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生後1カ月の赤ちゃんを知ろう!睡眠や病気、ママの心のケアについて

生後1カ月の赤ちゃんを知ろう!睡眠や病気、ママの心のケアについて

睡眠時間が長くなかなか起きない理由

赤ちゃんが寝ないと困ってしまいますが、赤ちゃんがずっと寝ている、なかなか起きない場合は「こんなに寝て大丈夫?」と心配になりますよね。

赤ちゃんの睡眠時間は生後1カ月であれば1日平均16~17時間程度といわれています。しかし実際は個人差があり、これよりも睡眠時間が長い赤ちゃんもいれば短い赤ちゃんもいますよ。

体が大きめでミルクをよく飲む赤ちゃんは睡眠時間が長くなる傾向があります。

生後1カ月の赤ちゃんは授乳と睡眠のくり返しで1日を過ごします。たくさん飲んでお腹が空いていないからたくさん寝るのは自然なことですよね。

よく寝る赤ちゃんは特に心配する必要はありませんが、ときどき布団がずれていないかなどチェックしてください。

寝ていても起こして授乳するべき?

育児書や保健師の指導では、生後1カ月の赤ちゃんの授乳は3時間おきといわれていますが、ぐっすり眠っている赤ちゃんを起こして授乳するのはかわいそうな気がしますよね。

赤ちゃんが授乳時間になっても眠っていて起きないというときは、赤ちゃんの体重増加が順調で、おしっこもしっかり出ているのであれば無理に起こさなくてもよいといわれています。

ただし、体重が減っているときやあまり増えていないときは授乳する必要があります。しっかり起きているときに比べると飲む量は少ないかもしれませんがミルクを飲ませてくださいね。

授乳しなくてはいけないのに起きてくれないときは、乳首を口に当ててみてください。目を閉じたまま飲んでくれることもあります。

生後1カ月のおもちゃや遊びについて

視覚や聴覚を刺激するおもちゃがぴったり

産まれてすぐの新生児期は「外の世界」に慣れる期間ですが、生後1カ月を過ぎると周囲の刺激をたくさん受けて脳を発達させる時期に入ります。

産まれたときから発達している聴覚に加え視覚も少しずつ発達してくるので、オルゴールの音と一緒におもちゃがクルクル回るオルゴールメリーや、手首や足首にはめるタイプのガラガラなど、視覚や聴覚を刺激するおもちゃが最適です。

手の力がまだ弱いので、おもちゃを手に取って遊ぶのはまだ先になりますが、首を動かして音の方を見たり、おもちゃの動きを目で追いかけたりしますよ。

また、おもちゃをぶら下げたアーチを床に置くベビージムは、おもちゃを見て楽しむだけではなく、足で触って遊ぶこともできます。

スキンシップのとれる遊びが大好き!

生後1カ月の赤ちゃんは声を立てて笑うこともなく表情もはっきりしていないことが多いので、スキンシップをとっても楽しんでいるのか喜んでいるのか分かりづらいですよね。

しかし、皮膚への刺激はしっかり感じていますので、スキンシップを取ることは脳の発達を促す効果があります。ママの情緒を安定させる効果もあるので、ぜひ取り入れてください。

赤ちゃんをきゅうりに見立てて体をなでたりくすぐったりする「きゅうりができた」や赤ちゃんのお腹に口をくっつけて「ぶーっ」と息を吐く遊びは、赤ちゃんが好きな「くすぐり」の要素が入っているのでおすすめです。

ただし、スキンシップ遊びをするときは赤ちゃんの体を大きく動かしたり、激しく揺らしたりしないように注意してください。

赤ちゃんの様子をみながら楽しもう

赤ちゃんと遊ぶときは決まった時間に遊ぶのではなく、赤ちゃんの機嫌がよいときや赤ちゃんが眠たくないタイミングを選びましょう。

赤ちゃんによって個人差がありますが、授乳やおむつ交換のあと、お風呂のあとは比較的機嫌がよいことが多いようです。おむつを替えたときや着替えのあとに足を持って動かしたり、ベビーマッサージ感覚でお腹や背中を撫でたりする遊びを取り入れてもよいですね。

授乳後に遊ぶときはミルクを吐き戻しやすいので注意が必要です。特に腹ばいになる遊びや足を高く上げる遊びなどは避けてくださいね。

また、赤ちゃんの反応が普段より鈍いときは「眠い」か「体調が悪い」のどちらかです。体温などに問題がなければ、そのまま寝かせてあげましょう。

お出かけデビューができる生後1カ月

1カ月健診で許可がでれば外出できる

生後1カ月になると病院で1カ月健診を受けることになりますが、このときに特に問題がなければ自由に外出できるようになります。

しかし、病院で許可が出たとしても急に何時間も外出できるというわけではありません。生後1カ月の赤ちゃんは新生児に比べると病気への抵抗力と体力がついていますが、まだまだ感染症などの病気にかかりやすく、疲れて体調を崩しやすい状態です。

また、ママの体も慣れない育児や睡眠不足で疲労が溜まっています。産後の回復が順調だとしても、外出先で貧血やめまいを起こしてしまうかもしれません。

外出許可が出ても長時間の外出や遠出、人混みは避けるようにしましょう。また、最初のうちはパパに付き添ってもらうと安心ですね。

少しずつ無理のない範囲から始めよう

1カ月健診で外出許可が出たら、最初から長時間の外出をするのではなく日当たりのよい窓辺で日光を浴びたり、ベランダで過ごしたりする「外気浴」から始めましょう。

外気浴に慣れたら5分くらい外出し、5分ずつ時間を延ばしていきます。ただし、外出は長くても1時間までにしておきましょう。

外出するときは授乳の直後やおしっこなどのタイミングを外してください。授乳から30分経ったくらいのタイミングならミルクを吐き戻す心配もなく、安心して外出できます。

また、赤ちゃんのお散歩は毎日欠かさずしなくてはならないというものではありません。極端に暑い日や寒い日、雨や風が強い日、ママの体調が悪い日は無理をせず、お家で過ごしてくださいね。

外出するときは持ち物や服に気を付けよう

生後1カ月の赤ちゃんは新生児に比べると体温調節能力が発達していますが、大人や幼児に比べるとずっと未熟です。体が小さく外気温の影響も受けやすいので、外出するときは寒さ、暑さ対策が重要です。

春と秋は長肌着の上にカバーオール、夏は短肌着の上にカバーオールを組み合わせ、肌寒くなったときや冷房が利いているときに備えておくるみなどを用意しましょう。

冬は春秋の服の上にベストやおくるみを合わせ、屋内では脱がせて調節してください。

また、外出のときは母子手帳と健康保険証、乳児医療証を携帯しましょう。ある程度長い時間外出するときは、おむつとおしりふき、ゴミ袋、赤ちゃんの着替え、授乳やミルクの準備もあると安心です。
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