お家でできる子どものための安全対策。潜む危険とすぐにできる対策
子どもがハイハイやつたい歩きをするようになり、できることが増えていくのを見ていると嬉しいですよね。でもその反面、気になるのが家の中の安全対策。どのようなことが子どもの事故につながるのでしょうか。家の中に潜む、場所別の危険ポイントと、その対策についてご紹介していきます。
お風呂や洗面所に潜む危険と対策は?
「溺れ」は家庭内死亡事故の一番の原因!
ほんの水深10センチほどの、鼻や口を覆うだけの水さえあれば、子どもが溺れる可能性は十分です。バスタブの残り湯や、洗面器のわずかな水でさえも危険ですので、ためないようにしましょう。
残り湯で洗濯をしたり、つけ置き洗いをしたりする場合もあるかもしれませんが、お風呂場や洗面所にカギをかけておくなどの対策が必要です。
また、災害時に備えて、バスタブにお湯をためておきたい場合もあるとは思いますが、子どもがもう少し大きくなってからがいいかもしれませんね。
お風呂場のドアや蓋を開けづらくする
子どもは水で遊ぶことが大好きですし、お風呂場にはお風呂場用のおもちゃが置いてある場合も多く、ドアが開いていれば遊んでしまいがちですよね。お風呂場で遊ぶことを許してしまうと、重大な事故につながる可能性があるので、お風呂場で遊ぶ習慣をつけないようにしていきましょう。
お湯をためておきたい場合には、ドアを閉めたりカギをかけたりするのを忘れないようにしましょう。バスタブの蓋が軽くて、子どもの力でもすぐに動かせてしまう場合には、厚くて重い蓋にかえることも必要かもしれませんね。ドアや蓋が、子どもの力では開けづらくなるように工夫していきましょう。
チャイルドロック機能を有効活用して!
つけ置きしている洗濯機やドラム式の洗濯機に誤って入ってしまったことによる、痛ましい事故も耳にしたことがあるかと思います。
洗濯機を使っていないときも、必ず蓋を閉めておくなどの習慣をつけたり、蓋を開けられないようにロックをしたりすることも大切です。チャイルドロック機能がついている場合には、有効活用し、子どもの事故を防ぐようにしていくといいですよ。
リビングやベランダの危険を知り対策しよう
リビングやベランダに潜む危険は何がある?
また、「台になるもの」にも注意が必要です。つかまり立ちができるようになると、あらゆる台にチャレンジして登るようになります。ソファやテーブルなどの配置によっては、そこに登ってしまい、転落により頭や顔をぶつけてしまう可能性があります。
ベランダでも、台になるものを使って手すりによじ登り、転落するという事故が後を絶ちません。なにげないところに潜む危険から、子どもを守るように対策をしていきましょう。
ベランダに置くものを固定して転落防止!
イスやテーブル、プランターやエアコンの室外機、ベランダガーデニングのものは、手すりから距離のある位置に置くといいですよ。子どもの足がかりとなるものを、手すり付近から遠ざけるように工夫しましょう。ロックできるものは、固定しておくと安心ですよね。
よじ登ってベランダの手すりから転落するのを防ぐために、子どもが楽に登れないように工夫することも大切ですが、子どもが1人でベランダに出てしまわないよう、窓にロックをしておくことも大切ですよ。
コーナーガードを設置しよう!
リビングにある家具の角や出っぱりには、赤ちゃんがぶつかってケガをしてしまわないように、クッション性のあるコーナーガードなどの便利グッズを活用していきましょう。
便利グッズそのものの作りが安全か、赤ちゃんが簡単に取り外してしまわないかなどを考慮してから取り付けましょう。コーナーガードは、長さや幅をカットして調整できるもの、角に簡単に取り付けられるもの、きれいにはがせるシールタイプのものまで、色々あります。用途に合わせて、使っていきましょう。
意外と見落としがち?キッチンの危険や対策
ケトルなどの熱源や食器棚での指挟みに注意
ガスまたはIH式のコンロにチャイルドロックをかける、刃物は手の届かないところに収納する、洗剤類の保管場所に注意するなどの工夫が大切です。
また、台さえあれば、高いところにも登ってしまうので、ケトルや炊飯器などの熱いものを、手の届かない場所に置きましょう。食器棚などで指を挟んでしまわないように、便利グッズも活用していくといいですよ。
自分で動けるようになると、あらゆるものに興味を示して動き回る赤ちゃんが、安全に行動できるように、キッチンも安全対策をしていきましょう。