ハムスターの飼い方を知ろう!飼育グッズやお世話の仕方と注意点
手のひらに乗るくらい小さなハムスターは、幼い子どもがいる家庭でも飼育しやすそうですね。子どもがお世話に参加することで、情操教育にもつながりそうです。ハムスターを飼う前に知っておきたいことや飼育前に揃えておきたいグッズ、実際に飼育を始めてからのお世話の仕方や注意点についてご紹介します。
ハムスターを迎える前に知っておきたいこと
迎える前にアレルギー検査をしておくと安心
ハムスターアレルギーは、子どもよりもパパが持ち合わせていることが多いそうです。ハムスターを飼ったことがないパパでも、ネズミアレルゲンを含む家庭や職場でのごみに触れることで、ネズミと同じ抗体を持つハムスターにアレルギー反応を示すをためといわれていますよ。
アレルギーを持つ方が万が一ハムスターに噛まれると、アナフィラキシーショックにより亡くなることがあるようです。ハムスターを迎える前に、家族みんなでアレルギー検査をしておくとよいですね。
ハムスターの前では大声を出さない約束を
普通にお話をする程度の声なら問題はありませんが、ハムスターの近くで大きな声を出したり、走り回ったりするとハムスターは怖がってしまいます。またテレビの音や音楽、ドアの開閉の音なども、ハムスターには怖く感じるようですよ。
ハムスターの前では大きな声を出さないことや走り回らないことなど、ハムスターを怖がらせないための約束ができなければハムスターを飼うことは難しいといえますね。
ハムスターが怖がる出来事が続けば、ストレスにより死んでしまうこともあると子供にきちんと伝えるとよいですね。
漏電火災につながる?脱走対策はしっかりと
その歯を削るためにはほどよい硬さの物をかじる必要がありますが、電源ケーブルはハムスターにとってはちょうどよいのです。ハムスターは頭がよく、ゲージ内に隠れる場所があればそれを覚えますし、ゲージから脱走することもありますよ。脱走した際に電源ケーブルがあれば、かじってしまいます。
ケーブルの周りをかじり、電線がむき出しになってしまうとハムスター自身が感電死してしまうこともありますし、漏電によって発火して火災を起こす危険もありますよ。
このように脱走しないように対策したり、万が一逃げてしまっても電源コードをかじられないようにしておく必要があります。
飼うと決めたら先に用意したい飼育グッズ
ハムスターの種類に合わせたケージ
体長15cm程度の大きなハムスター(ゴールデンハムスター)
体長9cm程度の小さなハムスター(ジャンガリアンやキャンベル、チャイニーズ)
体長7cm程度のさらに小さなハムスター(ロボロフスキー)
体の大きさによって食べるエサが違いますし、必要になるケージのサイズも変わってきます。
元々ハムスターは、1日に数キロを移動するほど動くことが大好きな動物です。そのため、ハムスターの種類に合わせた大きさのケージで飼育することが必要ですよ。横移動が多いため、高さよりは広さが重要となります。もし広いケージが置けない場合は、小さなハムスターを選ぶとよいですね。
運動不足やストレス解消に効果的な回し車
というのも、回し車は単なる遊び道具ではなく、運動量が多いハムスターの運動不足解消やストレス解消のために必要不可欠なためです。夜行性のハムスターは夜こそ運動が必要なのです。
隙間が多いタイプだと足が挟まり怪我をする危険性があるため、回し車は安全性を考えて選ぶとよいでしょう。
ハウスやトイレなど生活に必要な物
ほかにも新鮮な水を与える給水機や給餌用のエサ入れも必要になります。その際、足を引っかけて倒したりしないよう、安定性があるものを選ぶのがおすすめです。
ケージの高い場所から落下して怪我をするのを防ぐために、ケージの底には敷きわらや牧草、飼育用のチップなどを敷き詰めます。臭いが気になるときには、消臭砂も敷くとよいでしょう。ハムスターが砂を掘って遊べる遊び場としても使えますよ。
また、前歯を削るためのかじり木も用意しましょう。予備も用意しておくと後々楽ですよ。
子どもと一緒にハムスターのお世話をしよう
トイレは毎日、床材は1週間ごとに掃除して
床に敷いた敷きわらや牧草、チップ類は、おしっこがかかっていない場合や水に濡れていない場合であれば、1週間に1度程度取り替えればよいでしょう。この場合、すべての床材を入れ替えるのではなく、古くなった部分のみを入れ替えます。
ハムスターは自分の匂いをつけて縄張りを確認するため、自分の匂いがついた床材がなくなってしまうと不安に感じます。糞については、床材を入れ替えるときに取り除く程度でよいですよ。