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上の子の赤ちゃん返りを理解しよう!年齢ごとの特徴や対応方法

上の子の赤ちゃん返りを理解しよう!年齢ごとの特徴や対応方法

2人目の赤ちゃんが生まれてうれしい反面、上の子と2人のお世話は大変ですよね。そのうえ、上の子が赤ちゃん返りをしたらママはさらに大変です。赤ちゃん返りはどうしてするのでしょうか?年齢ごとの特徴や対応方法についてご紹介します。赤ちゃん返りを理解して対応しましょう。

赤ちゃん返りの始まる時期や期間とは

妊娠発覚時や妊娠中に始まることも

赤ちゃん返りは環境が変化して始まる自己防衛反応、注目欲求行動のことをいいます。子どもはとても敏感です。今までと違う状況やストレスを感じたときに、自分を守ろうとして反応したり、注目してほしくて反応したりするのです。

寂しさや不安を感じたときに反応が起きるため、下の子が生まれるときに始まることが多いのですね。ママがつわりでつらそうにしていたり、妊娠してお腹が目立ってきたりしたときに下の子の存在を感じて始まることもあります。

下の子を実際に見なくても、ママの変化や言葉から今までとは違うことを察知して赤ちゃん返りするのです。下の子ができても何も変わらない子もいますが、普段と様子が違ったら気を付けたいものですね。

赤ちゃん返りを始めるきっかけがあることも

ママが妊娠中に赤ちゃん返りをしなくても、ある瞬間をきっかけに始まることもあります。ある瞬間はそれぞれで違いますが、下の子の存在が関係していることが多いようです。

子どもはママのおっぱいが大好きですから、ママが赤ちゃんを抱っこしている瞬間や授乳をしている瞬間を見て、赤ちゃん返りが始まることがあるようです。下の子が生まれるまでは自分がママのおっぱいを飲んで安心して過ごしていたのに、その場所を取られてしまうのです。寂しく感じるでしょうし、不安になりますよね。

赤ちゃん返りを始めるきっかけはそれぞれですが、その子なりの理由がきちんとあるのです。きっかけは何であっても、どのような形で出てきたとしてもきちんと受け止めたいですね。

いつまで続く?赤ちゃん返りの期間

赤ちゃん返りは自我ができる2~10歳頃までと幅広い年齢で始まる可能性があるようです。幼いから、というわけではなさそうですね。

始まってからおさまるまでの期間はそれぞれのようで、「1カ月間でおさまった」「1年以上続いた」など、個人によってかなり幅があるようです。継続する期間をはっきりいうのは難しいですが、平均すると約5.3カ月間ということになるようです。

赤ちゃん返りはママとの関わりが変化することで早めにおさまることもありますし、さらにエスカレートすることもありますので、周りの環境次第で継続する期間が変わってきそうです。一度おさまっても繰り返すことがありますから、きちんと対応することが必要ですね。

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赤ちゃん返りの理由や年齢で異なる特徴

赤ちゃん返りするときの子どもの心理

寂しいときや不安なときに赤ちゃん返りをすると前述しましたが、不安や寂しいときに赤ちゃんに戻るのはなぜでしょうか。赤ちゃんは何もしなくても可愛がられ、すべてをママにしてもらい愛情をかけてもらっている存在です。

上の子にとっても赤ちゃんのときは安心できていた時間ですよね。ですから不安になったときや寂しいときに赤ちゃんに戻って甘えさせてほしい、自分をお世話して愛情をかけてほしいと思って、赤ちゃん返りをするのでしょう。

一方で自分でできたことをほめられるのも好きですから、自分でしようとする行動も見られるかもしれません。甘えと自立を繰り返しながら成長していくのです。成長するうえで大切なことなのかもしれませんね。

2~3歳の赤ちゃん返りの特徴

2~3歳は自我ができてきて自分の思いどおりにしたがることや、独占欲が強くなることがみられるようになります。自分が中心ですから、ママの気持ちを考えることはできないですし、表現の仕方もストレートでしょう。

おむつがようやく取れるようになったのにまたおむつをしたがったり、幼児食を食べていたのにおっぱいやミルクを欲しがったり、イヤイヤ期なのか赤ちゃん返りなのかがわからないような反応をしたりすることがあるかもしれません。

言葉で自分の気持ちを説明することは難しいでしょうから、泣いたり、わめいたり、癇癪を起こしたりすることもあるでしょう。エスカレートすると下の子を叩いたり蹴ったりして意地悪をすることもあるかもしれませんね。

4歳以降の赤ちゃん返りの特徴

4歳以降になると自分の気持ちを言葉で表現できるようになってきますし、周りの状況を見て自分で考えるということができるようになってきます。4歳以降になると認知する能力が成長していますから、自分の気持ちだけでなくママの気持ちを考えることもできるようになるでしょう。

1人でできることも増えますが、まだまだ甘えたい時期ですよね。身の回りのことを自分でするようにいわれると、「甘えたいけれど甘えられない」と葛藤して、赤ちゃん返りが始まることがあるのです。

イヤイヤ期のときと違って自分で考えられるのですから、話をきちんと聞いて思いを受け止め、自分でどうしたらよいのかを考えさせることで落ち着くこともありますよ。

上の子の赤ちゃん返りを乗り切るための方法

上の子を認めてできるだけ叱らない

下の子のお世話で忙しいときに、上の子が自分でできるはずのことをママにやってほしいといってきたら、ついつい叱ってしまうということはありませんか。叱ったあとで「叱らなくてもよかったのに」と反省してしまうこともあるでしょう。

ママもいっぱいいっぱいの状態でしょうから仕方がないですが、上の子はママに甘えたいだけなのに叱られたら、さらに嫉妬心をかき立ててしまうでしょう。赤ちゃん返りがひどくなるかもしれません。

ママもイライラすることがあるかもしれませんが、叱らないで上の子のいうことを受け入れてみましょう。上の子の甘えたい気持ちは分かっているでしょうから、いうことや行動を認めてできるだけ叱らないように努力したいですね。
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