子どもが風邪で動き回るときはどうする?注意点や二次感染の予防方法
子どもが風邪なのに、ゆっくり寝てくれなくて困ったことはありませんか?そんなとき、どこまで遊ばしていいのか、外に連れて行ってもいいのか、など悩みますよね。風邪のときはどのように過ごし、何を注意すればよいのかなど、二次感染してしまわないように予防方法を詳しくお伝えしていきますね。
子どもが風邪でも動き回るときの過ごし方
子どもが室内で楽しめる遊びを提案する
年齢や性別によって変わるかもしれませんが、子どもは積み木・絵本・折り紙・お絵かきなどが好きですよね。時間はたっぷりあるので作品がいくつかできそうです。
女の子はお菓子作りもよいでしょう。食欲がなくてもホットケーキやゼリーなど、自分で作ると食欲も出てきそうです。男の子は宝物探しなど好きかもしれません。何かおもちゃをママが隠してそれを見つけるというのも楽しそうですね。
少し遊んだあとは休憩もかねて、テレビやDVDをゆっくり見るのもよいのではないでしょうか。
風邪の症状がひどくなければ外で気分転換
でも、無理をするとぶり返したり、免疫が落ちている状態なのでほかの菌やウイルスをもらったりと心配なこともあるので十分気をつけましょう。人混みや閉鎖的なところはなるべく避け、人があまりいない場所に行くことをおすすめします。風邪をうつすことなく、もらうこともなく過ごすことができますよ。
それでもやはり、熱が下がっても抵抗力は落ちているので、親子でマスクや手袋をし、子どもを早めに寝かせてあげましょう。熱が下がったから治った、ということではないので要注意ですよ。
熱があるときは脱水症状に注意しよう
ウイルスなどの病原体を体から出すためにいろいろな症状がでることは大切です。ただ大量の水分と塩分が失われると脱水状態になってしまうので、水分補給は必ずするようにしましょう。経口補水液も対処法の一つです。
水分は一度にたくさん飲むのではなく、少しずつ何回かに分けて飲むのがポイントです。特にお腹の風邪のときは、胃が動きにくい状態になってしまっているので飲み過ぎるともどしてしまうことがあります。少しずつ浸透させていくというイメージで飲ませましょう。
食欲がない場合はゼリーやアイスなど食べやすいものをとると、早く回復しやすいです。
子どもの風邪は元気でも油断は禁物!
子どもの風邪は急変することがある
急変で入院する理由として最も多いのが、細気管支炎です。その原因として「RSウイルス」「メタニューモウイルス」などがあるそうです。
風邪のときや体調が悪いときは高熱かどうかを心配しやすいですが、この細気管支炎は高熱にならないこともよくあるので、判断が難しいでしょう。少しでもおかしいと思ったらすぐ病院にかけつけるようにしてください。
いつでも受診できるように体調をメモして
熱だけでなく、子どもの様子、嘔吐や下痢、食欲などの症状についてもメモしておくと、いざ受診したとき先生に詳細を伝えることができるので役に立ちます。熱や症状が治まってきても完全に戻るまではメモしておく方がよいかもしれません。
症状がだらだらとつづくようであれば、セカンドオピニオンを考えることもあるでしょう。その場合にも「何日前からか」など覚えていなくても、メモがあれば役立つかと思います。
悪化や急変したときに受診を迷ったら?
まずは「こどもの救急」というWebサイト。受診した方がよいか、判断の目安を提供してくれる日本小児科学会監修の情報サイトです。対象年齢は生後1カ月~6歳まで。気になる症状ごとに分かれているので調べやすいと思います。
次は、小児科医師、看護師に直接相談できる全国同一の電話番号である「#8000」です。住んでいる都道府県の窓口へ自動転送され、症状に応じた対処法や受診できる病院を教えてもらうことができるので助かります。
一度調べてみてくださいね。
ほかの家族への二次感染を防ごう
マスクと手洗いうがいをしっかりと!
インフルエンザやお腹風邪で嘔吐や下痢の症状がある場合、感染に要注意です。ウイルスが大量に含まれているのは嘔吐物や便の中です。出たときに空気中に飛んでしまっているので吸い込まないようにしましょう。
子どもは自分で処理できないので、お家の大人がしますが、その際は必ず手袋(使い捨てできるもの)をして、マスクもしておきましょう。流せるものはトイレに流し、それ以外のものは袋に入れてしっかり袋の口を閉じて捨ててください。手袋を外した後も手洗いは忘れないでくださいね。