12月がテーマの絵本で冬を感じよう!親子で読んでほしい絵本の紹介
動物の表情が楽しい「てぶくろ」
寒い冬におじいさんが落とした手袋にネズミ、カエル、ウサギと次々に動物がきて、手袋の中で暮らそうとします。ついには大きなクマまでやってきて「手袋にこんなにみんな入れるの」と思わずいいたくなるようなお話です。
家が狭くなっても誰一人として断らずに、いろいろな動物を受け入れ続ける動物のやさしさも感じることができますね。動物たちが手袋の家を工夫していく様子も描かれていて、ついつい微笑んでしまうような読む人の心を温かくしてくれる本ですよ。
てぶくろ (世界傑作絵本シリーズ) | エウゲーニー・M・ラチョフ, うちだ りさこ | Amazon
おじいさんが森の中に手袋を片方落としてしまいます。雪の上に落ちていた手袋にネズミが住みこみました。そこへ、カエルやウサギやキツネが次つぎやってきて、「わたしもいれて」「ぼくもいれて」と仲間入り。手袋はその度に少しずつ大きくなっていき、今にもはじけそう……。最後には大きなクマまでやって来ましたよ。
【4~6歳編】考える力も育つ絵本3選
由来がわかる「クリスマスおめでとう」
クリスマスはサンタさんがプレゼントをくれる日と思っていて、本当のクリスマスの意味を知らない子どもが多いですよね。この絵本はクリスマスの意味を知ることができる本になります。
クリスマスはイエスキリストが誕生した日です。絵本の中の可愛い天使に囲まれた赤ちゃんを見ていると赤ちゃんの誕生は祝福されることだとわかってもらえるでしょう。
ママがクリスマスの説明をするのは難しいでしょうが、可愛い絵を見せてお話を読んで聞かせたら、クリスマスの意味を理解してくれるかもしれませんね。
クリスマスおめでとう | ひぐち みちこ | Amazon
Amazonでひぐち みちこのクリスマスおめでとう。クリスマスの本当の意味を子どもたちに伝えたい、という著者の思いから生まれた絵本。クリスマスってどうしてお祝いするの?そんな子どもたちの問いにやさしく答えます。
ユーモア溢れる「さむがりやのサンタ」
さむがりやのサンタさんは少し気難しくて、寒いのが嫌いです。ぶつぶついいながらもプレゼントを配り、配り終わったら南の島に憧れながらお風呂に入ってビールを飲んでご馳走を食べる…、人間味あふれる、どこか憎めないサンタさんなのです。
皮肉をいいながらも動物をかわいがるサンタさんに、どこか身近にいるような親近感をおぼえるでしょう。子どもは、このサンタさんを見て想像とは違うとびっくりするかもしれませんが、絵本を読んでいるうちに、憎めないサンタさんを好きになってくれるでしょう。
さむがりやのサンタ (世界傑作絵本シリーズ) | レイモンド・ブリッグズ, さむがりやのサンタ, すがはら ひろくに | Amazon
「やれやれまたクリスマスか! 」面倒くさそうに目を覚ましたのは、サンタクロース。寒さに愚痴をいい、煙突に文句をいいながら町の子どもたちにプレゼントを配ります。南の島に憧れながら、一日の仕事をおえると、お風呂にはいり、ビールを一杯飲んで、ごちそうを楽しみます。トナカイたちにおいしいえさをあげることも忘れていません。
心温まる「手ぶくろを買いに」
雪が降り、母親きつねが子ぎつねを1人で手袋を買いに行かせます。人は怖いと教える母親きつねは子ぎつねの片手を人の手に化けさせ、人の手の方を出して手袋を買うようにいいます。子ぎつねは間違えてそのままの手を出してしまうのですが、無事に手袋を買ってくるのです。
ママは子どもが1人で何かをするときは心配な気持ちでいっぱいになるでしょうが、この絵本を読んだら子どもは親が思うよりもたくましく成長していくことに気が付くかもしれません。絵本を読んだ後に心が温まりますね。
手ぶくろを買いに (日本の童話名作選) | 新美 南吉, 黒井 健 | Amazon
Amazonで新美 南吉, 黒井 健の手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)。冷たい雪で牡丹色になった子狐の手を見て、母狐は手袋を買ってやろうと思います。黒井健の情感豊かな絵で表現された南吉の世界。
まとめ
数多くある絵本の中から9冊を紹介しましたが、ママと一緒にお気に入りの1冊を見つけて楽しい時間を過ごせるとよいですね。子どもは気に入った本は何度読んでも飽きないで喜んでくれますよ。
子どもの年齢にあった絵本を選んで、冬を感じながら心は温かくなるような体験になるとよいですね。