どんどん自我が強くなる2歳児!自己主張の強い子への上手な接し方
魔の2歳児ともいわれるほど、2歳の子どもを育てるのは大変ですよね。ママが何をいっても「いや」と返事したり、自分のしたいことができないと大泣きしたり。このイヤイヤは成長のしるしだといいますが、実際に育児しているママはへとへとです。ここでは、自己主張の強い子への接し方などについて考えてみます。
2歳は学びの力がどんどん発達する時期
自我が芽生えるのは2歳頃から
そんな赤ちゃんが、1年たち、2年たち、徐々に成長していくと脳が発達し、思考も複雑になってきます。そんな中で生まれるのが自我であり、自我が芽生えたことで始まるのがイヤイヤ期です。
子どもによって差はありますが、自我は1歳半ころから芽生えはじめ、徐々に強まり、イヤイヤ期といわれる2歳から3歳ころに自己主張のピークがやってきます。その後、自分で感情のコントロールができるようになってくる4歳ころには、自分のことばかりを強く主張しないようになり、イヤイヤ期が終わるといわれています。
どうして自己主張したがるようになるの?
成長して、言葉で自分の気持ちを表現できるようになると、大泣きせずにすむようになります。もっと成長すると、ママと話し合って約束できるようにもなります。感情のコントロールができるようになったしるしですね。
一見わるいとされがちの自己主張は、実は大切なことです。人間社会で生きていくには、自分の意見をいうことは重要ですよね。イヤイヤ期は自己主張の方法を学んでいく最初の過程なので、これをうまく乗り越えることで、上手に自己主張できる大人に育っていくでしょう。
自己主張は成長しているサイン
子どもが大人になってゆく準備は、小さなころからはじまっています。「こうしたい」という欲求と、「だめよ」とママにいわれる抑制の間で、毎日闘い、どうすればうまく対処できるかを探り、ときには混乱しています。
大泣きするわが子を前に「成長しているしるしだ」とのんびり思うことはできませんが、子どももつらい時期なのだと思えば、ママの気持ちも少し和らぐ気がしませんか。
自我の強い子への上手な対応の仕方
たくさん褒めて同調しよう
こういう子は、ママにとって育てるのが難しい子かもしれませんが、こだわりを持って物事をやり遂げる、遂行力のある大人になる可能性のある子なのではないでしょうか。その子の個性として大切にして、将来を楽しみにすれば、イヤイヤ期も乗り越えられるかもしれませんね。
自己主張が強い子は「やり遂げたい」という気持ちが強いので、成功したときに褒められるととても嬉しくなります。褒めて伸びるタイプなので、たくさん褒めて伸ばしてあげたいですね。
挑戦したいという気持ちに寄り添おう
「これはまだ無理」と決めつけるのではなく、ちょっとだけ簡単なことをやらせてみたり、ママが一緒に手伝ってあげればできることもあるでしょう。子どもはそれだけでも十分満足するものです。
何かができて満足すると、子どもは挑戦することの楽しさを知ります。この気持ちは成長して、例えば学校で何か難しい問題にぶつかったとしても、最初から無理と思わずにやってみようという気持ちになれる、大事な気持ちだといえるでしょう。
危険な行為は本気で叱る
例えば公園で友達に石を投げたとき「いけないことだ」と、このときにわからせなくてはいけません。後でいっても子どもは忘れてしまっていますし、目の前に悲しそうな顔をしている相手がいる状況を、しっかり記憶に残させましょう。
ママがいつもより声を荒げることも「これはいつもと違うんだ」とわからせるために必要でしょう。危険なことをしたときは、周りのことは気にせず、その場でしっかり叱りましょうね。