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新生児にはまつげがない?生える時期やまつげトラブルの対処法

新生児にはまつげがない?生える時期やまつげトラブルの対処法

生まれてきた赤ちゃんにまつげが生えていないと心配になってしまうかもしれません。ここでは、赤ちゃんのまつげが生える時期やまつげの役割についてまとめています。また、まつげが目に入ったとき、逆さまつげといったまつげに関するトラブル対処法についても解説しています。病院を受診すべきかチェックしてみましょう。

まつげにはどんな役割があるの?

ほこりや病気から目を守ってくれている

まつげは人によって多さや長さに差があるし、まぶたに少し生えている程度なので、なくても健康には差し支えがないような気もします。ですが、じつは、まつげは目の健康を守るために大切なはたらきをしています。

具体的にいうと、まつげは目の中にほこりが入るのを防ぎます。また、雑菌の侵入を防ぐことにも役立っています。

空気中には私たちの目には見えない小さなほこりや雑菌がたくさん存在しています。まつげはほこりや雑菌が目に入りにくくする傘にもなり、目にまばたきをさせて、異物や病気から目を守ります。

まばたきをすることによって、目に入ってしまったほこりを流したり、目が乾燥することによって傷つきやすくなったりすることを防ぐはたらきもあります。

まばたきをするときの司令塔

目の健康を守るために必要なまばたきですが、じつは、まつげがその動作にスイッチを入れるはたらきをしています。つまり、まばたきをするように指令を出すもととなっているのは「まつげ」なのです。

まつげの根元付近には知覚神経が多く存在しているので、目元に異物が入ろうとするのを敏感に察知することができます。目を危険から守るためにまつげは危険を感じると、瞬時に目を閉じさせることができます。

目は人間にとって大切な器官ですが、粘膜が露出しているため、デリケートです。そのため、すばやく外部刺激から目を守る必要があります。

まつげに異物が触れるとまばたきをするように脳に指令が出されます。まつげは目にまばたきをさせる司令塔なのですね。

まつげがあるから汗が入っても痛くない

まつげは汗が直接目に入りにくくする役割もあります。まつげが屋根のひさしのように、ひたいから流れ落ちる汗が目に入るのを防いでくれます。

赤ちゃんは新陳代謝が活発なので大人以上に汗っかきです。まつげがまだ生えていないように見える赤ちゃんは、汗が目にしみないか心配になりますね。

しかし、赤ちゃんは汗が目に入って痛がるような様子はあまり見られません。ですが、心配な場合は、清潔なガーゼなどでときどき顔の汗を拭ってあげるとよいでしょう。

汗を出すための汗腺の数は3歳くらいまでに決まるといわれているので、熱中症にはもちろん注意が必要ですが、汗腺を発達させてあげることも必要です。まつげがしっかりと生えてくれば汗をかいても目に入りにくくて安心ですね。

新生児にはまつげがない?

産まれてすぐは生えていないことが多い

生まれてすぐの赤ちゃんの顔を見て「まつげが短いみたい…」と、心配になるママもいらっしゃるかと思います。まつげにはほこりや病気から目を守るという役割もありますが、まつげは目元の印象にも関わりますね。

赤ちゃんが女の子の場合は、まつげがないことが気になるママが特に多いかもしれませんね。でも、生まれてすぐの赤ちゃんにはまつげが生えていなかったり、生えていても薄かったりする場合があります。逆にびっしりと生えそろっている赤ちゃんもいるそうですよ。

まつげの生える時期には個人差がるので、産まれてすぐはまだ生えていなくても心配はいりません。赤ちゃんのまつげは数カ月後には生えてくるので、焦らず見守りましょう。

むくみや色素が薄くて見えないことも

実は、まつげは生えているのだけれど、赤ちゃんの頃は全体的にふっくらしているので、顔の脂肪やむくみによって、まつげが埋もれて見えていないこともあります。この場合には、むくみが取れてくる2~5カ月頃に急にまつげが伸びてきたように見えることもあります。

また、まつげの色素が薄いために、生えているのだけれども、目立たずにまつげが分かりにくいということもあります。赤ちゃんは大人よりも色素が薄く、髪の毛が茶色がかっていることがありますが、まつげについても同じことがいえます。

赤ちゃんのときには色素が薄いと感じても、3歳頃までには生え変わるといわれています。成長とともに毛の色は濃く変化していくのが一般的なので、まつげの色が薄くても心配しなくて大丈夫です。

