停電したら困ることをチェック!緊急対策や万が一のための事前準備も
地震や豪雨など、日本は自然災害が多いですよね。今年の夏は台風の影響で何週間も停電が続いた地域もあり、停電対策への関心が高まっている方もいるのではないでしょうか。特に幼い子どもがいる家庭では、しっかり事前準備をして停電に備えることが大切です。ここでは、停電時の対応や事前準備について考えていきましょう。
まさかの停電でママが困ることは?
一番の不安要素はやっぱり冷蔵庫!
冷蔵庫は開閉口やドアにパッキンがついていて、中の冷気を逃さないようになっていますが、電源が落ちてしまうと徐々に室温に近い温度まで上がっていきます。庫内の温度が10℃を超えると、要冷蔵の食品は安全に食べることが難しくなりますし、冷凍庫のものも一度解けると品質が落ちてしまうでしょう。
一時的な停電の場合は使える食材もあるかもしれませんが、数時間~1日以上続く停電のときは諦めざるを得ない場合がほとんどです。
仕様によってはトイレが使えないことも
しかし、最近はスタイリッシュな見た目からタンクレストイレを設置する家庭も増えてきました。タンクがない分、空間を効率的に使うことができ、普段の生活では魅力的なデザインですが、ものによっては停電時に流せないというデメリットがあります。
タンクレストイレでも停電を想定し、乾電池や手動レバーで流すことができる製品もあるので取扱説明書を確認してみるとよいでしょう。そういった機能がないときは、便器に水を注いで流す方法もありますが、地震などの災害直後は配水管が破損している場合もあるので無理に流さないほうがよいようです。
照明が使えないと夜は真っ暗で怖い
まして小さな子どもであれば、何が起こったか分からずなおさら怖いでしょう。ママから離れられなくなる子や、怖くて泣き出す子も多いと思います。夜は子どもが安心して眠りにつくことができるように、明かり対策をしっかりしておきたいですね。
その際、ろうそくは火を使うので小さな子どもがいる家庭ではあまりおすすめできません。また、スマートフォンなどを懐中電灯代わりにすることもできますが、電池残量が減ってきたときに充電する方法がない場合には使わないほうがよいでしょう。
突然の停電に備えておきたいグッズは?
懐中電灯は必須!予備の電池も確認しよう
懐中電灯にも様々な機能がついているものがありますが、なかでも明るさを調整できるものや防水機能を備えたものは、どこでも対応できるのでおすすめです。また、充電式手回しラジオやランタンも懐中電灯とともに備えておくと安心でしょう。
明かりの確保を考えたとき、つい忘れがちなのが予備の乾電池です。定期的に使用期限を確認し、確実に使えるものだけを備えておきましょう。色々な用途で使えるように、いくつかのサイズを持っておくと安心ですね。
オール電化の家ではカセットコンロが活躍
そこで活躍し便利に使えるのがカセットコンロです。ガスボンベを使うので換気には十分注意する必要がありますが、温かい食事をとることができるだけでも精神的な疲労が少し和らぐでしょう。寒い時期は温かい汁もので体を温めることもできますね。
カセットコンロは、オール電化の家でなくてもガスが途絶えたときに重宝するため、1台持っておくと安心です。また、ガスボンベやカセットコンロは使用していなくても経年劣化していくそうなので、製造年月日を見て定期的に買い替えるようにしましょう。
液体ミルクや水など水分はたっぷりと用意
液体ミルクのメリットとして、常温で約1年保存が可能な点があります。災害時にミルクを温める手段がなくても、常温なので赤ちゃんもそれほど抵抗なく飲めるでしょう。災害時は哺乳瓶の消毒が難しくなるので、使い捨ての哺乳瓶もあると便利です。
また、赤ちゃんがミルク以外から水分補給をするときや、離乳食を作るときに水が必要となります。大人の飲み水としても必要なので、できるだけたくさん用意しておくと安心ですね。
急な停電で復旧までに行う子どもへの対応
子どもの恐怖心や不安感を取り除こう
そのようなときに最も大切なのは、ママやパパなど一番身近な大人が心に余裕を持つことです。小さな子どもを抱えながらの停電生活では、ママも不安になりやすいですが、日頃から備えをしっかりして「大丈夫だよ」と子どもに言えるようにしたいですね。
また、いつも以上にスキンシップを取ることも子どもの不安を和らげるようです。怖がる子どもには抱っこをしたり、ママの膝の上に座らせたりしながら過ごしてみましょう。特に夜は眠れない子もいると思います。いつもはしていなくても、停電のときは添い寝や足のマッサージをするとよいでしょう。