郵便物は受け取り拒否できるの?意外と簡単な方法とできないケース
一度買い物したお店や架空請求など、いらない郵便物がたくさん届いて面倒臭いと思うことはありませんか。そのおかげで大切な郵便物が紛れてしまうこともあるでしょう。実は、郵便物を拒否することができるのです。方法や注意点などについてご紹介しますので参考にしてくださいね。
不要な郵便物を受け取り拒否する方法
郵便物の受け取り拒否は簡単で送料も不要
実は、郵便物の受け取り拒否は簡単で送料もかかりませんよ。まず、郵便物を届けてくれた配達員に「受け取りたくないのですが」ということを伝えましょう。それから付箋に「受取拒絶」「署名or押印」を記載したものを貼りつけ、配達員に渡してください。たったこれだけで完了です。
すでにポストに郵便物が届いてしまっている場合は、先ほどのような付箋を貼りつけ、郵便窓口に持っていくか、郵便ポストに投函すると、差出人に変換されますよ。
開封後など受け取り拒否ができないケースも
ほかにも、書留にサインして受け取った場合、代引きの郵便物でお金を支払って受け取った場合は、開けていない場合でも受け取り拒否することができません。ポストに入れられる郵便物と違って、手元に直接渡されるものは、ついつい受け取りがちですが、送り主や品名をしっかりとチェックしましょう。
また、支払督促や債務に関する訴状といった裁判所からの郵便物は、受け取り拒否できないことが法律で定められています。赤字で「特別送達」と書かれているので、間違えないようにしましょう。
相手にはどう伝わる?返送方法と注意
「受取拒絶」と強く強調して書くのはなんとなく気が引けるというママは「受取拒否します」と受け取り拒否の意思が伝わるようにすればよいでしょう。また、署名の場合は、フルネームで書く必要があります。
受け取り拒否の意思を伝えただけなので、一度受け取り拒否をしたら以後まったく届かなるとは限りません。しつこい会社は無視して送ってくることもあるようです。ただ、届かなくなることがほとんどのようなので、郵便物を分別したり捨てたりする手間を省きたいママは試してみましょう。
宅配便の荷物も受け取り拒否できる
着払いでも元払いでも受け取り拒否できる
【受け取り拒否の方法】
・配達員に受け取り拒否の意思を伝える(理由やサインを求められることもあります)
・不在票が入っていた場合は、配達員か営業所に電話して、受け取り拒否の意思を伝える
郵便物と同じように着払いの荷物をママがいない間にパパが受け取ってしまった場合は、受け取り拒否することはできません。反対に、ママに心当たりのない荷物でも「パパが通販で注文していた」「知り合いから送られてきた荷物だった」ということがあるかもしれないので、受け取り拒否する前に、送り主や品名を確認しましょう。
料金の負担なく返送してくれる
着払いの荷物を受け取り拒否した場合は「ご依頼主」「送り元」に書かれている差出人のところに着払いで返送されます。受取人が送料を負担するということはありませんので安心してくださいね。代引きの荷物の場合も、受け取らなければ送料を受取人が負担するということはありませんよ。
もし、差出人の住所が間違っていたり住所の記載がなかったりした場合は返送されずに、郵便物の場合は一定期間保管後に破棄、宅急便や飛脚宅配便の場合も、連絡先の記載がなければ処分されるようです。
負担を軽減!配達前の受け取り拒否方法
大手の配達業者ではWebやLINEで配達予定の通知サービスをおこなっています。このサービスを利用して、心当たりのない荷物が配達される前に電話をして受け取り拒否をしましょう。
・佐川急便の場合
WEBトータルサポートに会員登録し「配達予定通知メール」を「利用する」にチェックします。
・ヤマト運輸の場合
クロネコメンバーズに登録してEメールの通知設定を「利用する」にチェックします。
ほかにも、公式アプリや、LINEやYahoo! JAPANサービスとクロネコIDとの連携で通知を受け取る方法があります。