つことが重要ですよ。
もし近くの病院に、更年期外来や女性外来があるのであれば、そちらを受診してみましょう。更年期外来では更年期についての知識が豊富な専門医がいますし、女性外来であれば、女性の体の仕組みについて理解の深い専門医に相談することができますよ。
サプリメントを飲んで症状を軽くする
サプリメントを飲み慣れていないママは、毎日飲むことに抵抗を感じるかもしれません。しかし漢方の成分が含まれているサプリメントの場合、長く飲み続けることによってその効果を感じることができます。一度飲み始めたら、忘れずに飲むようにしたいですね。
含まれている成分はサプリメントにより様々ですが、血の巡りをよくする生薬や女性ホルモンの一つであるエストロゲンの分泌を促す生薬が含まれているものなどがあります。
ママの体質に合うものを見つけたいですね。
更年期とうまくつき合うことも大切
真面目な性格のママほど、「更年期の症状に負けずに頑張らなきゃ」と思いがちです。しかし体調が優れないときは家事の手を休め、自分を労わることも大切ですよ。更年期の症状は「これからは無理をしすぎず、自分の体を大切に」という体からのメッセージかもしれません。
ときには家事の手抜きをしながら、育児と更年期の症状の両立を図るようにしていきたいですね。ホルモンの減少に体が慣れてくれば、更年期の症状も落ち着くことでしょう。
笑顔で子どもとの時間を過ごすために
子どもと一緒に適度な運動と睡眠を
一緒に公園へ出かけて走り回ったり、散歩をしたりするのもよいですね。外で気持ちよい空気を吸いながら体を動かすと、よい気分転換になります。
または、スポーツクラブや自治体などが開催している親子向けの体操プログラムに参加してみるのも一案です。近くの施設にどんなプログラムがあるのか、チェックしてみてくださいね。
日中子どもと一緒に体を動かしたら、夜はしっかりと眠るようにしましょう。子どもを寝かしつけた後に家事をしてから眠るというママも多いかもしれませんが、たまには子どもと一緒に寝てしまうのもありですよ。