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ハイハイはいつから始まる?ずりばいとの違いや簡単にできる練習方法

ハイハイはいつから始まる?ずりばいとの違いや簡単にできる練習方法

すべての赤ちゃんが、寝返りからつかまり立ちまで順番に発達をするわけではありません。なかには、ハイハイをせずにつかまり立ちをする子もいます。

順番に発達していないからといって、おかしいということはありません。赤ちゃん自身が自分でつかまり立ちをしているのなら、問題はないですよ。無理な負担がかかっていたら、赤ちゃんも自分でつかまり立ちはしないはずです。

ハイハイせずにつかまり立ちをしたり、歩き始めたりと順序はその子によって違います。心配したり、無理にやめさせる必要はありません。

ただし腰がしっかりしていないときに長時間つかまり立ちをしていると、体に負担がかかっていることがあるので、長時間はさせないようにしましょう。

ずりばいとの違いとは?

ずりばいとハイハイは違うものです。それぞれの特徴をご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

ずりばいは分かりやすくいうと、ほふく前進のポーズです。ひざは伸びている状態で、手のひらからひじまでの腕が床についていて、お腹も床についています。腕の力と足で床を蹴りながら、前に進んでいきます。

ハイハイは分かりやすくいうと、お馬さんのポーズです。ひざを曲げて、手のひらを床について片方ずつ動かし、お腹は床から浮いています。腕と足を交互に動かして、前に進みます。

ずりばいもハイハイも赤ちゃんにとっては、いろいろな場所に行くことのできる大切な移動手段!どちらも腕の発達の成長には重要な役割をもっているのです。

どうしてハイハイしないの?原因は何?

ハイハイできる環境がない、興味がない

最近はハイハイをしない赤ちゃんが増えているそうです。それはなぜでしょうか?

まず動ける広さや環境が整ってないと、赤ちゃんはハイハイができません。おもちゃや家具にぶつかったり、じゃまされたりしてしまうと赤ちゃんの動きはとまってしまいます。場所が制限されていないか、動き回れる広さはあるのか確認してみるとよいですよ。

また、赤ちゃんのやる気も大切です。「あのおもちゃをとりたい!」「別の部屋にいるママの顔が見たい!」という好奇心や興味をもつことは大切です。しかし抱っこしてほしときに抱っこしたり、おもちゃをすぐにとってあげたりすると、赤ちゃんにとっては動かなくてもいい環境になるので、興味が薄くなってハイハイをしなくなることがあります。 

お座りが好き、歩行器を使っている

赤ちゃんのなかには、お座りが好きでハイハイをしない子もいます。そのような赤ちゃんはうつぶせにすると、お座りよりもつらい体勢になるので、泣いて嫌がることもあります。そうすると自然とうつぶせをしなくなり、ハイハイをする練習や時間もなくなってしまいますよね。

また、赤ちゃんが座っている周りにいろいろなおもちゃが置いてあると動く必要はないため、その場合もハイハイをしなくなります。

歩行器は、赤ちゃんが移動できる便利な器具。座らせておくと、自由に動けて転ぶこともありません。歩行器にのって楽しく遊ぶことを覚えると、ハイハイはしなくなります。

お座りが好きだったり、歩行器を使ったりすることでハイハイをする機会を逃しているのかもしれません。

まれに病気や発達障害が原因の場合も

ハイハイをしない原因として、まれに病気や発達障害が原因の場合もあります。

・股関節に問題がある…まれに股関節脱臼(大腿骨の先端が骨盤におさまらず、外れていたり外れかけている状態)が考えられます。

・知覚機能の未発達…聴覚や視覚が弱いケースが考えられます。ハイハイの時期に入る前に健診で経過観察を指示されている場合は、原因として考えられます。

・低緊張である…自分の体を支える筋肉の張りが弱いため、思うように体の動きをコントロールすることができません。

その他、筋ジストロフィー、先天性ミオパチーなどの疾患をもっている可能性もあります。しかし、すぐに病気があると自己判断はせず、心配なときは専門機関に相談してみるとよいと思います。

ハイハイを始める前に!安全対策は大丈夫?

床に危険なものを置かない

ハイハイをする時期になると、事故やけがも増えるので安全対策が必要です。部屋の中を確認してみましょう。床の上や赤ちゃんの手の届くところに危険なものは置いていませんか?口に入れそうなものや、触ったら危ないものは片づけておくとよいですよ。

例えば電池や紙くず、輪ゴムなど小さなものでも赤ちゃんは見つけて口の中に入れることがあります。誤飲防止のためにも、手の届かないところにしまっておきましょう。

コンセントを触ったり、電気コードが足に引っかかったりすることもあります。コンセントにはカバーをつけたり、電気コードはコンパクトにまとめたりして対策をしましょう。

また、ゴミ箱を倒したり、暖房器具に触ったりすることもあるので注意が必要です。 

家具の角にクッションをつける

ハイハイをする赤ちゃんは、目の前にあるものや興味をもったものしか、見えていないことが多いです。そのため近くにテーブルの角があっても、気付かずにぶつかることも。

そのようなけがを防ぐためにも、家具や家電などの角の部分にはにクッションをつけるとよいですよ。その際に赤ちゃんが簡単に取り外せるようなものは避けましょう。

今は危険をガードしてくれるコーナーガードがあります。テープタイプやシートタイプがあるので利用してみるのもよいですね。

しかしクッションやカバーをしていても、はがされてしまうこともあるそうです。そのような場合は、クッションの上から厚手のストッキングをかぶせるなどの工夫をするママもいるようです。 

階段やキッチンにガードをつける

階段やキッチンも赤ちゃんには、興味津々の場所ですよね。いつのまにか階段にのぼっていたり、キッチンではママの後ろにいたりして驚くことがあるかもしれません。

階段やキッチンなど、危険な場所に行ってほしくないときには、ガード(ベビーゲート)を設置するとよいですよ。転落やけが、事故などを防ぐことができるのでママも安心です。ガードは赤ちゃん専門店やホームセンターなどで購入できます。取り付ける幅などを確認して選ぶとよいと思います。

ガードの設置が難しい場合は、キッチンにある危険なものは赤ちゃんが手の届かない場所に置く、階段には滑り止めのマットを設置するなどの対策も行うことができます。安心して赤ちゃんがハイハイできる環境を整えてあげましょう。
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