兄姉の下の子に対するやきもちはいつまで?対応策と気をつけたいこと
家族が増えると賑やかになって楽しくなる反面、兄姉の下の子に対するやきもちが出てきてどのように対応すればよいか悩んでいるママは多いのではないでしょうか。ママが自分の子どもは平等と思っていても子どもにはうまく伝わっていないものです。今回は、兄姉のやきもちの原因や時期、対応策をお伝えします。
やきもちの原因といつまで続くのかを知ろう
下の子ができたときの上の子の気持ちとは?
下の子ができると、ママは下の子にかかりきりになりますよね。すると、上の子は自分は愛されていないのかもと不安になるのです。そのようなときは、自分が一番だと自信を持たせてあげることが大切ですよ。
また、下の子がいることで「お兄ちゃん(お姉ちゃん)だから」といって我慢させてしまうこともあるのではないでしょうか。これを強要してしまうと下の子がいること自体が辛く感じてしまうので、上の子も下の子も同じように接するようにしてくださいね。
赤ちゃん返りも下の子へのやきもちの現れ
赤ちゃん返りも子どもによって違いはありますが、夜泣きをしたり、下の子のお世話をしていると癇癪を起したりすることがあります。下の子のおむつを履きたがったり、卒乳をしていてもおっぱいを欲しがったりする子もいるようですよ。
このような赤ちゃん返りは下の子へのやきもちの現れです。ママは、上の子が赤ちゃん返りをしたら、やきもちをやいた気持ちを受け止めてあげましょう。
この時期ママは下の子ができて今まで以上に忙しくなりますが、上の子への配慮も忘れないようにしてくださいね。
一般的にやきもちが続くのは3~4歳頃まで
一般的にやきもちが続くのは3~4歳頃までといわれています。それは、3歳までは自己中心的な考え方をし、一番自分のことを中心に考えてしまう時期だからです。
この時期、上の子は下の子を「侵入者」として見てしまい、ママが知らない子どもをかわいがっていると考えるようです。確かに知らない子どもにママを取られてしまうとびっくりしますよね。
しかし、長くても4歳頃までしか続かないやきもちは、子育てをする中でほんの短い期間でしかありません。やきもちも子どもの可愛い一面ととらえて、おおらかな気持ちで見てあげましょう。
気になる!下の子に対するやきもちの対応策
上の子が「ママに甘えられる時間」を作ろう
ママによっては、パパのお休みの日に下の子をパパに預けて上の子とお昼を食べに行ったり、下の子がお昼寝をしてる間に上の子と目一杯スキンシップをしてみたりなど工夫をしていますよ。上の子にとって大切なのは、ママを独占できる時間を作ってあげることです。
ママと2人の時間ができると、上の子も下の子に遠慮せず思い切り甘えることができますね。このような時間があると、自分はママに愛されている、自分を見てくれていると安心するものですよ。
おむつ替えや授乳など育児のお手伝いを頼む
あるママ友の話では、下の子の寝かしつけをするために抱っこをしていると、上の子が横で同じように人形を抱っこして寝かしつけをしていたそうです。ママと同じようにすることは子どもにとって楽しいことの一つなのですね。
子どもにおむつ替えや授乳のお手伝いをしてもらうとママは大変になりますが、この下の子の面倒を見るお手伝いは、下の子への愛情がわくきっかけにもなります。
お手伝いをしてもらったら、ママは「◯◯ちゃんありがとう、ママとっても助かったわ」などしっかり褒めてあげましょう。簡単なことやできそうなことから少しずつ始めてみるとよいですよ。
下の子が上の子のことを好きだと伝えよう
しかし、この時期の下の子は赤ちゃんだったり、うまくおしゃべりができなかったりしますよね。そのときには、ママが下の子の代わりに気持ちを上の子に言い聞かせてあげるのがよいでしょう。
例えば、上の子がおむつ替えを手伝ってくれたら「お兄ちゃん(お姉ちゃん)がおしりを拭いてくれると嬉しそうだね」、上の子がミルクをあげたら「お兄ちゃん(お姉ちゃん)がミルクをあげてくれたからよく飲むね」など、下の子が喜んでいることを伝えましょう。
下の子が喜んでいることがわかれば愛情がわいてくるものですよ。
弟妹ができたときに気をつけたいことは?
下の子にいじわるしたときは理由を聞こう
ママが大きな声で叱ってしまうと、子どもはびっくりして本当の理由を話せなくなることがあります。大きな声で叱らず、まずは叩いたり蹴ったりしているような行為を止めさせてくださいね。
上の子は理由もなく下の子をいじめることはありませんよ。ママ友から聞いた話の中には、下の子が上の子を噛んでしまうこともありましたよ。
なにをしても上の子に先を越される下の子は、噛んで対抗しようとすることがあるのです。このように上の子が悪くないこともあります。まずは理由を聞いてあげることが大切ですね。