乳児へ成長するとまつげも生える

乳児へ成長するにともない、まつげは生えてきます。まつげが急激に伸びていると感じることがあるかもしれません。新生児のときは「まつげがない?短い?」と感じていたパパやママも、今度は逆に「長すぎじゃないかな?」と、心配になることもあります。

乳児はまつげだけではなく、顔や体のバランスなども成長とともにどんどん変化していきます。乳児の頃のまつげの長さは一生のまつげの長さを決めるものではないので、短くても長くても、あまり神経質になる必要はありませんよ。

まつげが短いと思っていても乳児になる頃には生えてくるし、反対に、乳児や幼児の頃はまつげがフサフサだったのに、小学生になった頃には普通ぐらいになっていたということもよくあります。

まつげにも個性!まぶたとの関係

まつげの長短は遺伝要素が強い

生まれたばかりの赤ちゃんにまつげがなくても成長とともに生えてきますが、大人になった頃のまつげの長さに最も影響を与えるのは遺伝的要素です。まつげの長い両親からは、まつげの長い子どもが生まれやすいですし、まつげの短い両親からはまつげの短い子どもが生まれやすいです。

砂漠地帯に住む人たちは、砂から目を守るためにまつげがフサフサに生えているともいわれています。日本人の場合は、寒冷地に適応した遺伝子を持った人が多いので、まつげなどの体毛は凍りつくのを防ぐために薄い傾向があります。

そのため、日本人は欧米や熱帯地域の人たちに比べると、全体的にまつげは短い傾向にあります。短いと感じても、実際には日本人の中では平均的な長さかもしれませんね。

一重まぶたはまつげが短い?

二重まぶたよりも、一重まぶたのほうがまつげが短いといわれています。ですが、そういわれるはっきりとした根拠はありません。

一重まぶたでも二重まぶたでもまつげの長さは人それぞれです。ですが、一重まぶたの方がまつげが目立ちにくいと感じることがある理由はいくつかあるようです。

たとえば、まつげの向きです。二重まぶたは、まつげが上に向きやすいので長く見えることがあります。一重まぶたは、上まぶたの脂肪がまつげを押さえて下を向くことになり、まつげが目立ちにくくなるのです。

また、二重まぶたの場合ではまつげが根元から見えやすいのに対し、一重まぶたの場合では、まつげの根元が奥まっているので、見えているまつげの部分が短くなることもあります。

成長すると目元が変わることも

一重で切れ長の目元はアジアンビューティーといわれて、そのエキゾチックな雰囲気が欧米では人気ですが、当の日本人は二重を望む人が多い傾向があります。そのため、赤ちゃんが一重だと気にされる方もいます。

ですが、実際にはほとんどの赤ちゃんが一重まぶたの状態で生まれてきます。なかには、生まれたときからパッチリ二重という赤ちゃんもいますが、二重でもうっすら線が入っている程度という場合が多いです。

生まれたばかりの頃はむくみや脂肪が多いのでまぶたもぷっくりとした一重になりがちです。しかし、生後数カ月~1歳ごろ、または、2~3歳ごろの動きが活発になるころにむくみや脂肪が取れて、目元がすっきりしてきて二重に変わることがあります。

抜けたまつげが目に入った!その対処法は?

自然に取れるのを待ってみよう

赤ちゃんの目に抜けたまつげが入っていることがあります。ママとしては、痛そうだし、バイ菌や傷も心配だし、早く取り除いてあげたいですよね。

ですが、赤ちゃんは抜けたまつげなどのゴミが目に入っていても、痛がることはあまりないので、焦らずに対処していきましょう。一番おすすめの対処法は、まつげなどのゴミが「自然に取れるのを待つ」ことです。

無理に取ろうとすると、かえって目に刺激を与えてしまってダメージの原因になります。手などで無理に取ろうとすると指先の雑菌をつけてしまい、こすって傷つけてしまうこともあります。目に抜けたまつげが入っても、それが原因で雑菌によって感染を引き起こしたり、目に傷がついたりというリスクは低いそうですよ。

泣かせて涙で洗い流そう

なにもせずに待っているだけでも、まばたきや目からにじみ出る涙によって自然に目のゴミは排出されるケースが多いです。ただし、赤ちゃんのまつげではなく、短い髪の毛のようなものが入っていて、なるべく早く取ってあげたい場合には、泣かせることで出たたくさんの涙で洗い流すとよいでしょう。

