マタニティはいつまで飛行機に乗れる?可能な時期と注意点
妊婦は妊娠前よりも疲れやすくなりがちなので、長時間、飛行機に乗ることは不安ですね。ですが、事前にしっかりと準備をしておけば、心配しすぎる必要はありません。この記事では、マタニティ期に飛行機に乗る場合に気をつけたいポイントをまとめています。飛行機の利用予定があるママは参考にしてくださいね。
飛行機に乗る前に確認しておくべきポイント
搭乗可能な時期はいつからいつまで?
流産の心配のある妊娠初期は、つわりで体調不良なことも多いので飛行機に乗らない方が無難です。
飛行機に乗ることが直接流産の原因となるわけではありませんが、飛行機は長時間同じ体勢でいなくてはならないため、体に負担がかかることは事実です。そのためやむを得ない場合を除いては避けたいものです。
妊娠後期(妊娠8カ月~)の場合は、出産予定日の28日前からは医師の診断書を提出する必要がでてくるので、里帰り出産を予定するなら早めに準備しておくことをおすすめします。
マタニティ向けのサービスはある?
■ANA…ファミリーらくのりサービス
・事前座席指定
・ANAオリジナルのマタニティマーク入りのタグの配布
・搭乗口事前改札サポート
・搭乗口までの電動カートサービス
■JAL…ママおでかけサポート
・事前座席指定
・ママ&ベビーおでかけサポートガイドブックとプレゼントの配布
・マタニティーマーク入りのタグの配布
・優先搭乗サービス
このほかにも、マタニティに配慮した対応をとってくれる航空会社はあります。利用を考えている航空会社があれば、チケットを購入する前に、一度調べてみることをおすすめします。
医師にきちんと相談しましょう
基本的に、安定期に入っていて体調が落ち着いているようであれば、飛行機に乗ることに問題はないものの、経過が良好でもいつなにが起こるのかわからないのが妊娠です。最終的には「自己責任」ということになってしまうため、少しでも不安があればやめることをおすすめします。
また、ほとんどの航空会社で妊婦の搭乗には規定があるので、それを確認しておきましょう。医師の診断書が必要なケースもあります。
飛行機搭乗中に気を付けたいこと
服装はよく考えて、ゆったりしたものを
妊娠によって、体に変化のある時期に飛行機に乗るのは、なおのこと疲れてしまいますよね。そこで、できるだけリラックスして快適に過ごせるように、まずはゆったりとした服装にするよう心がけましょう。
体を締めつけるようなタイトな洋服は、血行を妨げやすくなるため避けた方がよいですね。なるべく、胸やお腹周りがゆったりとしている洋服がおすすめです。足元も履いていて楽な靴を履くか、スリッパに履き替えると足が蒸れずに快適に過ごせますよ。
長時間同じ体勢でいることは避けよう
これを予防するために、搭乗中はときどき足首を回してストレッチをするようにしましょう。内回し、外回しを軽くするだけでも血流の改善に効果的とされています。手が届くようなら、ふくらはぎを軽くマッサージするのもおすすめです。
また、大きく深呼吸して上半身を動かすことも下半身への刺激になりますよ。呼吸に合わせて肩を上下させることでも、ストレッチ効果が期待できます。できる範囲で体を動かすように意識してみてくださいね。
水分補給やトイレを我慢しないで
体内の水分が不足すると、血栓ができやすくなりエコノミークラス症候群になる危険性が高まります。そのため、こまめな水分補給が大切です。
ただし、妊娠してお腹が大きくなると膀胱が圧迫されやすくなるので、水分を摂りすぎると今後はトイレが近くなってしまうのが困りますね。その場合に備えて、飛行機の座席はトイレの近い場所にするか、出入りしやすい通路側の席を押さえておくとよいでしょう。
こうした準備をしておけば、トイレを我慢する必要がなく、安心してしっかりと水分補給ができますね。
飛行機に乗るときにあると便利なもの
つわり対策にすぐ食べられる食料や水分
中でも、食べづわりは空腹になってしまうと吐き気をもよおしてしまうので、すぐに食べられる飴やチョコレートなどを手元に用意しておきたいですね。機内にも自由に食べられるスナックが用意されている場合もありますが、数に限りもあるので自分で用意しておくと安心です。
同様に、水分も確保しておきましょう。ペットボトルなどは機内にも持ち込みできますが、手荷物検査でチェックしてもらう必要があります。
保安検査場の先にある売店や自動販売機で売られているものはチェック不要で持ち込めるため、検査場をとおった後に購入して準備する方が、スムーズに搭乗できるかもしれませんね。