夫婦で在宅ワークには話し合いが大切!メリットと始めるときの心構え
『ワークライフバランス』が重要視されるようになり、資格や技術を活かして在宅ワークを始める人が増えています。なかには夫婦で在宅ワークへの転向を検討中の人もいるでしょう。働き方を自由に決められる一方で、仕事とプライベートが曖昧になりがちな在宅ワーク。夫婦で在宅ワークをする際の心構えなどを紹介します。
夫婦で在宅ワークをするメリット
夫婦で一緒に子育てができる
子育て中は大変なこともありますが、それ以上に喜びも多いものです。たとえば初めて子どもが寝返りしたときやあんよを始めたときの感動を、夫婦揃って味わえたらどんなに素敵でしょう。
多くのママは子育ての苦労や感動をパパと共有したいと思っています。しかし、仕事で疲れているパパを見ると、その日の子どもの様子を話すのをためらってしまいます。
パパの休みの日、今度はママが家事や育児に追われ、夫婦でゆっくり話す時間などほとんどありません。しかし、夫婦で在宅ワークをしていたら時間の調整がきくので一緒に子育てを楽しめますね。
急なトラブルに対応できる
また、「小一の壁」と呼ばれるように学童は保育園ほど長時間預かってもらえず、わずか7歳の子どもを留守番させなければいけません。夫婦ともに在宅ワークだと子どもに寂しい思いをさせる必要もありませんね。
ママ(もしくはパパ)が夕飯を作る間にもう片方が宿題をみたり、習い事の送迎をしたり、家事・育児も二馬力で取り組むことができます。子どもの情緒面や学習面にもよい影響がありそうですね。
身近に相談相手がいる
これがもし1人で独立したとすると、会社勤めのように同僚や上司がいないので、なにか起きても自力で解決しなければなりません。重要な決断ももちろん1人で責任を負わなければいけませんね。
夫婦で相談できると、1人のときよりよい意見が生まれることがあります。確認事項もセルフチェックだけでは心細いですが、第三者の目が入ると安心できますね。
仕事についても子育てについてもお互いに相談しながら決められると、夫婦の絆もどんどん深まっていくでしょう。
夫婦で在宅ワークを始めるときの心構え
夫婦間で約束ごとを決めよう
夫婦の足並みが揃っていなければ、仕事どころか家庭運営も難しくなってしまいます。家族の時間を確保するために在宅ワークを始めたのに、夫婦仲がギクシャクしてしまっては本末転倒ですね。
お互いに譲れるところ、どうしても譲れないところをリストアップし、意見をすり合わせる作業も必要になるのではないでしょうか。
夫婦で話し合い、約束ごとを決めましょう。話し合いで決定したことは守るよう努力し、もし果たせないようなら決め方に問題がなかったか再度相談し合って、お互いに負担のない道を見つけられたらよいですね。
夫婦で役割分担を決めてバランスをとろう
お互いの得意・不得意を尊重し、営業担当、スケジュール管理担当など役割を決めてバランスをとると、お互いの力を存分に発揮できて効率的です。
役割分担は仕事に限らず家事や育児でもいえることです。得意な方が料理をして、片方は洗濯・掃除を担当する。ママが家事を多めに受け持つなら、パパはその分子どもと一緒に遊んだり、勉強に付き合う、といったイメージです。
定期的に役割を交代するのも面白いかもしれませんね。普段相手がどのような気持ちで家事・育児をしているか、理解を深めるよい機会になるはずです。
お互いの稼働時間を決めておこう
対策としては稼働時間を決めること。稼働時間中は仕事以外の話をしないとルールを決めるのもよいですね。集中したいときのサインを作っておくのもおすすめです。
また、オン・オフの切り替えをしっかり行うためにも、稼働時間を決めておくのは有効な手です。作業量を自分で決められるのがフリーランスの魅力ですが、仕事とプライベートが混在しがちです。
仕事のことで頭がいっぱいだと、好きで始めた仕事に嫌気がさしてくるかもしれません。それを防ぐためにも、稼働時間を決めておくとよいでしょう。
夫婦での在宅ワークで気を付けたいこと
1人になれる時間を作ろう
1人時間は、普段相手に気を使ってできないこと(例えば音楽や落語を流しながら仕事をするなど)を実行に移せる貴重なひとときです。いつもと違う環境で気持ちが高ぶり、生産性が上がるかもしれません。
読書や映画の世界に浸り涙を流すのもストレス解消になりますし、頭を空っぽにしたいときは運動もおすすめ。話題のカフェやスポットからはインスピレーションを得られるかもしれません。
お互いに依存しすぎないことが夫婦円満にも繋がります。定期的に1人時間がもてるよう、協力し合って上手にスケジュール管理を行えたらよいですね。