赤ちゃんは「泣くのが仕事」なので、目のゴミを取るためにわざわざ泣かせることはする必要はありません。しかし、頻繁に泣きますが、たくさん涙を流して泣くということは多くはないかもしれません。

涙が出ない、または、涙は出ているけど抜けたまつげがなかなか流れてこないというときには、しばらく様子を見て自然に出てくるのを待ちましょう。

母乳で洗い流すという手も

泣いてもなかなか抜けたまつげが取れないという場合には、ママの母乳を目に数滴たらしてみましょう。水やお湯は目にしみて痛いですが、母乳は目にしみることはありません。

母乳を飲ませているママには手っとり早くて効果的な方法です。母乳は適度な温かさと生理食塩水と同じ塩分濃度を持っているので、赤ちゃんにとっては低刺激で安全な液体です。

自然に取れるのを待ってみたり、涙や母乳で洗い流そうとしたりしても、長時間(2、3日以上)取れず、充血や目やにが出てくるといった症状が続くようであれば、眼科を受診するとよいでしょう。眼科ではゴミをすぐに洗い流してくれるなどの処置をしてくれます。眼科の受診も視野に入れておくと、より安心ですね。

一番多いトラブルは「逆さまつげ」

まつげが逆さまになっている逆さまつげ

逆さまつげとは、その名の通り、まつげが逆さまに生えている状態をあらわします。まつげは本来、上まつげは毛先が上を向くように生え、下まつげは下に向かって生えていきます。

上のまつげが逆さまつげになっていると、目にまつげが接触している状態となり、目が傷ついてしまう恐れがあります。このような逆さまつげのトラブルは、赤ちゃんのまつげに関するトラブルの中で一番多いものです。

もし、赤ちゃんの目が充血していたり、目のあたりが痛そうにしたりしているときは、逆さまつげが原因かもしれません。逆さまつげになっていると、まばたきが多くなったり、目をこするような動作が増えたりすることもあります。このような症状が見られたら、まつげの生えている向きをチェックしてみましょう。

逆さまつげにも種類がある

逆さまつげには、「睫毛乱生(しょうもうらんせい)」と、「睫毛内反(しょうもうないはん)」の2種類があります。どちらも逆さまつげではありますが、原因と生え方が異なっています。

睫毛乱生は、まぶたに異常はなく、毛根からのまつげの生える向きがバラバラです。そして、部分的にまつげが目に向かっているために、目を傷つけてしまうものです。

一方、睫毛内反は、まぶたの脂肪や皮膚が多すぎるため、まつげが全体的に目のほうに向いて目に入っているものです。赤ちゃんに多い逆さまつげは、この2種類のうち、まぶたの脂肪が過剰なことによって起こる睫毛内反です。

この場合、まぶたを支える皮下の筋肉が未発達であることも影響しています。

逆さまつげの対処法は?

赤ちゃんの逆さまつげがまぶたのたるみに押されることによって起こる睫毛内反の場合は、成長とともに症状が改善・治癒していく可能性が高いです。まぶたの脂肪やむくみがすっきりとしてきて、まぶたを支える筋肉も発達してくる1歳ごろに自然に治るケースが多く、それまでは基本的には経過観察となります。

睫毛乱生の場合や、2歳を過ぎても逆さまつげの症状が強いときには、目を守るために眼科でまつげを抜いたり、まぶたを外向きにしたりする手術が必要なケースもあります。

赤ちゃんのまつげはまだ細くて柔らかいので、逆さまつげでも目は比較的傷つきにくいですが、「逆さまつげかな?」と、思ったら、眼科への受診をおすすめします。目に傷がついていないか定期的に検査しましょう。

まとめ

新生児のころにはまつげは生えていなくても、おおむね数カ月後には生えてくるので心配はいりません。まつげがないように見えたり、一重だったりということが多いですが、赤ちゃんの成長とともに目元や表情がどんどん変化していくので、それを見守るのも育児の楽しさのひとつですね。

抜けたまつげが目に入ったり、逆さまつげだったりというトラブルは、時間が解決する場合も多いので、冷静に対処していくのがポイントです。あわてずに経過を観察し、必要に応じて眼科を受診しましょう。

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