フォローアップミルクで体重は増える?離乳食とうまく併用する方法
フォローアップミルクがあるのは知っていても「いつ使えばいいの?」「食事の代わりに与えても大丈夫?」など、使い方に悩んでいるママは多いかもしれませんね。ここでは、育児用のミルクとの違いはあるのかや活用方法、取り入れるときに注意することなどをご紹介します。
フォローアップミルクってどんなもの?
育児用ミルクとは成分や役割が異なる
それに対してフォローアップミルクは、離乳食だけでは足りない栄養を補助するものです。色々な食材をしっかり食べられるようになるまでは、タンパク質やカルシウム、脂質、鉄分などの栄養を補うために活用しましょう。
赤ちゃんは離乳食が始まるまで、ミルクや母乳から必要な栄養を摂取しますが、乳幼児期は大人になるまでの体の基盤を作るのに大切なときなので、栄養をバランスよく摂取することが大切ですよ。
離乳食が1日3回になってから取り入れる
先ほどご紹介したように、育児用のミルクとは違ってフォローアップミルクは足りない栄養を補うものなので、離乳食が1日に3回になってから始めるとよいでしょう。赤ちゃんは生後5~6カ月ごろから離乳食が始まり、生後9~10カ月ごろには1日に3回離乳食を食べられるようになります。
始めるときは、1日の授乳のうち1回くらいからにしましょう。味が育児用ミルクとは違うので、少しずつ味に慣れるようにゆっくり練習することが必要ですよ。
コップやベビーマグのトレーニングにも
生後9カ月ごろになると手指や力加減も発達してきて、物を上手に持てるようになります。コップやベビーマグなども上手に持てるようになる月齢なので、フォローアップミルクを入れて練習するとよいですよ。
哺乳瓶ばかりで飲んでいると、成長してからもコップなどを渡しても赤ちゃんが嫌がる場合があります。フォローアップミルクを取り入れるタイミングで一緒に練習してみると、赤ちゃんが「これは何?」と興味を持って使い始めることも多いようです。
フォローアップミルクと子どもの体重の関係
体重が増えにくい原因を探ることが大切
体重が増えにくい場合は、その原因を探してみましょう。たとえば、離乳食の食べる量が少ない、食べる量は減っていないけれど歩けるようになって運動量が増えた、以前より動きが活発になった、ミルクの飲む量が減ったなど、様々な理由で赤ちゃんの体重が増えないことがありますよ。
病気が原因で体重が減ることもあるので、様子がおかしいときは病院に相談しましょう。
鉄分などの不足ならフォローアップミルク
鉄分が不足すると、鉄欠乏症貧血になる赤ちゃんもいますよ。鉄分が豊富なレバーや赤魚などを離乳食で与えられていない場合は、鉄分が豊富に含まれているフォローアップミルクを活用しましょう。
牛乳は月齢が低いときに飲むとアレルギー症状を引き起こしやすいため、ママは不安ですよね。鉄分以外にカルシウムなどもフォローアップミルクは豊富に含まれているので、牛乳を始める前に活用するのもよいですね。
食事量が少ないなら育児用ミルクやおやつを
食事量が少ないまま進めてしまうと、1日に必要な栄養が摂れないまま赤ちゃんが成長してしまいますよね。先ほどご紹介したように、乳幼児期(特に3歳ごろまで)の食事はこれからの体の発達に大切です。
離乳食や完了食が十分に食べられるようになるまでは、赤ちゃんのペースに合わせてミルクやおやつなどを調整していきましょう。