新生児にはまつげがない?生える時期やまつげトラブルの対処法
生まれてきた赤ちゃんにまつげが生えていないと心配になってしまうかもしれません。ここでは、赤ちゃんのまつげが生える時期やまつげの役割についてまとめています。また、まつげが目に入ったとき、逆さまつげといったまつげに関するトラブル対処法についても解説しています。病院を受診すべきかチェックしてみましょう。
目次
- まつげにはどんな役割があるの?
- ほこりや病気から目を守ってくれている
- まばたきをするときの司令塔
- まつげがあるから汗が入っても痛くない
- 新生児にはまつげがない?
- 産まれてすぐは生えていないことが多い
- むくみや色素が薄くて見えないことも
- 乳児へ成長するとまつげも生える
- まつげにも個性!まぶたとの関係
- まつげの長短は遺伝要素が強い
- 一重まぶたはまつげが短い?
- 成長すると目元が変わることも
- 抜けたまつげが目に入った!その対処法は?
- 自然に取れるのを待ってみよう
- 泣かせて涙で洗い流そう
- 母乳で洗い流すという手も
- 一番多いトラブルは「逆さまつげ」
- まつげが逆さまになっている逆さまつげ
- 逆さまつげにも種類がある
- 逆さまつげの対処法は?
- まとめ
まつげにはどんな役割があるの?
ほこりや病気から目を守ってくれている
具体的にいうと、まつげは目の中にほこりが入るのを防ぎます。また、雑菌の侵入を防ぐことにも役立っています。
空気中には私たちの目には見えない小さなほこりや雑菌がたくさん存在しています。まつげはほこりや雑菌が目に入りにくくする傘にもなり、目にまばたきをさせて、異物や病気から目を守ります。
まばたきをすることによって、目に入ってしまったほこりを流したり、目が乾燥することによって傷つきやすくなったりすることを防ぐはたらきもあります。
まばたきをするときの司令塔
まつげの根元付近には知覚神経が多く存在しているので、目元に異物が入ろうとするのを敏感に察知することができます。目を危険から守るためにまつげは危険を感じると、瞬時に目を閉じさせることができます。
目は人間にとって大切な器官ですが、粘膜が露出しているため、デリケートです。そのため、すばやく外部刺激から目を守る必要があります。
まつげに異物が触れるとまばたきをするように脳に指令が出されます。まつげは目にまばたきをさせる司令塔なのですね。
まつげがあるから汗が入っても痛くない
赤ちゃんは新陳代謝が活発なので大人以上に汗っかきです。まつげがまだ生えていないように見える赤ちゃんは、汗が目にしみないか心配になりますね。
しかし、赤ちゃんは汗が目に入って痛がるような様子はあまり見られません。ですが、心配な場合は、清潔なガーゼなどでときどき顔の汗を拭ってあげるとよいでしょう。
汗を出すための汗腺の数は3歳くらいまでに決まるといわれているので、熱中症にはもちろん注意が必要ですが、汗腺を発達させてあげることも必要です。まつげがしっかりと生えてくれば汗をかいても目に入りにくくて安心ですね。
新生児にはまつげがない?
産まれてすぐは生えていないことが多い
赤ちゃんが女の子の場合は、まつげがないことが気になるママが特に多いかもしれませんね。でも、生まれてすぐの赤ちゃんにはまつげが生えていなかったり、生えていても薄かったりする場合があります。逆にびっしりと生えそろっている赤ちゃんもいるそうですよ。
まつげの生える時期には個人差がるので、産まれてすぐはまだ生えていなくても心配はいりません。赤ちゃんのまつげは数カ月後には生えてくるので、焦らず見守りましょう。
むくみや色素が薄くて見えないことも
また、まつげの色素が薄いために、生えているのだけれども、目立たずにまつげが分かりにくいということもあります。赤ちゃんは大人よりも色素が薄く、髪の毛が茶色がかっていることがありますが、まつげについても同じことがいえます。
赤ちゃんのときには色素が薄いと感じても、3歳頃までには生え変わるといわれています。成長とともに毛の色は濃く変化していくのが一般的なので、まつげの色が薄くても心配しなくて大丈夫です。
乳児へ成長するとまつげも生える
乳児はまつげだけではなく、顔や体のバランスなども成長とともにどんどん変化していきます。乳児の頃のまつげの長さは一生のまつげの長さを決めるものではないので、短くても長くても、あまり神経質になる必要はありませんよ。
まつげが短いと思っていても乳児になる頃には生えてくるし、反対に、乳児や幼児の頃はまつげがフサフサだったのに、小学生になった頃には普通ぐらいになっていたということもよくあります。