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幼児期にボール遊びをしよう!ボール遊びの効果や皆で楽しむ遊び方

幼児期にボール遊びをしよう!ボール遊びの効果や皆で楽しむ遊び方

乳幼児期に、親子でボールを投げ合ったり、蹴り合ったりと、ボール遊びは手軽にできる運動ですね。実はそんな身近なボール遊びが、子どもの成長に色々な影響を与えるのです。今回は、ボール遊びが子どもの成長によい理由や、ボール遊びの色々なやり方、ボールの選び方について紹介します。

幼児期のボール遊びは子どもの能力を伸ばす

子どもの運動神経の発達によい効果

子どもの運動神経は、脳の神経系統の発達により左右されます。神経系統の発達は、3歳までには80%できあがり、6歳までに90%、12歳までに100%に達するといわれています。赤ちゃんや幼児期のころに脳の神経系統に働きかけることは、とても大切なことだといえますね。

この重要な幼少期に、何をするとよいのでしょうか?神経系統に働きかける遊びは色々ありますが、子どもと手軽にできるボール遊びはおすすめです。

ボール遊びは指先でボールを掴む感覚や、投げたり取ったりするときの距離感、ボールの動きを予想する感覚を覚えることができます。そのため、色々な神経に働きかけることができ、神経系統の発達によい効果をもたらすのです。

コミュニケーション能力が上がる

ボール遊びは2人以上でできる遊びがたくさんあります。

はじめは、ママやパパとボールを投げ合ったり蹴り合ったりしますよね。ボールを上手に受けるには、投げる方も、相手が取りやすい位置にボールを投げなければいけません。どうすれば相手が取りやすいかを考えることで、相手の立場に立つことを覚えます。

大人数で行う球技では、上手にできる子や、あまり上手にできない子が一緒に遊びます。お互い教え合ったり、励ましあったりと、勝つために仲間と協力します。また、みんなで一緒に喜んだり悔しがったりと、気持ちを共有することができます。

このように、ボール遊びを通じて人を意識することで、協調性が生まれ、上手にコミュニケーションが取れるようになるのです。

反復練習で集中力や忍耐がつく

ボールを思ったところに投げる練習や上手に受ける練習、ボールをゴールに入れる練習など、ボール遊びには、繰り返し練習することがありますね。

何度も練習するには、集中力が必要ですし、なかなかうまくいかないことを頑張るには、忍耐力が必要です。ボール遊びの練習をすることにより、子どもは集中力と忍耐力をつけることができます。

余談ですが、反復練習だけよりも、その中に変化を取り入れた方が、上手になるという実験結果があります。例えば、バスケットボールをゴールに入れる練習をするとき、同じ位置からずっと投げたときより、ときどき場所を変えて投げたときのほうが、上手になるというのです。子どもと遊ぶときに、取り入れてみてはいかがでしょうか?

幼児期のボールデビューに最適な遊び

転がすだけでも楽しいボール渡し

簡単なボール遊びは1歳前後からできるようになります。最初はボールを転がすだけでも十分楽しむことができますよ。ボール渡しは親子で手軽にできるボール遊びの一つです。

ボール遊びはママと子どもが向かい合って座り、相手に向かって交互にボールを転がして遊びます。子どもが一人でしっかり立てるようになったら、向かい合って足を肩幅に広げて立ち、相手の股の間をくぐりぬけるようにボールを転がしてみましょう。

単純な遊びですが、コントロール能力が高まる効果が期待できます。ママと1対1で向かい合って遊ぶので、親子のコミュニケーションも増えるでしょう。慣れてきたらボールを転がすスピードを速くしたり、距離を伸ばしたりして難易度を上げて遊んでみてくださいね。

上手に入るかな?玉入れ

運動会の定番種目でもある玉入れ。玉入れはダンボールやビニール袋を使用すれば、簡単に再現することができます。

ダンボールを床に置き、少し離れたところからボールを投げて遊びましょう。ママと子どもでボールの色を変えて、どちらが多く入るか勝負してみてもおもしろいですね。ダンボールを机や椅子の上に置くと、よりねらいを定めることが難しくなりますよ。

ビニール袋を使う際には、ママが袋を持ち、子どもが袋にボールを入れていきます。袋に動物の顔をつけ、「お腹空いたよー」と声をかけ遊びを展開していくのもよいですね。袋にボールが溜まってきたら、袋の下の方を勢いよく叩いてみましょう。ボールが飛んでいき、子どもが喜んで追いかけていきますよ。

脳の発達に効果的!ボールプール

ボールプールは子ども向けのレジャー施設やゲームコーナーなどによく設置されており、そこではカラフルなボールに夢中になって遊ぶ子どもの姿が目に映りますよね。実はボールプールは脳の発達に効果的といわれています。

大型のレジャー施設にあるボールプールには数万個ものボールがあり、ここに入ることで全身の触覚が刺激されます。子どもの脳の発達には五感、特に触覚が重要だといわれています。全身で触角を刺激されることで脳によい効果を与えますよ。発達障害児の治療にも使われることがあるようです。

自宅でもカラーボールとビニールプールがあればボールプールができます。五感を刺激して遊ぶボールプールは、特に3歳ごろまでの小さな子どもに最適な遊びです。

【先輩ママに聞きました】いつ頃からボール遊びをしましたか?

ボール遊びは子どもの能力を伸ばす遊びということが分かりましたが、いったい何歳くらいから遊ばせられるのでしょうか。先輩ママにボールデビューをした年齢を聞きました。※テニテオ調査(n=100)

「0歳」と回答したママの体験談

  • 柔らかいボールを母親との間で転がして遊びました。触ったら転がる事にとても不思議そうに、また喜んでいたのを覚えています。気を付けるのは周りに机や角がない場所で行うことです。
  • はじめはコロコロと手元に転がして喜ぶという遊び。 だんだん大きくなるにつれて落としたり、蹴ったり、投げたりと跳ねるという感覚を楽しんだ。 初めてのボールは音がなったりするものを選んだ。 また硬すぎないもので安全に使えるものを選んだ。

「1歳」と回答したママの体験談

  • ボールを子供の方に転がすだけの、遊びともよべないようなものでしたが、子供は喜んでいました。あまり口を出すと子供が嫌になってしまうと思い、子供がボールに興味をもって触っているときは、多少危ないかなと思う動きをしても口は出さないようにしました。その代り、周囲の安全は遊ぶ前に確保しておくようにしました。
  • 歩けるようになってから、わりとすぐくらいに散歩がてら公園でボール遊びをさせるようになりました。 ボールを夢中で追いかけるので歩く練習にもなりました。

「2歳」と回答したママの体験談

  • 家では簡単なボール遊びをしていたが、本格的なものは2歳頃。小学生が遊ばない時間で芝生がある公園を選んでボールをコロコロ転がして遊んだ。芝生は転がるスピードが遅いので、親も楽。
  • 柔らかいボールでキャチボールやサッカーなどの真似事をしていました。こけても痛くないところでするようにしていました。

■編集部コメント

赤ちゃんのころからボールで遊ばせているママがとても多いことが分かりました。また、赤ちゃん期のボール選びは「飲み込めない大きさ」「当たっても痛くない硬さ」を重視しているママが多いようです。

子どもが初めての道具で遊ぶ姿はとってもかわいいものです。安全に気をつけながら我が子とのボール遊びをたくさん楽しんでくださいね。

次のコーナーでは親子やお友だちと一緒に楽しめるボール遊びについて紹介します。
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