赤ちゃんが寝るときに快適な服装は?月齢、季節ごとに適切な服装を紹介
体温調節がまだ上手にできない赤ちゃん。布団も蹴とばしてしまったら自分でかけ直すことはできないし、風邪をひかないようにしっかり着せたら、夜中に汗だくで大泣き!なんてことも。「赤ちゃんに何を着せて眠らせたらいいのかわからない」というママやパパ必見です。
夜寝るときに適した服装と、服を選ぶコツ
赤ちゃんが寝るときは服の着せ過ぎに注意
赤ちゃんの平熱は大体37℃前後といわれていて、基本的に大人より高いのです。そのため、風邪をひかないようにと寝る前にたくさん着せたら、逆に汗が冷えて風邪をひいてしまうなんていうことも…着せすぎかな?と迷ったら、大人の服装と比べてみるのもよいかもしれません。
ただ、産まれたばかりの赤ちゃんは汗腺がまだしっかり発達しておらず、また自分では動けないため、体温が外の気温に左右されやすくなっているので注意が必要です。少しずつ自分でも動けるようになってきた生後2カ月頃には赤ちゃんの体温も安定してきます。
寝るときは布団に合わせて服装を調節する
「明け方には布団をかけていないことが多いので、パジャマを厚着させておこう!」と考えるパパやママも多いのではないでしょうか。実はその厚着が赤ちゃんを布団から追い出している原因かもしれません。
寒い冬は特に、厚手のパジャマに毛布と布団をしっかりかけると大人は快適に眠れます。でも隣で眠っている子どもは暑くて寝返りが激しくなったり、枕が汗で濡れていたりすることがよくあります。そんなときはパジャマを少し薄手に調節してあげてくださいね。
服装の調節はママの役目。室温にも注意して
具体的には赤ちゃんの顔色を見て、赤ちゃんの体にさわってみることです。赤ちゃんの顔が赤くほてっていたり、背中が汗ばんだりしているときはもう少し薄着にしてあげましょう。赤ちゃんの唇が青くなっているとき、お腹や背中が冷たいとき、体を丸めて泣いているときにはもう1枚着せてあげましょう。
赤ちゃんは体の熱を手足で調整しており基本的に靴下は必要ありませんが、寒がるサインが見られるときは靴下を活用してみてください。服装を調節するときに目安として温度計で室温や湿度を確認してみるのもおすすめです。
月齢別!夜寝るときにおすすめの服装
生後2カ月までは無理に着替えなくてOK
赤ちゃんの洋服は基本的にはどれも眠るのに快適なように作られているので、そのままの洋服で夜眠ってしまっても問題ありません。特に昼も夜も3~4時間ごとに授乳が必要な新生児の頃は無理に着替えなくてもよいのです。ただ、夜パジャマに着替えることで赤ちゃんは昼と夜を区別できるようになってきます。
だいたい生後3~4カ月頃、授乳の間隔や睡眠時間が安定してきたら、パジャマではなくても夜寝る用の服を決めて着替えさせてあげましょう。夜は昼寝と違ってぐっすり長く眠る習慣がついてきます。
新生児期はロンパース型パジャマがおすすめ
ロンパースはトップスとボトムスが一体になっていて、股の部分がボタンなどの留め具で開け閉めできるようになっており、頻繁におむつ交換が必要な新生児期の赤ちゃんにおすすめです。
まだ起き上がったり寝返りしたりできない赤ちゃんでも、寝たまま着替えやおむつの交換ができます。また、全身つながっているので寝ている間にお腹を出して寝冷えしてしまう心配もありません。
ロンパース型にも、頭からかぶせて着せるタイプや、ボタンやファスナーで前開きになっているものがあります。まだ首がすわっていない赤ちゃんやお座りができない赤ちゃんには、着せるのが簡単な前開きのものがおすすめです。
お座りができたらセパレート型のパジャマも
だいたい月齢6~7カ月ごろ、1人でしっかりお座りできるようになったら、セパレート型のパジャマもおすすめです。寝ている間にパジャマがめくれてお腹が出てしまわないか気になりますが、ボトムスに腹巻がついていたり、ボタンでトップスとボトムスを留められるようになっていたり、いろいろな寝冷え対策がされているパジャマもあります。
上は半袖、下は長ズボンなど季節の変わり目の微妙な調整もしやすいですし、授乳や離乳食などで汚してしまっても、汚れているトップスだけ着替えることもできるようになります。