つわりはママになるための準備期間!つわりの時期や症状を知ろう
つわりには個人差があるため、水すら吐いて入院するほど重篤なママもいれば、出産までまったく症状が出なかったというママもいます。そもそもつわりとは何なのか、つわり症状が出たらどうすればよいのかなどを詳しく解説していきます。辛い時期を乗り越えて、元気な赤ちゃんを迎えましょう。
目次
- しっかり理解しておきたい基礎知識
- たくさんあるつわりの種類と症状
- つわりが治まるまでの期間とピーク
- 症状の悪化と妊娠悪阻
- つわりが始まる前に必要な心構え
- つわりは気持ちの問題だと思わない
- 症状には個人差があることを理解する
- ひとりじゃない!パパと一緒に乗り越える
- 大切な時期だからこそしっかり対策
- 栄養を気にするよりもまずは食べる
- 食べる量や回数を工夫してみる
- 水分をとって脱水症状を予防する
- 吐き気以外にもたくさんあるつわりの症状
- 勘違いされやすい眠りつわり
- 家事や外出に影響するにおいつわり
- 気づきにくいけど辛いよだれつわり
- よく聞くつわりにまつわる噂や豆知識
- つわりの症状がなくても大丈夫
- つわりの種類と辛さで性別がわかるは迷信
- 漢方やツボマッサージに頼っても大丈夫?
- まとめ
しっかり理解しておきたい基礎知識
たくさんあるつわりの種類と症状
〈つわりの症状〉
・吐きつわり…食べても飲んでも気持ち悪くて吐いてしまう
・食べつわり…空腹になると気持ち悪くなるため、食べ続けてしまう
・においつわり…特定のにおいを嗅ぐと吐き気がする
・よだれつわり…唾液が止まらず、飲み込むと強い吐き気がする
・ゲップつわり…不快なゲップが止まらない
・眠りつわり…何をしていても、どれだけ寝ても眠い
・偏食つわり…特定のものばかり食べる、それ以外食べられない
どれか一つではなく、いくつかの症状が重なって現れることが多いでしょう。
つわりが治まるまでの期間とピーク
妊娠判明直後から、妊娠5カ月に入るころまで、ずっと重い症状が続くママもいます。また、中には妊娠期間中ずっとつわりの重苦しさから解放されないママもいるようです。
つわりは肉体的にも精神的にも本当に辛いものです。つわり中は出口が見えない気がして、毎日辛くて辛くて泣いてしまうママも少なくありません。しかし妊娠の終了、つまり出産と同時に必ず終わりが来るので、何とか耐えて過ごしましょう。
症状の悪化と妊娠悪阻
妊娠悪阻は、食事がとれない、食べたとしてもすべて吐いてしまう状態です。固形物だけでなく、水すら吐いてしまうママもいます。胃の中に吐くものがなくても吐き気は治まらず、胃液や胆汁を吐いたり、無理やり吐いて食道やのどが切れ、出血したりすることもあります。
体重が極端に減って日常生活ができない状態になると、5~10日ほど入院し、点滴治療を受けて過ごします。吐き気止めや栄養剤などを点滴することで、徐々に症状は緩和していくでしょう。
つわりが始まる前に必要な心構え
つわりは気持ちの問題だと思わない
また、つわりの有無や症状は人それぞれに違っているので、つわりを経験したことのない人には理解してもらいにくいのが辛いところです。
パパや両親、友人などに「気持ちの問題じゃない?」「病気じゃないでしょう?」などと心ないことを言われて、寝込んでいることに罪悪感を覚えるママもいるでしょう。しかし、つわりは気持ちの問題ではありません。むしろママがストレスを感じる方が赤ちゃんに悪影響があると思って、辛いときはしっかりと体を休めてください。
症状には個人差があることを理解する
聞いていた話よりもずっと軽いかもしれませんし、逆に想像を絶するほど重いかもしれません。つわりを誰かと比べることはしないようにしてくださいね。
色々な人からつわり体験談を聞いて、「人それぞれに違っているんだな」と理解しておきましょう。つわりもお産も、妊娠の度に違っていてよいのです。どんな症状が現れたとしても、それが自分の妊娠なんだと受け入れることが大切です。
ひとりじゃない!パパと一緒に乗り越える
精神的なダメージを自分ひとりで抱えるのはとても辛いことですね。妊娠自体はママにしかできないことですが、パパにだってママを支えることはできるはずです。
妊娠を経験しないパパは「父親になる」という実感を得にくいものです。妊娠中のママの辛い気持ちをパパと一緒に乗り越えることで、徐々にパパになる準備ができますし、夫婦の絆が強まることでしょう。
大切な時期だからこそしっかり対策
栄養を気にするよりもまずは食べる
この時期の赤ちゃんはまだまだ小さくて、たくさんの栄養を必要としているわけではありません。赤ちゃんへの栄養を気にするよりも、まずはママが生活を維持できるように食べることが大切です。
食べるものはどんなものでも構いません。「食べられるものを食べられるだけ食べる」というのがこの時期の鉄則です。自分で作るのが難しければ、出来合いのものを買って食べるのもよいでしょう。つわりが落ち着いたら、しっかりと栄養をとるようにすれば大丈夫ですよ。