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つわりはママになるための準備期間!つわりの時期や症状を知ろう

つわりはママになるための準備期間!つわりの時期や症状を知ろう

つわりには個人差があるため、水すら吐いて入院するほど重篤なママもいれば、出産までまったく症状が出なかったというママもいます。そもそもつわりとは何なのか、つわり症状が出たらどうすればよいのかなどを詳しく解説していきます。辛い時期を乗り越えて、元気な赤ちゃんを迎えましょう。

しっかり理解しておきたい基礎知識

たくさんあるつわりの種類と症状

一般的に「つわり」というと「気持ち悪くなって吐く」というイメージがありますよね。しかし実際はそれだけではありません。代表的な「吐きつわり」のほかにも、たくさんの症状があるのです。

〈つわりの症状〉
・吐きつわり…食べても飲んでも気持ち悪くて吐いてしまう
・食べつわり…空腹になると気持ち悪くなるため、食べ続けてしまう
・においつわり…特定のにおいを嗅ぐと吐き気がする
・よだれつわり…唾液が止まらず、飲み込むと強い吐き気がする
・ゲップつわり…不快なゲップが止まらない
・眠りつわり…何をしていても、どれだけ寝ても眠い
・偏食つわり…特定のものばかり食べる、それ以外食べられない

どれか一つではなく、いくつかの症状が重なって現れることが多いでしょう。

つわりが治まるまでの期間とピーク

つわりの症状が出始めるのは、早い人では妊娠が判明した直後の妊娠5~6週ごろです。だんだんと症状が重くなり、妊娠8~10週ごろにピークを迎えます。その後12~15週にかけて緩やかに症状が落ち着き、妊娠16週(妊娠5カ月になるころ)あたりで回復してくるでしょう。

妊娠判明直後から、妊娠5カ月に入るころまで、ずっと重い症状が続くママもいます。また、中には妊娠期間中ずっとつわりの重苦しさから解放されないママもいるようです。

つわりは肉体的にも精神的にも本当に辛いものです。つわり中は出口が見えない気がして、毎日辛くて辛くて泣いてしまうママも少なくありません。しかし妊娠の終了、つまり出産と同時に必ず終わりが来るので、何とか耐えて過ごしましょう。

症状の悪化と妊娠悪阻

妊娠したママの大半が、何かしらのつわり症状を経験します。その中でも症状が重篤で、日常生活が送れないほど衰弱してしまう場合は「妊娠悪阻(にんしんおそ)」という病名がつき、入院治療が必要となる場合もあります。

妊娠悪阻は、食事がとれない、食べたとしてもすべて吐いてしまう状態です。固形物だけでなく、水すら吐いてしまうママもいます。胃の中に吐くものがなくても吐き気は治まらず、胃液や胆汁を吐いたり、無理やり吐いて食道やのどが切れ、出血したりすることもあります。

体重が極端に減って日常生活ができない状態になると、5~10日ほど入院し、点滴治療を受けて過ごします。吐き気止めや栄養剤などを点滴することで、徐々に症状は緩和していくでしょう。

つわりが始まる前に必要な心構え

つわりは気持ちの問題だと思わない

つわりが起こるかどうかは、妊娠してみないとわかりません。同じママでも、第1子と第2子でつわり症状がまったく違うという場合もあります。つわりのメカニズムは正確に解明されていませんし、症状を自分でどうにかできるものではありません。

また、つわりの有無や症状は人それぞれに違っているので、つわりを経験したことのない人には理解してもらいにくいのが辛いところです。

パパや両親、友人などに「気持ちの問題じゃない?」「病気じゃないでしょう?」などと心ないことを言われて、寝込んでいることに罪悪感を覚えるママもいるでしょう。しかし、つわりは気持ちの問題ではありません。むしろママがストレスを感じる方が赤ちゃんに悪影響があると思って、辛いときはしっかりと体を休めてください。

症状には個人差があることを理解する

つわりが始まる前に理解しておきたいのは「つわりには個人差がある」ということです。自分の母親や姉妹、パパの家族など、出産経験者の話を聞いて「つわりってこういうものか」と思うかもしれませんが、必ずしもそれが自分に当てはまるとは限りません。

聞いていた話よりもずっと軽いかもしれませんし、逆に想像を絶するほど重いかもしれません。つわりを誰かと比べることはしないようにしてくださいね。

色々な人からつわり体験談を聞いて、「人それぞれに違っているんだな」と理解しておきましょう。つわりもお産も、妊娠の度に違っていてよいのです。どんな症状が現れたとしても、それが自分の妊娠なんだと受け入れることが大切です。

ひとりじゃない!パパと一緒に乗り越える

つわりは精神的に大きなダメージを受けることも多いものです。「何も食べられない、何もできない自分が嫌になる」「あんなに望んだ妊娠なのに、つわりから逃げ出したいと思う自分への自己嫌悪」「いつまで続くのかわからない症状に絶望する」「ただただイライラする」など、とにかく情緒不安定になります。

精神的なダメージを自分ひとりで抱えるのはとても辛いことですね。妊娠自体はママにしかできないことですが、パパにだってママを支えることはできるはずです。

妊娠を経験しないパパは「父親になる」という実感を得にくいものです。妊娠中のママの辛い気持ちをパパと一緒に乗り越えることで、徐々にパパになる準備ができますし、夫婦の絆が強まることでしょう。

大切な時期だからこそしっかり対策

栄養を気にするよりもまずは食べる

つわりで思うように食事ができなくなると、ママはお腹の赤ちゃんの発育が心配になりますよね。食べてもすぐに吐いてしまう、偏ったものばかり食べてしまうなど、栄養バランスが悪いことを気にして、ストレスを感じるかもしれません。

この時期の赤ちゃんはまだまだ小さくて、たくさんの栄養を必要としているわけではありません。赤ちゃんへの栄養を気にするよりも、まずはママが生活を維持できるように食べることが大切です。

食べるものはどんなものでも構いません。「食べられるものを食べられるだけ食べる」というのがこの時期の鉄則です。自分で作るのが難しければ、出来合いのものを買って食べるのもよいでしょう。つわりが落ち着いたら、しっかりと栄養をとるようにすれば大丈夫ですよ。
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