
赤ちゃんがママだけを後追いする理由!始まる時期や対処方法とは
赤ちゃんの後追いに、最初は「ママのことが大好きなのね」と微笑ましく受け取るママが多いですよね。ただ常に後を追われると家事ができない、トイレにも落ち着いて行けないといった悩みを持つママが出てきます。赤ちゃんがママだけを後追いする理由やいつごろから始まるのか、さらに後追いへの対処方法をまとめました。
赤ちゃんが後追いをする理由と始まる時期

ママを認識できるようになった成長の証
ママが近くにいれば「ママがいる」ことは分かりますが、ママが目の前からいなくなると「ママの存在自体が消えてしまった」と感じ不安に思います。近くにいることや、離れてもまた戻ってくることがまだ理解できないのです。
自分で移動できないと、赤ちゃんは大泣きするだけでしたが、自分で移動できるようになった赤ちゃんは、ママを探してハイハイで後追いをするのです。後を追うのはママが認識でき、運動能力が向上した成長の証ともいえますね。
早くて7カ月から11カ月ごろがピーク
生後9カ月ごろには後追いをする子が増えてきて、生後11カ月ごろがピークとなってきます。最初はハイハイだった赤ちゃんの移動手段も伝え歩きに変わり、さらにたどたどしくても自力で歩けるようになれば後を追う範囲は広がり、スピードも速くなっていきますよ。
ママが離れた場所にいても存在し、自分の元に帰ってくるということが分かるようになる1~1歳半くらいには後追いは落ち着いていきます。
後追い時期はママにべったりで人見知りに
例えばママがトイレに行こうとしたときに、リビングにパパがいても赤ちゃんがママの後を追い、ドアの前で大泣きをしていた赤ちゃんもいます。身近な存在でもあるパパがいても、赤ちゃんはママを探し回るのですね。
着替えに隣の部屋に行くだけでも大泣きになる赤ちゃんもいます。家事のために部屋を離れるだけで赤ちゃんが泣いてハイハイでママを追いかけてくるため、家事のときは常におんぶ紐を使い背負っていたママもいます。
後追い時期の赤ちゃんは、ママが常に身近にいないと不安なのですね。うれしい反面、ストレスを感じるママも多いようですよ。
声掛けや便利グッズを活用した対処法

離れるときなどこまめに声掛けをする
ママがこの場所から離れても、「消えた」のではなく「またすぐ戻ってくる」ことを伝えるとよいですね。そして戻ってきたときには、赤ちゃんを抱きしめることで安心感を与えます。
ママが赤ちゃんの元を離れるときはこまめに声がけをし、戻ってきたときには抱きしめて安心感を与えるという行為を繰り返しましょう。この繰り返しにより赤ちゃんが学習をし、ママは離れても帰ってくると記憶していきますよ。
赤ちゃんが後追いするから困ると思い、だまって離れないようにしましょうね。
ベビーサークルなどで危ない場所はガード
赤ちゃんがママを探し回るときに、浴室やキッチンにひとりで入り込んでしまったらと思うと怖いですよね。階段は落下の恐れもあります。赤ちゃんにとって危険ところはベビーゲートなどで遮ったり、ママが離れるときには赤ちゃんをベビーサークルに入れたりするなど、安全対策を行うことが必要です。
赤ちゃんによっては、ママの姿が見えたり声が聞こえたりすれば安心感が得られることがあります。赤ちゃんの様子を見ながら、赤ちゃんに合った安全対策の方法を考えるとよいですね。
おんぶ紐や抱っこ紐を利用する
おんぶ紐であればママの両手が自由になるため家事などがはかどりますし、抱っこ紐も両手が自由になるものを選ぶとよいですね。ただ、おんぶ紐や抱っこ紐を使っても、ママの腰や肩に負担がかかりますので常に使うのではなく、どうしても必要なときだけに限定するなど工夫するとよいでしょう。
おんぶ紐と抱っこ紐を使い分けることで体にかかる負担は分散されるので、上手に使い分けて後追い期を乗り越えましょう。