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子どもの赤ちゃん返りがひどい!原因を知って上手に対処しよう

子どもの赤ちゃん返りがひどい!原因を知って上手に対処しよう

下の子を授かってから上の子の赤ちゃん返りがひどい!と悩んでいるママは少なくありません。赤ちゃん返りは一時的なものですが、対応するママは疲労困憊ですよね。しかし子どもが赤ちゃん返りをするのには理由があります。困った行動の原因を知ったうえで、上の子の気持ちに寄り添いながら上手に対処していきましょう。

赤ちゃん返りに見られるよくある行動

今までできたことができなくなる

赤ちゃん返りとしてよく見られるのが、過度な甘えやわがままといった「自分に注目してほしい」と訴えるような行動です。トイレや着替えや食事など、今までできていたことができなくなる、というよりは「しなくなる」という行動がよく見られます。

本当は自分でできるのに、あえてできないふりをしてママにやってもらおうとするというのは、愛情を確認するための行動ともいえるでしょう。また、おもらしやおねしょなど、本人が意識せずにできなくなってしまうこともあります。

これらはママの関心を引きたいという思いからくるものです。ママとしては少し面倒に感じることもあるかもしれませんが、子どもからの「SOS」だと思って、愛情を持って対応するように心掛けましょう。

親を困らせる試し行動をする

下の子を授かってから上の子が乱暴になったり、大声で泣き叫んだりと、今までと違った行動をとることもよくあります。意図的に親を困らせるような行動で、「試し行動」などと呼ばれるものです。

子ども自身も「悪いこと」と分かっていて、ママの顔色をチラチラと窺いながらやることも多いでしょう。ママに注目してもらうためにする場合と、「ママはこんな自分でも許してくれるのか」と、愛情確認としてする場合が考えられます。

子どもが反抗的になったと短絡的に捉えるのではなく、愛情を確認したいがためにとっている行動なのだと理解したうえで接することが大切です。困った行動をとっても「お兄ちゃん(お姉ちゃん)でしょ!」と感情的に怒らずに、しっかりと受け止める広い心を持ちたいですね。

夜泣きをするようになる

赤ちゃん返りの行動の一つとして、夜泣きをする子どもも少なくありません。そもそも夜泣きははっきりとした原因が分かりにくいものです。しかし、下の子が生まれてから上の子の夜泣きが激しくなったという場合、何かしらのストレスが原因になっていると考えられます。

ママをひとり占めできなくなった、赤ちゃんのために我慢しているなど、不安や寂しさがストレスとなり、夜泣きやグズりといった行動となって現れる場合もあるのです。

ほかにも指吸いや爪噛みなど、無意識にしてしまう行動が見られることもあります。ママは日々の家事育児で疲れていることに加えて上の子の夜泣きがあると、疲労困憊ですよすね。しかしこれも一時のものだと考えて、上の子の寂しさを減らせるような声掛けをしていきましょう。

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子どもが赤ちゃん返りをする期間と原因

赤ちゃん返りの期間は個性や対応により様々

赤ちゃん返りの行動がひどい場合、ママは「一体いつまで続くんだろう…」と不安になりますよね。結論から言えば、赤ちゃん返りの期間は子どもによってまちまちです。ほとんど赤ちゃん返りをしなかったという子どももいれば、ひどい赤ちゃん返りが2年くらい続いた、という子どももいます。

また、いったん治まったと思っても、何かをきっかけに再発することもあります。年齢も期間も、子どもの気質や性格によるので、子どもをよく観察しながら適切に対応していくことが大切です。

赤ちゃん返りの行動にも個性が出ますので、癇癪を起こす場合や人見知りが激しくなる場合など様々です。ママを含めて、周りの大人がどんな対応をするかによって治まる期間にも違いがあるといえるでしょう。

下の子の妊娠や出産で不安定になっている

赤ちゃん返りにはいくつかの原因が考えられますが、中でも一番多いのが「下の子の妊娠出産によるもの」といえるでしょう。これまで自分一人に愛情を注いでもらっていたのに、突然現れた赤ちゃんにママの愛が奪われてしまうのではないかと、心が不安定になります。

下の子が生まれると、下の子のお世話をするためにどうしても上の子に我慢してもらうタイミングが生じますね。上の子は今までになかった状況に戸惑い、不安を抱くようになるのです。

一方で自分がお兄さん、お姉さんであることのプライドも生じるため、進んでお世話をしたり我慢したりするといった行動も見られます。責任感や自立心と、寂しさや不安感が入り混じって、自分でも感情をコントロールすることが難しくなっている状態なのです。

新しい環境に戸惑っていることも

赤ちゃん返りをする原因は、下の子が生まれたからということだけではありません。環境の変化などによって心が不安定になり、結果赤ちゃん返りという行動に表れる場合もあるのです。

幼稚園や保育園に通い始めた、クラス替えがあった、習い事の発表会がある、引っ越しをしたなど、新しい環境に戸惑っているときは、たとえひとりっ子であっても赤ちゃん返りの行動が見られます。ママから見れば些細なことでも、子どもにとってはストレスに感じることもあるのです。

子どもがいつもと違った様子を見せたら、ママは原因がどのあたりにあるのか考えてみてください。子どもが抱える不安な気持ちや寂しい気持ちなどを受け止めて一緒に過ごすことで、だんだんと解消されていくでしょう。

赤ちゃん返りへの対処法を知ろう

出産が原因なら上の子優先で生活する

下の子の妊娠出産が原因で赤ちゃん返りをしているときは、とにかく「上の子優先」を心掛けながら過ごすことです。例えば下の子と上の子が同時に泣いていたら、下の子は泣かせておいて、上の子をぎゅっと抱きしめるようにします。

「自分よりも赤ちゃんの方が大切なのではないか」という不安を抱えていることが、赤ちゃん返りの根本的な原因と考えられます。上の子を優先することで「ママはやっぱり自分のことも大切なんだ」と理解することができるでしょう。

また、ママと上の子の二人だけの時間を作ったり、下の子のお世話を上の子と一緒にしたりすることも効果的です。ママがいつも上の子を気に掛けているという状態を継続することで、徐々に気持ちが落ち着いて赤ちゃん返りも治まってくるでしょう。
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