緑の野菜ジュースの効果とは?野菜嫌いの子どもが飲めるレシピを紹介
子どもの成長に欠かせない緑の野菜はたくさん食べてもらいたいのに野菜嫌いの子どもは多いですよね。そんな子どもに野菜を食べさせるのは至難の業ですが、野菜がジュースになるとおやつのような感覚で飲んでくれるのではないでしょうか。今回は、緑の野菜ジュースの効果や野菜嫌いな子どもでも飲めるレシピをご紹介します。
緑の野菜ジュースの効果やメリットとは?
子どもに必要な栄養を効率よく摂取できる
成人が1日に必要な野菜は350gといわれています。その中で緑の野菜は1~11歳までは90g、12歳~は120g必要なようです。その野菜もジュースにすると体積が減り必要な栄養分を簡単に摂ることができるでしょう。
また、家庭で作る野菜ジュースと市販で売られている野菜ジュースは、それぞれに効果がありますよ。家庭で作る野菜ジュースは、ビタミンCが豊富で美肌効果や免疫力を高める効果が期待できます。
市販のものは、熱処理をされているためβカロテンやリコピンといった普段摂取しにくい栄養の吸収率が上がるようです。
体をスムーズに活動状態に移すことができる
朝に緑の野菜ジュースを飲むと、ジュースから必要なブドウ糖を摂ることができるため、体をスムーズに活動状態に移すことができるのです。
また、脳の活動にブドウ糖が必要なことは多くの研究から証明されていますね。ブドウ糖は脳の主なエネルギーになり、記憶力を高めるという効果もありますよ。
このように、緑の野菜ジュースは体をスムーズに活動状態に移すことができたり、脳に必要なブドウ糖が摂れたりするメリットがあるのですね。
果物を使うと子どもでも飲みやすいのが魅力
果物を使うと飲みやすくなるのは、青汁などと比べてみてもよくわかります。青汁も栄養価が高い飲み物ですが、大麦青葉やケールが主な素材で果物が入っていないため、子どもには緑の野菜独特の匂いや苦みがあって飲みにくいようです。
このように果物を使うと緑の野菜独特の匂いや苦みが抑えられるのがわかります。子どもでも飲みやすくなるのは大きな魅力でしょう。
緑の野菜ジュースの飲み方のコツ
食前に飲むと血糖値の上昇を抑えられる
人間は食事をすると血糖値が上がりますよね。血糖値が高いと、糖尿病になりやすかったり動脈硬化の進行の恐れがあったり太りやすくなったりして、いろいろな疾患に繋がる恐れが出てきます。
しかし、緑の野菜ジュースを食前に飲むだけで血糖値の上昇は抑制されるのです。また、ヒト実験で野菜ジュースに含まれる糖は砂糖よりも穏やかに吸収されることもわかっています。
このことからもわかるように、野菜ジュースの糖は穏やかに吸収されるので、血糖値の上昇を抑えることができるのですね。
寝る前には飲まないようにしよう
まず、朝はダイエットや美容に効果があるといわれています。朝に飲むと、体にたまっていた老廃物を外に出すデトックス効果があり、腸の働きもよくなるので美容やダイエットに効果があるのですね。
また、15時のおやつにもおすすめです。この15時前後は脂肪がつきにくい時間帯といわれていて、小腹も空きますよね。この時間帯に飲むと空腹解消と集中力を上げる効果が期待できますよ。
しかし、夜の寝る前に飲むのはやめておくようにしましょう。栄養価の高い緑の野菜ジュースは夜寝ている間に消化がしきれず肥満の原因になるためおすすめできませんよ。
できるだけ手作りの野菜ジュースを飲もう
市販の野菜ジュースは濃縮還元によって果物の甘い香りが減少したり、加熱処理でビタミンCが壊れたりするようです。また、飲み心地をよくするために「不溶性食物繊維」が取り除かれることも多いでしょう。
この不溶性食物繊維は、保水性が高く水分を吸収して大きく膨らみ、腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にするため便通がよくなるといわれています。手作りの野菜ジュースは市販品のような加熱処理もなく不溶性食物繊維も豊富なので、できるだけ手作りの野菜ジュースを飲むようにするとよいですね。
家庭でおいしい野菜ジュースを作るレシピ
手作り野菜ジュースの基本
1.材料をそろえ、野菜、果物ともに一口大に切ります。にんじんのように皮付きの方が栄養があるものは、よく洗って切ってくださいね。
2.ミキサーに硬い野菜から順に入れて攪拌します。牛乳や豆乳を加える場合は最後に入れていきますが、水分が少しあると材料が混ざりやすいので、半カップほどの水または牛乳などを入れて攪拌するとよいでしょう。
3.すべての材料が混ざり、なめらかになったらできあがりです。攪拌する材料にもよりますが、15秒から1分ほどでできあがりますよ。