添い乳の注意点を知ろう!赤ちゃんやママが受けるリスクについて
添い乳は寝かしつけが楽だと聞くけれど、危なくないかな?と不安を感じているママもいるのではないでしょうか。今回は添い乳をするときに注意したいことや、添い乳したまま寝てしまったときのリスクについてご紹介していきたいと思います。きちんと理解して今後の子育てに役立ててくださいね。
添い乳で赤ちゃんが受けるリスクや注意点
虫歯になりやすくなる
母乳の中に含まれる糖分が虫歯の原因だと考えられがちですが、そうではありません。歯が生え始めると離乳食を食べ始めます。
そのため、口の中では細菌が繁殖しやすくなります。つまり、添い乳をして眠ることは、歯磨きをしないまま眠りにつくことと同じため、結果として虫歯になりやすくなるということにつながってしまうのです。
添い乳を行う場合は、離乳食を食べた後にかならず歯磨きをして、虫歯を予防するようにしましょう。歯垢を落とすように丁寧に行えば虫歯のリスクも軽減しますよ。
中耳炎になる恐れがある
赤ちゃんがおっぱいから口を離したら、できるだけおっぱいを赤ちゃんの耳から離すようにすることでリスクを軽減することができます。さらに添い乳をして赤ちゃんが眠った後に、赤ちゃんの耳に母乳が垂れていないか確認しましょう。
特に生後6~20カ月の赤ちゃんがなりやすいといわれています。早期発見が難しく、1度なるとなかなか治りにくい病気です。赤ちゃんは症状を訴えることができないので、中耳炎にならない配慮をしてあげましょうね。
添い乳なしでは寝られなくなる
ママのおっぱいがないと眠れないと、パパにお願いしたくても眠ってくれないということもしばしば起きてしまいます。「ママのおっぱいがない!」と、そのたびに泣かれては、ママも疲れてしまいますよね。
添い乳が癖になってしまった場合、早めに寝かしつける方法を別のものに変える必要があります。大きくなってから変えようとしても、眠りが浅く、数時間おきに目覚めるようになってしまいます。
添い乳でママが受けるリスクや注意点
乳腺炎になるリスクがある
こっちの方がよく眠るからと、あげるおっぱいが偏っていませんか?常に同じ方のおっぱいをあげていると、飲み残した母乳がおっぱいに溜まって、そこから乳腺炎になるリスクが高まってしまいます。
また、添い乳では座った姿勢での授乳に比べ吸い方が浅くなってしまうことも、乳腺炎になりやすい原因といわれています。一度乳腺炎になったことがあるママは特に再発しやすいので注意してくださいね。
ついつい楽な姿勢を選んでしまいますが、ママの体のことも考えると、左右まんべんなくおっぱいを吸ってもらうようにしましょう。
睡眠不足になってしまう恐れがある
赤ちゃんが目覚めるとママも一緒に起きなければならないので、次第にママも寝不足になってしまうかもしれません。日中の子育てや家事の疲れを夜にぐっすり眠ってリフレッシュしたいですよね。
もし赤ちゃんが夜中に起きる回数が増えてきたと感じるようになったら、入眠儀式を早めに違うものに切り替えていきましょう。もちろん夜中に起きる回数も赤ちゃんによって個人差があります。ママが負担に感じてきたら、検討してみてくださいね。
腰痛などの関節痛に悩まされる可能性がある
ほかにも、同じ姿勢を取り続けるため、肩や首、手首に痛みを感じていませんか?添い乳をした姿勢でそのままママも眠ってしまうと、朝起きたら寝違えてしまったということもあります。
子育てを行うママの体が朝から不調では元も子もありませんよね。朝からすっきり過ごせるように、寝るときの姿勢には注意していきたいですね。
また、歪んだ体を整えるために子育ての合間にストレッチや柔軟体操を取り入れてみましょう。添い乳をするときはママの体もいたわってくださいね。