出産祝いを贈る時期や相場は?基本マナーと贈り物のアイデアを紹介
赤ちゃんが産まれたという報告を受けると、「出産祝いを贈りたい!でもどんなものを、いつまでに贈ればよいのだろう?」と悩むことがありますよね。今回は、出産祝いを贈るタイミングはいつがよいのか、金額の相場はいくらぐらいか、どんなものが喜ばれるのかなどについてご紹介します。
出産祝いはどのタイミングで贈るもの?
生後1カ月までを目安にしよう
しかし、どのようなタイミングで渡せばよいのか迷う方は多いでしょう。一般的には、生後7日目に赤ちゃんの名前を書いた紙を神棚に飾る「お七夜」から、生後1カ月ごろに神様に赤ちゃんの誕生の報告や健康を祈願する「お宮参り」の間に贈るのがよいとされています。
ただし、出産の状況によって退院が長引いている場合や、ママの産後の体調が芳しくない場合もあります。出産してから2〜3週間ほどが経ち、ママの体調が落ち着いて育児に慣れ始める生後1カ月ごろまでを目安に贈るとよいですよ。
時期を過ぎた場合は「誕生祝い」として
もちろん、出産祝いは生後1カ月までに贈らなければならないというルールがあるわけではありません。引っ越しや仕事の都合などで遅れてしまうこともあるでしょう。しかし相手の都合を考えれば、産後1カ月以内に届くのが理想的です。
タイミングを逃してしまった場合には、出産祝いとしてではなくハーフバースデーや1歳の誕生日のプレゼントとしてお祝いの品を贈るのも手ですよ。出産祝いが遅れてしまったお詫びと記念日を祝うメッセージも添えるとよいですね。
出産前に贈るならママ向けアイテムを
子ども服やベビーグッズなどのアイテムは、誕生の吉報を聞いてから贈るようにしましょう。「これから産休に入る同僚に何かプレゼントを用意したい」など出産前に用意する場合には、ママ自身が使えるアイテムにするのがよいですよ。
ママの体を労わるケア用品や、ノンカフェインの飲み物などが人気です。カフェイン入りやアルコール入りのもの、香りの強いものは妊婦さんには控えましょう。
出産祝いの相場と基本マナーについて
兄弟姉妹や親戚に贈る場合の目安
・兄弟姉妹の場合
身内に対する金額の相場は10,000〜30,000円といわれますが、親しい間柄である兄弟姉妹の場合はこの枠にとらわれる必要はないでしょう。出産祝いが高額だとお返しが大変になることが懸念されますが、気を使わない関係であれば奮発してみるのもよいですね。
・親族の場合
同じ親族でも、相手とどれだけ親しい関係かによって金額は異なります。身内に対する相場は10,000〜30,000円ですが、従兄弟や叔母であれば10,000円くらいでも問題ないでしょう。20代であれば5,000円、30代であれば20,000円程度という親族間や地域のルールがある場合もあります。
友人や職場の同僚に贈る場合の目安
・友だちの場合
友人に贈る出産祝いの相場は5,000円前後〜10,000円程度が一般的だとされています。ベビー用品やベビー服などの実用的なものはすでに身内からもらっている可能性もあるので、何を贈ればよいのか相手に直接聞いてみるとよいですよ。
・職場の同僚や上司の場合
同じ職場で働く同僚へのお祝いであれば3,000〜10,000円程度、ふだん面倒を見てもらっている上司にお祝いする場合には5,000〜10,000円程度がよいですね。部署のメンバーで少しずつお金を出し合い、「同僚一同」という形でプレゼントする方法もあります。
お祝いを渡すときの基本マナー
・のし
現金ではなくベビー服などの品物を郵送するのであれば、のしをつけるのがマナーです。親しい友人などへのお祝いであればリボンや可愛らしいラッピングでもかまいませんが、目上のママの場合はのしが無難でしょう。
・ご祝儀袋
現金でお祝いを贈る場合には、蝶結びの水引の白いご祝儀袋を選びましょう。4や9などの縁起が悪いといわれる数字の金額は控えてください。
また、産院や自宅に直接伺ってお祝いを渡す場合は事前に訪問してもよい日時を聞く、赤ちゃんに触れる前に手を洗う、長居せずに短時間でおいとまするなどを心掛けましょう。よほど親しい間柄でなければ、相手の負担を減らすために配送するのも手ですね。
お祝いギフトのアイデアをご紹介
おむつやスタイなど実用的なアイテム
どのようなものを贈ればよいのか迷う場合には、いくら多くあっても困らない「日常で使う実用的なアイテム」を選ぶとよいですよ。おむつやスタイ、タオルなどの消耗品であればいくらあっても困らないでしょう。
可愛らしくラッピングされたおむつケーキや、赤ちゃんの名前入りのスタイやタオルのセットなどが人気ですよ。